心の中は重力のない世界なんだよ。
だから、心の中では、上に行くのも、
下に行くのも、横に這うのも、
皆同じ 努力なんだよ。
人はどこまでも幸せになれる 人生はまだまだ面白くなるんだよ
「曼荼羅は無限の宇宙」って 言うんだよ。
心の世界を「曼荼羅」と呼ぶんだよね。
無限の広さがあるんだよ。
わかるかい？
もっと広げられるんだよ。
もっと上に伸びていけるんだよ。
幸せも楽しさも際限がないんだよ。
心が上を向くか、下に向くかで、
人生は全然、違っちゃうんだよ。
それを、欲を持っちゃいけない。
何しちゃいけないって言うけど、
やっちゃいけないのは法律に反することなの。
ここのお店は、今、お客さんが何人来るか知らないけど、
「もう一人、お客さんを増やしたい」
「 あともう二人増やしたい」
ってやった方が、 仕事は絶対に、楽しいんだよ。
だって、お客さんを増やそうと思ったら
お客さんが喜ぶようなことをしない限り、 絶対、伸びないよ。
お客さんに喜ばれようと思った時、
お店も伸びるんだよ。
仕事はさらに楽しくなるんだよ。
自分も毎日ワクワクするんだよ。
だから、魂が成長している時、
人はワクワクするようになっているんだよ。
「私はワクワクしたいんです」
だったら、上に向かえばいいの。
それを諦めた方が幸せなんだって。
そうじゃないんだよ。
諦めると、無明の世界を横に這うんだよ。
それより、上に向かって伸びていくの。
自分の手足が届く「ちょっと上」がいいんだよ。
ちょっと上、またちょっと上って伸びていくんだよ。
実れば 垂れる稲穂かな、って言うじゃない？
俺は垂れる時季が来たとは思ってないの。
まだ上へ、上へ向かってるの。
商品だって、もっともっと喜ばれる、
いい商品を提供したいの。
本もね、もっといい本を書きたいんだよ。
もっと女性にモテて、男性にモテて、
仕事でももっと喜ばれて、もっと儲かって、
もっと、税金納めれるようになって━。
だから俺の中には「もういい」 何ていうものはないよ。
「もういい」 とか言うこと自体が面白くないんだよ。
わかるかい 人間というのは向上する生き物なんだよ
「向上をやめたら 楽でしょ」 って、楽じゃないよ。
向上してない時が、辛いんだよ。
それを「向上しようとするとつらい」って、 逆のことを思い込まされちゃっているんだよ。
山の頂上を目指して登っていくのが大変だから、
ちょっと上、またちょっと上、って、
自分を進化•向上させていくことが
大変なことのように思うか 山登りと心の中は違うんだよ。
心の中は重力のない世界なんだよ。
だから、心の中では、上に行くのも、下に行くのも、横に這うのも、皆同じ 努力なんだよ。
もっと言うと、
人間、才能って、そんなにいらないんだよな。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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