食べ物が原因なら食べ物で治していけばいい
すべての病は食事から
「もともと人間には病気などないのだ」というのが一人さんの考え方なのです。
そう冒頭で話しました。
私たちのご先祖は特効薬を発見したわけではなかったけれど、人間のカラダには、食事のバランスさえとっていれば、病気を勝手に治す力があるという知恵があったわけです。
だから、営々と生きてこられて、現在に至っているのですね。
食事のバランスが全てなのですから、何の病気に対して何を使うという考え方自体がナンセンスということになります。
まあ、そこが薬が万能になってしまった現代人にはなかなか理解できないわけですが。
一人さんはこんな風に教えてくれます。
戦前みたいに日本人がほぼ自然食を食べていた時代、血液が汚れて調子が悪いなら、カルシウムを取れば、酸性になっていた血液が中和されて、それで良かったのです。
しかし、現在ではそうはいきません。
先ほども話したように、今の野菜には昔のような良質なミネラルを期待できなくなっているからです。
梅の幸からのミネラルもかなり劣化しています。
お米、塩、砂糖なども一番重要になる部分を削ぎ取ってから、口に入るようになっています。
そこに食生活全体の西洋化という大波がやってきたわけですから、私たちの食生活は、ご先祖様が営々と気づいてきたものとはかなり違ったものになってしまいました。
バランスも内容もおかしくなりました。
そこで様々な現代の病気が出てきたということなのです。
厄介なのは、同じ栄養素が足りなくても、かかる病気は人それぞれで違うことです。
でも、元々食べ物が原因でなかった病気ですから、それは食べ物で直していくのが正論ではないでしょうか。
病気の見分け方は簡単
ある時一人さんからこんなことを教わりました。
「人間って不思議だよ。
その人に足りないものが顔色に現れるんだから、要するに、顔に必要な色の信号が出るわけだよ」
具体的に言うと、心臓に血管がある人は顔が赤くなっていることが多くて、そういう人には人参を食べさせればいいと言われていたり、腎臓が悪い人は顔が黒くなっているから、ごぼう、黒ごまを食べさせる、膵臓を患えば顔が黄色くなるからさつまいもやかぼちゃを食べさせる、という風に顔に出た色と同じ色のものを食べさせると、その症状にいいと昔から言われているそうですよ。
これなら比較的簡単にカラダからの信号をキャッチできますよね。
「へえ、そんなことでいいのですか」
と驚く人に向かい、一人さんはいつもニコニコしながら、
「そんなことなんだよ。そんなことで人間は何万年も病を直してきたんだよね」
と語っています。
一人さんの口癖があります。
「人間は進化した最高の生物であるはずなんだよ。
だから、人間って元々強いものなんだよ」
私が、どのぐらい強いのですかと聞くと、こう返してきました。
「鋭い爪が、強靭な爪がいらないぐらい強いんだよ。
必要なら生えてくるはずだ。
それが不要なほど営々と増え続けているのが人類なんだよね。
それなのに、弱いと思い込ませようとして、暗示をかけようとする人がいる。
人間は弱くて頼りなくてと。
問題なのは、猿は暗示に引っかからないが、人間は漢字に弱いんだな」
一人さんの言う通りだと思いませんか?
顔色から出る危険信号を読み取ろう
斎藤一人さんの話を纏めました。
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