健康でやつれている人はいない
ダイエットと健康は違うもの
痩せれば健康になれるとか、太っていなければ問題ないなどと思いがちですが、その辺りも、結局はバランスの問題につきます。
まず、痩せれば健康になれるという認識は厳密に言えば間違っています。
逆に健康であれば、あまり見苦しい形にはならないということです。
確かに、健康とダイエットは延長線上のものであると言えるのですが、ダイエットを先に持ってきてしまうと、勘違いを起こしやすくなるようですね。
ただ、健康=美しいということはあるはずです。
健康=肥満だとかスタイルが崩れているとかは考えづらいことですから。
あくまで元気とか体調の良さに観点を置いて、食事を取るようにすれば、見た目は勝手に綺麗になっていくものなのですよ。
だから、「健康のために痩せなさい」という言い方を、私はあまり好きではありません。
それならば、あえて「痩せるために健康になりなさい」って言って欲しい。
あるいは、「綺麗になるために健康になりなさい」っていう風な考え方をしてほしい。
一人さんが苦笑いをして教えてくれました。
「かんちゃん、痩せていれば美しいかといえば、それは全く違うんだよな。
実際はやつれちゃっているのにさ。
それに気づかない女の人って本当に多いんだよ」
ちょっとした意識の捉え方一つ変えてもらえれば、やつれた女性はグンと減っていくはずなのです。
女性の場合、結局、同性の目を意識してダイエットしている気がします。
あの人より私の方が痩せている、太っているという意識でダイエットに励んでいるのであって、あまり、男性にモテるためにダイエットしているわけではありませんね。
ただ、痩せている女性が好きなのは男性でも一部の人だけなのですね。
脚の太い女性やお尻の大きな女性が好きな男性もいますし、本当は、素肌のつやとか、白目の綺麗さとか、歯茎の健康さとかの方に魅力を感じているのです。
漢方は病気になりにくくするために備えるもの
西洋医学とは言うまでもなく、「病気になってから治す」のがメインです。
だから、もし、あなたが西洋医学のお世話になりたければ、あなたが病気になるしかありません。
あなたが確実に西洋医学があって良かったと感じる時は、あなたが体を壊している時に他なりません。
逆説的に言えば、病気になってから我々はお医者様にかかるわけで、病気にならないために、普段お医者様の助けを借りることはないはずです。
そこは考え方なのですが、病気にならないために体に投資した方が得と考えるか、病気になった時に供える方が得と考えるか、どちらでしょうか。
私たちが漢方や食事療法をお客様に勧めているのは、今、日本人がかかる病気のほとんどが糖尿病、高血圧、心臓疾患、脳梗塞など、大抵は発病してからでは大変な病気が多いからです。
その前にならないように注力しなければなりません。
よく一人さんがため息交じりにこう言います。
「これは皮肉でも何でもないんだけどさ、いくら保険料を支払っていても、生命保険が役に立つ時は、病気になった時か、死んだ時なんだよね」
ということは、必ず体が悪くなっていないと、保険は役に立たないということです。
つまり、いい状態を保つためには役に立たない。
今まで成人病と呼んでいた名前が、生活習慣病に変わりましたよね。
生活習慣のために糖尿病や高血圧、肝臓病などが子供にも若者にも増えてきて、「成人病」という呼び方自体が成立しなくなってきたからでしょう。
その生活習慣をどうやって「病」にしないかが、これからの現代人にとって大テーマになります。
これは薬や手術ではなくて、習慣を改善しなければいけないのです。
それにはやはり食習慣やライフスタイルを考え直すしかありません。
それが一人さんや私たちの基本的な考え方なのです。
中国の人たちも同じように、健康維持のために漢方や食事を重視しているようですね。
戦争で傷ついたり、伝染病が蔓延しているようなシチュエーションであれば、絶対に西洋医学が必要です。
これは薬で治すしかないのだから、西洋医学に頼るしかありません。
でも、今の日本人を苦しめているのはほとんどが生活習慣病なのだから、そうなってからお医者様のお世話になるよりは、ならないように学ぶか、あるいはもっと健康であり続けるために投資すべきでしょう。
そういう時代になってきたのだと思います。
いかに 健康維持するかが大切な時代である
斎藤一人さんの話を纏めました。
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