将棋や碁の盤を支える足は『くちなしの花』の格好をしているんだけど、 それって、四隅にいる人は口を出してはいけませんよ、という ことなの。
「 例えば、オレは『有名になりたくない』ほうなの。
だからって、人の定めに口出したくはないんだよ」
いつだったか、ひとりさんとドライブを楽しんでいる時に、
『 夢』について喋ったことがありました。
それはどんな話だったのかと言うと、一人さんはまず「人は花なんだよ」って言ってたんです。
「花というのは、まず 大地に種がこぼれ落ちるんだよな。
その後、 芽吹きの時が来たら自然と芽が出て、 葉っぱが出る時期には葉っぱが出て、時期が来るとまた自然と花が咲く。
人間もそれと同じなの。
流れに沿って、自分に起きてくることに 淡々と対処していくと、その人、その人の花が咲くようになっているんだよね。
恵美子さんは 恵美子さんの花が咲くし、一人さんは一人さんの花が咲くようになっているの。
自分の花の種が、一人一人の中に植えられているからそうなんだよね。
菊の種を植えておきながら、 バラの花が咲くことはないんだよな。
わかるかい?
農家の方が菊の種に『 あなたはバラになれ、 バラになるんだ』と言ったって、 バラにはならないの。
『自分が子供の頃、周りの環境がどうだった、こうだった』と言ったって、 あなたの中には種があって、時期が来れば花が咲くの。
何を言いたいのかと言うとね。
人間、 何の努力もしないのも良くないけど、 そんな ド 外れた努力はする必要がないんだよね。
全くがんばらなくてうまくいかないこともあるけど、逆にがんばりすぎ、 がんばらせすぎた結果、 うまくいかないことも、たくさん、あるんだよね」
一人さんの話を聞いていて「あぁ、確かにそうかもな」と思ったのは、 例えば、こんな話をよく聞いたからです。
子供が「サッカー選手になりたい」と言って、一生懸命、練習をします。
周りからも「筋がいい」と言われると、親としては「子供の夢を叶えてやりたい」と思っちゃう事ってありますよね?
ところが、どんなに一生懸命やっても、思った通りにいかない・・・・・・ということもあるでしょう。
その時に、子供の方が先に諦めて、 親が「何で、 途中でやめちゃうの、がんばりなさい」とか言ったりすることがあると思うのですが、後になって振り返ると「うまくいかなかって良かった」ということも少なくないようです。
例えば、 プロのサッカーチームに入れたとしても、そこで成功するかどうかは分かりません。
途中で、「自分は別の道に進もう」ということになって、その道で才能を開花した、というケースも結構あるものです。
「だから、うまくいかないことって、後からよく考えると、本人に合わないことをやらせたり、やっていたりすることが多いんだよね 。
植えたのは コスモスの種なのに、ひまわりの花を咲かせようとする、みたいな間違いをね。
夏なのにひまわりの花が咲かないのはおかしいって、こうしなさい、 ああ しなさい、 目いっぱい 努力させるけど、やっぱり咲かないんだよ。
当たり前だよな、 植えたのは コスモスの種 なんだから。
そうやって考えると、自然の摂理にのっとって起きてくることに間違いはないね。
うまくいかないのは、努力が足りないか、 努力のしすぎ・ させすぎ、 どちらかだね。
中でも、 意外と多いのは『努力のしすぎ・ させすぎ』かもわかんないね」
そう語った後に、一人さんがぽつり「 恵美子さんの種は『有名になる』だな」って言ったんです。
この時、 私は一人さんが何を言っているのか、よく分かりませんでした。
というのは、当時の私は、 まるかんの仕事を始めたばかりで、1人さんが開発したサプリをどうやって広めようか、 そのことで頭がいっぱいだったからです。
何より、私は子供の頃から「想像もつかないぐらいのお金持ちになりたい」という夢を持っていました。
だから、私は心の中で「もう、一人さんったら、何を言ってるんだろう?」なんて思いながら、一人さんの話を聞いていたのです。
そんな私の思いを知らない一人さんは、 さらにこう言いました。
「恵美子さんの種は『有名になる』だけど、俺は有名になりたくない方 なんだよ。
だからといって、人の定めに口出しをしたくないんだよ、オレは。
オレはオレの花が咲けばいいんだよ。
恵美子さんは、 恵美子さんの花が咲けばいいの。
いずれにしろ、 人はみんな、自分の種が作り出す道に沿っていくと、うまくいくし、 幸せなんだよね」
そういう話をした 何年かあと、一人さんの処女作『 変な人の書いた成功法則』をプロデュースしたご縁で、 本を読むのが苦手だった私が本を出版することになりました。
そして、 読者の方やご縁のある人たちから「 恵美子社長の話を聞きたい」「 講演会していないのですか」 という 嬉しい声をいただき、公園活動を開始しました。
このように 私は『1つ上の次元』のことにチャレンジし続けていました。
その結果、 最近、街中で「柴村さんですよね、 YouTube 見てます」と声をかけられるようになったのです。
一人さんが言った通りの展開になり、びっくりコーンの私の中でした。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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