「興奮しないこと」が、幸運を引き当てるカギ
伸ばされた沢山の手から、正しい手をつなぐために
息子の貫太が、大学に行かずにまるかんの仕事をすると言った時、高校の進路指導の先生にものすごく反対されたそうです。
「斎藤一人って誰だ? お前は騙されてる!!」
確かに、先生の立場からすれば反対するのは当然です。
その高校は超進学校でしたし、貫太自身、成績も決して悪い方じゃありませんでした。
しかも、その時は、まだ一人さんが日本一のお金持ちになる前でしたから、なんで大学に行かずに海のものとも山のものとも分からない仕事をするのかと思ったのでしょう。
でも、貫太は落ち着いてこう答えたそうです。
「僕が先生の立場だったら、絶対にそう言うと思う。
僕の話だけを聞いたら、騙されているとしか見えないのは当たり前です。
だから、すごくよくわかります。
ただ、普通ならそうだろうけど、小さい頃から一人さんをずっと見てきて、そうじゃないと思うんです。
僕の人生ですから、僕の勘で行きます」。
これって、実は、人が騙されているかいないかの、チェックポイントだと思うんです。
人生の大事を選択する時に、落ち着いていられるか、それとも不安を感じているかって。
例えば、貫太が、反対する先生に対して、「そんなことないよ!! 騙されてなんかないよ」って興奮したとしたら、多分、心に不安があるから興奮していると思うんですね。
相手の言葉にムキになってしまう。
こういう時に、相手の話を落ち着いて聞けているか、また、自分も落ち着いて話ができるかというのは、1つのバロメーターになると思います。
世の中には、いくらでも上手い話が転がっています。
中には、騙そうとする人、甘えてくる人、厄介ごとを持ち込んでくる人もいる。
でも、怖がって誰とも手を繋がなかったら、永遠にそのままです。
うまい話のどれかに乗るから成功できるのであって、「いいご縁」が「とんでもないご縁」に紛れているのです。
誰だって、たくさん伸ばされた手の中から、正しい手だけを繋ぎたい。
でも、それができないから大変なのです。
だから、嘘や騙しに引っかかる人が多いのです。
この人と手をつなぎたいと思ったら、まず、よく見ること。
そして、興奮しないことです。
どこにも不安がなくて、直感が働いたら、動いてみればいい。
これは、自分から「この人だ」と思った相手に、自分の手を伸ばす場合にも言えることです。
一人さんと出会った人は、それこそたくさんいたでしょうが、実際に手を繋いだ人は10人しかいなかった。
そう考えると、私は「最高にいいご縁」を引き当てたんだなと思います。
一人さんと出会った時、鳥肌が立った!!
初めて一人さんに出会った時、一人さんは、まさに「変な人」でした。
一方、当時の私は、「もっと豊かになりたい」が口癖でした。
経済的にもそうですが、心も含めて豊かになりたい、お金持ちになりたいって、周りの人の耳にタコができるぐらい行っていたんです。
そういう時期に現れた人の中で、「あっ!!」と思ったのが一人さんです。
みんなが、「あの人はおかしい」って言っていましたが、私はそうは思わなかった。
それは、私の直感と言っていいと思います。
一人さんに会った時、なぜか全身鳥肌が立ったんです、ゾワッと。
人間には鳥肌が立つ時って2種類あって、怖いか、ワクワクしているかのどっちかですよね。
何か怖いものを見るか聞くかして、身の毛がよだつ鳥肌の立ち方と、「よくわからないけど、これはえらいことになっちゃうぞ」って、良い意味でゾクゾクする時と。
でも、鳥肌が立った本人は、一瞬、どっちかわからない。
よく、男の人と初めて会って、ドキドキしたとか、クラクラしちゃったとか言いますが、もしかしたら、この人には近づいちゃいけないっていうセンサーが働いた、怖い方のめまいかもしれない。
それを、恋に落ちたと錯覚する人もいるんじゃないかと思います。
ちなみに、以前、テレビで見たんですが、恋に落ちるドキドキ感と、ジェットコースターで下へ落ちる時のドキドキ感は、脳波が全く同じなのだそうです。
だから、初デートで一緒にジェットコースターに乗ったり、高いところに登って下を見たりすると、親密度も一気に深まるそうです。
つまり、自分のドキドキの理由って、自分ではよくわからないのです。
で、それがまた、いいチャンスを逃すことにもつながってしまう。
そうやって謝った判断をしてしまわないためにも、平常な自分でいること、周りがよく見える、落ち着いた自分でいることが大切なのですね。
わくわくの鳥肌が分かれば、いくらでも幸運を呼び込める
斎藤一人さんの話を纏めました。
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