この世の中は経済と人間関係をちゃんとやらないと神様から怒られるようにできてんだよ。
悟りとは、周りの人への笑顔と言葉
目の前へのことから逃げずに、自分自身の人生を生きることが、最高の修行なんです。
断食をしたり、的に打たれたりするだけが修行じゃないんだと、一人さんも言います。
「座禅をしてる人のことを悪く言うつもりはないんだけど、山にこもって座禅をしてるよりは、町に出て、笑顔で人に接した方がいいね。
あれも修行だけど、これも修行なの。
どんなに高尚な悟りを開いたとしても、最後は周りに親切にするしかないの。
周りに対して親切にしない人がどれだけ悟っても意味ない。
だから、悟りとは笑顔と言葉だね。
そして、このような理屈がわからなくても立派な人はたくさんいるんです。
どんな宗教も信じたことない、座禅もやったことない、精神世界も学んでいなくても、笑顔の人や親切な人はいるんです。
こういう人は天国に行く人です。
宗教に入るか入らないかを問題にするのは宗教家だけなんです。
神様はそんなことどうでもいいんです。
神様は生まれたことに感謝する人間、周りの人に親切にする人間、笑顔でいる人間が大好きなの。
回教徒でもキリスト教徒でも何でもいいの。
いい人って共通点があるの。
いつも怒ってていい人っていないよね。
いつも怒った方がいいって教えもないの。
だから、どこの国でもいい人の共通点って同じなんだよね。
だからみんなで、それに近づけたらいいよね」
宿題はやらないと怒られる
昔から一人さんは、「困ったことは起きないんだよ」と言います。
それは、「困ったことが起こった時は、そのことを学びなさいという、サインなんだよ」ということです。
そのサインに気づかなかったり、気づいても問題解決しようとせず、ほったらかしにしているとどうなるかということを、一人さんはこう話してくれました。
「人は人間関係と経済を学ばなくてはいけないんだよって言ってきたんだけど、物事がうまくいかない時は必ず、この2つをうまくやっていない時なんです。
困るということは、やらなければいけない時にやらないから困るの。
それで人生の目的が経済と人間関係だとしたら、このことをちゃんとやってると困らないの。
宿題もやっていかないと怒られるよね。
やっていて怒る先生はいないんです。
昔、『軍人勅諭』って言うのがあって、軍隊に入ったら必ず覚えさせられるの。
そして、それを暗唱できないと毎日殴られるんです。
だからみんな、それをトイレで覚えたり、泣きながら覚えたり、大変だったの。
そのことを俺は小さい時から、軍隊に行ってた人に聞かされてたんだよね。
それを聞いて、20歳になったら軍隊に入るって決まってるのに、しかもそれが親の代から決まってて、覚えなければ殴られるって事が分かってて、それでも覚えないでいくっていうことはすごいことだなって思ったの。
事前に覚えていけば、殴られずに褒められるのに、だから俺は子供心に、この人たちはすごい人だなって思ったんです。
それと同じで、経済と人間関係をちゃんとやらないと神様から怒られるようにできてんだよ。
だから、常にそれをきちっとやっていればいいんだよ。
サラリーマンだったらお給料の中からちゃんとやりくりする。
会社の社長だったら、小さい会社でも続かなく支払えるようにやるとか。
上に行けば行ったなりの学びっていうのがあるの。
それを筒がなくやればいいんだよ。
『大儲けしろ』って神様は言ってないの。
要するに、あなたの収入の中で筒がなくやればいいの。
収入がたりないんだったら奥さんがパートに行って働くとか、やれる事ってたくさんあるんだよね」
神様の修行からは逃れられない
逃げることと、やらないことは違います。
だから、嫌な人が現れても最初から逃げるのではなく、できる限りその人といい関係が結べるように努力する。
それでダメなら逃げれば良いのです。
しかし、逃げようとしても逃げられない時があります。
そんなことが起こった時、それは「神様からのお知らせ」なんだよ、と一人さんは言います。
「やらなければいけないことから逃れるとどうなるかって言うと、俺流に言えば『神様の出してくれた修行から決して逃れることはできないんだ』ということなの。
『天網恢恢疎にして漏らさず』と言って、天の網は粗いけど、一人も漏らさないんだよ。
それで、そこから逃げようとすると、別の不幸とか苦しいことが起こるようになってるの。
さらに言えば、それは不幸とか苦労が来たんじゃないんだよね。
『このままじゃいけないよ』っていう、神様からのお知らせなの。
『あなたの行き方はこのままじゃいけませんよ』っていう、神様からのメッセージなんです。
だから、その間違った行き方を直せば、問題はなくなるの。
不幸や苦労がいつまでも続く人っていうのは、それを直さないからなんだよ。
神様からのお知らせに耳を貸さずに、『俺は間違ってない』とか、『私は正しい』と思い込んで、直そうとしないからいつまでも続くんだよ。
俺に言わせれば、あなたが正しかったら、なぜ苦労してるんですか?ってことなの。
そういう人は、苦労しても、苦労しても、苦労の先には成功があると信じたいだけなの。
でも、苦労は間違っているから起こるんです。
神様が『あんた、間違ってるからよしな』って教えてくれているんです。
それを、苦労の先には成功があると思い込んでいること自体が間違いなんだよ。
間違いを続けてたら、いつまで経っても正しい答えは出てこない。
それより人は、態度を変えてみるとか、言葉を変えてみるとか、か、、生き方を変えて、正しい答えを出せるようにしないとダメなんだよ」
中には「こういう人が出てきたらどうするんですか?」とか、「こういう場合はどうするんですか?」とか、いちいち聞いてくる人がいますが、こういう人も基本的に、逃げているんです。
逃げたいから、できない理由を探してあれこれ聞くのです。
問題から逃げていては、いつまでたっても解決することはありません。
それより言葉でも態度でも、とにかくできるところから、少しでも変えていくようにしましょう。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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