私たちがいているのは「今だけ」だよ。
昨日は「過ぎた今日」、未来は「これから来る今日」なの。
今日この24時間を生きればいいの。
今日一日を無事に生きれば、それでいいの。
分かりますか?
「今日一日を無事に生きればいいだけなんだよ」
以前は学校が終わるとすぐ家に帰ってゴロゴロしていた私ですが、体調が良くなってからは学校帰りに寄り道ができるようになりました。
ただし、短大に入っても、友達を作る気にはなれません。
当然、寄り道は1人っきりです。
ショッピング街をぶらぶらして、疲れたらファーストフードのお店でジュースを飲んだり、ビルの屋上にある憩いの場合へ行って町並みを見たり。
そんな「1人時間」を楽しんでいました。
そんなある日のこと。
母と二人で店にいたら、一人さんがやってきました。
見るからに優しそうな女性を連れて。
すると母が、
「裕子ちゃん、こちらの女性、みっちゃん先生と言ってね。
一人さんの古くからのお知り合いなの。
最近、一人さんとうちの店に来てくださってるね」
私は女性客に会釈すると、階段の方へ向かいました。
「ごめんなさいね、人見知りが激しくて・・・・・・」
謝る母に女性客は、
「私のことは気にしないでいいのよ。
それより、勝代さん、今日は一人さんが健康のなり方を教えてくれることになってるの」
(えっ、健康のなり方)
興味のある言葉が耳に入ってきて、階段を上る私の足はハタと止まりました。
と同時に、背後から、一人さんの優しい声。
「裕子ちゃん、自分の好きにしていいんだよ」
1人さんたちのいる席から一番遠く離れた席に私が腰掛けると、一人さんは話しを始めました。
では、健康のなり方の話をします。
人間は肉体と精神でできていると、私は言うんです。
肉体は食事から取る栄養素からできているから、食事のバランスを取ることが大事です。
分かりますね。
でも、栄養のバランスだけだと、大抵の人はうまくいきません。
なぜかと言うと、ほとんどの病気は精神、ストレスが関係しているんです。
病気というのは、肉体の問題は2割、8割がストレスです。
ストレス・・・・・・。
人間は、実は、大変な荷物を背負っています。
この背負っているものを、例えば、100とする。
この100の荷物を分析すると、済んだことが49、これからのことが49ぐらいです。
過ぎたことを背負って、荷物として抱え込む。
それから、まだ起きてないことを取り越し苦労する、ずっと先まで、苦労して背負い込みます。
そうやって、ストレスを山ほど抱え込んでいるんです。
だけど、私たちが生きているのは「今だけ」だよ。
今日一日なんだよ。
昨日は「過ぎた今日」、未来は「これから来る今日」なの。
今日のこの24時間を生きればいいの。
今日1日を無事に生きれば、それでいいの。
分かりますか?
それで、ストレスのほとんどは、言葉で解決できる。
言葉で健康になれるんです。
例えば、自分が「体の調子が最高にいいな」と感じる時が100だとして、今の自分の健康状態は20とか、30だとします。
その時、20か、30でもいいから、
「あぁ~、絶好調!! 絶好調!!」
と言うんです。
そうすると、不思議なんだけど、体は言葉に従うようになってる。
感情は言葉でコントロールすることができるんだよ。
だから、別にいいことがなくてもいいの、自分が思ってなくていいから、
「あぁ~、穏やかだなぁ。幸せだなぁ」とか。
「今日はいい日だ」とか。
そうやって繰り返し言っていると、だんだんとそういう気持ちになってきて、体の緊張も取れて健康になってきます。
だから、言葉って、すごく大切なんです。
言葉で敵を作る人と、言葉で味方を作る人がいる。
言葉で病気を作っちゃう人もいれば、言葉で健康になることもできる。
だから、誰かに「具合、悪そうだね」と言われたら、「いや、私、絶好調ですよ」って。
「絶好調!! 絶好調」と繰り返し言っていると、だんだん、体は絶好調になっていくものなんです。
遅い人だと1ヶ月かかるかもしれません。
けれど、早い人だったら、午前中、調子が悪くても「絶好調ですよ」と言ってると、半日ぐらいで良くなります。
それぐらい、言葉に威力があるんだよ、ということです。
以上で健康のなり方の話を終わります。
ありがとうございます。
一人さんは話をしめくくると、私の方を向いて言いました。
「裕子ちゃん、今の話、どう、面白かった?」
「そうか、良かった。ありがとう」
すると、女性客は、
「一人さん、もう一つ、教えてくれることになってたじゃないですか。
ほら、光の玉から教わったという、あの話。
ねぇ、早く話してくださいな」
母も一緒になって言います。
「その話、私も聞きたいわ。早く聞かせてください」
(お母さんやあの女性客が聞きたがる、光の玉から教わった話って、どういう話だろう。光の玉って何だ?)
すると、一人さんが言いました。。
「私は小さい時から、何かわからないことがあると、寝ている時に光の玉が出てくるんだよ。
それで、光の玉が答えを教えてくれるんです。
これから私が話すのは、光の玉が教えてくれた世の中の仕組みの話なのね。
ただし、信じたくない人は信じなくていいですよ」
斎藤一人さんの話を纏めました。
皆様、いつもご精読ありがとうございます。
お世話になっております。
Youtubeのチャンネル登録よろしくお願いします。
我が儘勝手で申し開きもございません。
上記の赤色のボタンを押してくださいね。
お手数ですが、遠慮なさらずに押して欲しいんです。