調味料重視が健全な食生活への近道
調味料を見直してみたらどうですか
母がイタリアのパスタ料理はバランス感覚が抜群だと褒めていましたが、その割にはイタリア人って全般的に太っていますよね。
あれはドルチェの食べ過ぎが原因でしょ。
食後に食べるドルチェ(デザートに食べる甘いお菓子)の量が半端じゃありませんから。
私は、佐藤に中毒性がある証拠だと思いますね。
一度血糖値が上がってしまうと、下げるのを体が拒否するのでしょう。
砂糖でも、精製しない黒砂糖ならば、ミネラルたっぷりで、もちろんカルシウム、マグネシウム、カリウムなども多く含んでいるから、多少取りすぎたとしても、燃焼しやすいし、事実神経のバランスを取る性質があるので、あまり体を冷やしません。
血糖値の上昇も緩いです。
それを生成して余分なものを取り除いて純粋なものにすればするほど、人間の体にとっては不自然なものになります。
佐藤汁を3度に詰めて作られる三温糖ならば中間ですが、完全に生成されたグラニュー糖になれば炭水化物のみになってしまうのです。
前置きが長くなりました。
最近私は、「調味料にお金を使ってください」とうちに来られるお客様に勧めています。
なぜかと言うと、食料に比べて、調味料にお金をかけるのは大した出費にはならないからです。
例えば牛肉ですと、バラ肉と最上級サーロインではとてつもない価格差があります。
しかし、お塩の一番安いのと高いのでは、そんなに差はつきません。
しかも、料理に使う量が少ないこともあって、1回に計算すれば、その差は微々たるものです。
でも、そこで取り除かれてしまったミネラルが入っているかどうかの影響は大きいのです。
お砂糖もそう。
上白糖を使うのと、黒糖を水に溶いて蜜を作って使うのとでは、体に与える影響は違います。
油も同様です。
普通のサラダ油と最上級のごま油の価格差は、せいぜい2倍でしょう。
お酢も、醸造アルコールを使ったお酢と米酢ではやはり違います。
米酢はアルコールが少ない分クエン酸やアミノ酸が多いわけですからね。
その違いははっきり体調に現れます。
できるところから少しずつ始めるために、調味料からスタートするのがいいかと思います。
お袋の味の秘密
先ほどの調味料の頃で何か忘れてはいないかと、皆さんから指摘されるかもしれません。
そう、調味料の中に味噌を入れてなかったからです。
ただ、これには理由があります。
味噌は元来、米や大豆や糠などを煮て麹菌を摂取して麹を作りますが、現在市販されている溝のほとんどは保存優先のため、体を元気にする、味噌の命と言われる麹菌が死んでしまっているからです。
産地に行って分けてもらえば数日間は大丈夫でしょうが、私たちがいつも麹が生きた味噌を使うことは難しいと言えます。
でも、麹に問題があるにせよ、日本人の食生活に味噌汁は欠かせません。
ある著名な料理家の話を聞いていたら、「いわゆる日本人が感じるお袋の味というのは、アミノ酸の味を指すのです」と言われていました。
アミノ酸成分20%の味噌がお袋の味なのは、当然といえば当然なのです。
先ほど、少し高価かもしれませんが、自然の形に近い調味料を使ってくださいと申し上げました。
味噌汁が飲むのであれば、せめてだしは昆布やカツオや煮干しなどミネラル豊富な本物を使ってとりたいものです。
この古来より日本人独特の感性が育んできた味は英語でもUMAMIと表記され、我々に非常に懐かしい味であり、ほっとする味だと思いませんか。
そして、その際使うお水にもこだわりたいですね。
ただ、味噌汁の出汁を化学調味料で済ませる過程が増えているのは残念と言わざるを得ません。
ちなみにUMAMIを本物の味と体に覚えさせられるのは小学生時代までだと言われています。
我々は味噌汁をもっと見直すべきではないでしょうか。
地元で取れた旬の食材たっぷりのロシアのボルシチ、オランダのポトフなど、どの国のスープ料理もスーパーメニューなのですから。
味噌汁には日本人古来の知恵が込められている
斎藤一人さんの話を纏めました。
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