私だったら、うちの商品をまた買いたいと思うだろうか。
私だったら、私みたいな店員にまた会いたいだろうか。
「お客様のリピート率を上げる方法はありますか」
お店やなんかを経営している人は、お客さんのリピート率を上げるためにいろんな工夫をしていると思います。
でね、みんなそれを難しい問題だと思っているんだけど、実はリピート率を上げるって意外と簡単なの。
ズバリ言いますが、リピーターが少ないお店って、「自分が客だったら絶対行かない」ことをしているんだよね。
掃除が行き届いていないとか、店員の愛想が悪いとか、商品(味)が悪いとか。
そういう原因を無くせば、必ずお客さんはリピートしてくれるようになります。
もし、あなたのお店にリピーターがいないんだとしたら、「自分ですらリピートしたくない」のが、今のあなたのお店です。
家族で月に一回食事に行くとしても、まず行かないのがあなたのお店だってことだよ。
お店を繁盛させたいのなら、難しい集客法何かを考えるよりも、お客さんの身になって考えてごらん。
私だったら、うちの商品をまた買いたいと思うだろうか。
私だったら、私みたいな店員にまた会いたいだろうか。
そうやって、一つ一つ考えるの。
でね、こういうことって親しい人に意見を求めてもダメだよ。
親しい人は愛があるから、あなたを傷つけるようなことは言わないからね。
誰かに聞くよりも、自分自身が一番厳しい目で見てごらん。
常にお客さんの立場になって、「私だったら、このお店にまた来たいかな」って自分自身に問いかけるの。
そうやって気になったことがあれば、すぐに修正・改善すること。
これをちゃんと繰り返せば確実にリピーターは増えるはずだし、お店も繁盛するよ。
「一人さんはどんな風に起業をしたんですか」
一人さんは小さい頃から体が弱くて、病気ばかりしていたんです。
だから少しでも元気になりたくて、昔、自分のために青汁みたいなものを作って飲んでいたの。
そうしたら、「私にも分けて欲しい」という人が出てきて、最初は無料で差し上げていたんです。
お玉ですくってね。
そのうちに、ただでもらうのは悪いからって、みんながお金をくれるようになった。
これが、「銀座まるかん」という会社が生まれた経緯です。
人に喜ばれることをしていたら、会社という形になった。
つまり、人に喜ばれることが先で、起業なんていう現実は後からついて来たんだよね。
それから、私はいつも「人間は考え方も大事なんだ」ということが頭にあって。
人の心と体はつながっているから、どちらかの調子が悪ければ、心身の健康は手に入らないでしょ?
こういう考え方は、今でこそ当たり前になっているけど、昔はそうじゃなかった。
だから、サプリメントや化粧品を販売する時に、この考え方についてもみんなに教えたんです。
それがまたすごく喜ばれて、わざわざブラジルあたりから、テープレコーダーを持って一人さんの話を聞きに来る人まで出てきたんだよね。
で、その録音テープを聞いた人がまた喜んでくれて、「一人さんの作ったものがほしい」って商品を買ってくれるようになった。
私は今まで、商品を買ってくださいという営業は一度もしたことがありません。
それなのに大勢の人がうちの商品を買ってくれるのは、人助けを先にしているからだよ。
先に喜んでもらっているから、「こんな素敵な人の会社の商品だったら買ってみたい」と言ってもらえるんです。
人に喜ばれようともせず、ただ商品だけ売ろうっていうことは通らないの。
それは今も昔も変わらないというか、これからの世の中は、ますますそうなると思います。
だからうちの会社も、もっと人に喜ばれる会社にしていきたいんだ。
そもそも、人に喜ばれると自分も楽しいよね。
だから喜ばれるというところから外れちゃうとだめなの。
どんな会社でもそう。
人に喜ばれる事を先に考えるんだよ。
「お客様へのサービスポイントは重要ですか」
お客さんにサービスする話になると、みんなすぐ、ポイントやおまけをつけるとか、安売りを考えます。
だけど、そういうサービスってタダじゃないんだよ。
こういう誰でも考えつく安易な方法って、全部お金がかかるの。
値段を下げれば、誰かにお客さんに喜ばれる。
でもそれを続けていると、経営が圧迫されて自分が苦しくなるから、お金のかからないサービスをお客さんに来てもらうことを考えなきゃいけない。
と言っても、むずかしいことをする必要はありません。
従業員が笑顔で気持ちのいい接客をするとか、心配りが行き届いているとか、お客さんの良いところを褒めるとかね。
ちょっと考えただけでも、お客さんに喜ばれることってたくさんあるんだ。
ジャンジャンポイントをサービスするお店って、大抵従業員の顔に笑顔が足りないんです。
ポイントに頼り切っているの。
水族館や遊園地みたくお金をかけた豪華なレストランが、閑古鳥が泣いてるって事もよくある話です。
魚や内装に頼っているお店って、一回で飽きられるから、リピーターになってもらえないんだよね。
だからすぐ経営が傾いちゃうの。
もちろん、内装が豪華で、従業員のサービスやお店の雰囲気も最高のお店だったらお客さんに喜ばれて大繁盛するだろうけど、張りぼてのお店はお客さんにすぐ見破られるよ。
ディズニーランドのミッキーマウスを見てごらん。
ものすごい笑顔でしょ?
あんなネズミは、どこを探してもいないよね。
ドナルドダックだってさ、あんなに目が大きくて可愛いアヒルはいない。
何が言いたいんですかって、あなたの顔も最高の笑顔に変えなよって。
ネズミはアヒルですがあそこまで変わるの。
あなたもがんばれば、別人みたく変われるよね。
芸能人だって、目の小さい子が一生懸命メイクして大きな目に見せて笑っている。
それがすごく可愛いから、みんな応援したくなるんだよね。
ポイントなんて配らなくても、お客さんがひっきりなしに会いに来てくれるミッキーマウスや芸能人を見習って、自分を改善してごらん。
すごく喜ばれるから。
ポイントをつけよう、おまけをつけよう、値引きしようっていうサービスしか思いつかない人は、自分の顔に頼っていないの。
心に頼ってない。愛に頼ってない。
で、それが恥ずかしいことだって気づいていないんです。
女性だってさ、惚れた男がいるのに、ポイント欲しさによその男になびくかい?
最初はついふらふら行ったとしても、やっぱり人間の魅力に勝てるものはないから、最後は惚れた男のもとに絶対戻ってくるよ。
魅力があればポイントや値引きに負けることはない。
絶対に勝てるんだ。
「仕事をする上で目指すべきことは何でしょう」
仕事ってね、社長も会社員も関係なくて、とにかく喜ばれる存在になることを目指さなきゃいけないの。
会社員だったら、同僚や上司、会社に喜ばれる従業員になること。
社長だったら、従業員やお客さんに喜ばれる会社を作ること。その追求なんです。
上には上があるから、「ここまでやればおしまい」ということはないんだよね。
生きていれば、うまくいかない時もあるし、嫌なことだってある。
だけど、愚痴や泣き言を言わず、「色々あって当たり前」って笑いながら乗り越えるの。
落ち込んでばかりいても人に喜ばれないし、自分の波動を下げるだけで、いいことなんてひとつもないからね。
そうやって喜ばれることが成功の道で、そこから外れない限り絶対うまくいくんです。
そこから外れない限り絶対うまくいくんです。
線路をどんどん進めば目的地の駅に着くように、喜ばれることを先にすれば、必ず成功という目的地にたどり着けます。
喜ばれる人間になる、喜ばれる商売をする、喜ばれる社長になる。
そこを踏み外さないように進めば、間違いなく幸せになれるよ。
喜ばれながら暇になる店はないし、喜ばれながら潰れる会社もないんだ。
超一流のホテルやレストランって、ものすごく高いよね。
だけど、たくさんのお客さんに喜ばれています。
それはなぜかと言うと、「他所より高くてもここがいい」という魅力に溢れているからです。
高くてもあそこで買いたい、遠くてもいいからあなたから買いたい。
そう言われるくらい、とことん自分を磨いてごらん。
もっと笑顔を磨いてごらん。
そうすれば、どんな高級店でもお客さんはひっきりなしに来てくれるからね。
保険やなんかの営業だって、どうせだったらいい人に仲介してほしいよね。
だったら、お客さんが思わず他の人に紹介したくなるような、喜ばれる営業マンになればいいんです。
あなたが最高に魅力的な人だったら、お客さんが勝手に「絶対あの人から買ったほうがいいよ」って口コミで広げてくれるからね。
斎藤一人さんの話を纏めました。
皆様、いつもご精読ありがとうございます。
お世話になっております。
Youtubeのチャンネル登録よろしくお願いします。
我が儘勝手で申し開きもございません。
上記の赤色のボタンを押してくださいね。
お手数ですが、遠慮なさらずに押して欲しいんです。