とにかく、この星には、「そう簡単には行かないよ」という法則がある。
当たり前やろこの法則を覚えると、人生がすごく楽になるんです。
なぜかと言うと、正しいから。
「正しいことを一つ知ると、すごく楽になるんだよ」
この世の中には、どういう仕組みになっているかと言うと、
「そう簡単には行かない」
という法則のもとにできている。
全てが、そうなんだ。
例えば、周りの人を見ていると、
「うちの奥さん、こう変わればいいな」
と、言ってる人がいるけれど、そう簡単には行かないし。
反対に、奥さんの方も、
「うちの旦那、こう変わればいい」
というけれど、そう簡単には行かないよね。
「うちの子供、こう変わればいいのにな」
と言っても、そう簡単には行かない。
それから、「この国をよくするのに、こういうアイデアがあります」と、誰かがいい、世間の人たちもみんな「それはいいアイディアだ」と賛成しているにもかかわらず、実行するのにものすごく時間がかかったりするんだよね。
だけど、「そう簡単に行かない」は、「絶対に行かない」ではないの。
例えば、「自分のお店を持ちたい」と言っても、そう簡単にいかないけど、絶対、持てないわけじゃないんです。
それ相応の努力をやり続ける間に力がついてきて、やがては、自分の店を持てるようになるんだよね。
ただ、そう簡単には行かない。
それはなぜかと言うと、この世は魂を成長させる場所だからです。
人間は皆、自分の魂を成長させるために、この世に生まれてくるんです。
成長するために、この世で、いろんな経験をする。
ところが、何でもかんでも自分の思い通りになる。
簡単に事が運んじゃうと、魂が成長しないの。
それでね、『光の玉』が言うには、人間の魂はまだまだ発展途上なんだ、魂的にはまだ子供なんだって。
地球は、そういう人たちの集まりなんだって言うんですよ。
もちろん、勉強がよくできる人もいるし、人望の厚い人もいるよ。
だけど、霊的存在としてはまだまだ未熟だから、それなりのことをするんです。
例えば、「自分は国のために働くんだ」と思って官僚あー官僚になったのに、自分たちのことばかり考えている人とかね。
それって、おやつがちょっと出たら、我先に食べちゃう子供たちにすごく似てるでしょ。
国民の方もね、「日本の国で暮らしている以上、この国のルールを守らなきゃいけないよ」と子供に言っている親が、少しでも税金をごまかそうとしたり。
税金をごまかすのはいけないにもかかわらず、それを、「税金だ」という言葉を使って、心をごまかすんだよね。
脱税は世間をごまかす。
だけど、節税は、自分の良心を欺く。
地球人の魂はまだまだ発展途上だから、そういう子供みたいなことをするのね。
だから、色々問題が起きるんだけど、問題が起きるのは悪いことではないの。
だから、色々問題が起きるんだけど、問題が起きるのは悪いことではないの。
人間は、起きた問題からいろんなことを学ぶんです。
1つ問題が起きるたびに、みんなで学びながら、少しずつ魂が成長していきます。
魂が少しずつ成長するのに合わせながら、少しずつ、少しずつことが解決するから、そう簡単には行かないんだということです。
どんな人も、この「そう簡単には行かない」という、一つの法則のもとに生きています。
そのことを知った時、「そう簡単には行かない」ということを基準にして、物事を考え出すと腹が立たないんです。
何かを始める時も、かなりしっかりした気持ちで、くじけることなく、辛抱強く取り組めます。
誤解しないでよ。
虐待とか、暴力を振るわれるとか、そういう不当な扱いを受けたりしているのを、
「ただ、じっとしてて、耐えて行きなさい」
と、言っているのではないからね。
辛抱強く取り組むというのは、例えば、自分がラーメン屋さんをやりたいのなら、どこかのお店で働きながら修行する。
スープの味やなんかを研究しながら、開店資金を貯めたりね。
そうやって自分の店を持ったら、今度は店は判事をさせることを研究する。
繁盛したら、今度は人を使ってみる。
最初は人の使い方を覚えるのだって大変なの。
だけど、人を使ってみて、初めてわかることって、たくさんあるんです。
こういう風に、自分がやるべきことを飽きることなくやり続ける、それが辛抱強いということだよ。
とにかく、この星には、「そう簡単には行かないよ」という法則がある。
この法則を覚えると、人生がすごく楽になるんです。
なぜかと言うと、正しいから(笑)。
人間ってね、正しいことを一つ知ると、すごく楽になるの。
ただし、みんなが納得するかどうかは、私には分かりません。
これが正しいかどうかは、みんなが自分の人生を歩きながら研究してください。
以上で、終わります。
楽しくて、「つい、一歩前へ」
「裕子ちゃん、今の話、どうだった?」
一人さんは言いました。
「うーん、ちょっと難しかったかも」
私がそう言うと、一人さんは、
「いいんだよ、立派ななりをした大人にも、『理屈がわかんない』って言う人がいるくらいだから。
でも、本当は、理屈なんて、分かる必要がないんだよね。
それに、今の話は、別に忘れちゃってもいいの。
自分は忘れても、魂はちゃんと覚えているから、いいんだよ。
そして、自分の思い通りにならないことがあった時、必ず『そう簡単に行かない』を思い出す。
それで、もう十分なんだ」
「あの、一人さん」
「何だい、裕子ちゃん。大丈夫だよ、言ってごらん」
「前、私に『そのままでいいんだよ』と言ってくれたのは、『そう簡単に行かない』の法則があるからですか?」
一人さんは首を横に振り、そして、言いました。
「『そのままでいいんだよ』は、魔法の言葉なんだ。
本当にこの言葉を不思議でね、いずれ裕子ちゃんも気づくと思うけど。
いつか、この言葉の意味を教えてあげる。
その日が来るの、楽しみに待っててね」
それからの私は、一人さんが、あの女性客ことみっちゃん先生を連れてきても、また、一人さんの話を聞いてる時に見ず知らずのお客さんが来ても、2階に逃げるようなことをしなくなりました。
それは、あの日、一人さんが私に「いつか教えてあげる」と言ってくれたからです。
(一人さんはいつ、「そのままでいいんだよ」の意味を教えてくれるんだろう。20分後? 1時間後?)
一人さんが店にいる間中、私はワクワクしていて、2階に上がることができませんでした。
わくわくしながら、一人さんが教えてくれるのを待っていたら、びっくりです。
一人さんやみっちゃん先生、母らと一緒になって、
「今日はいい日だ」
「体は絶好調」
と言っている私がいました。
いつからそうなったのか、なぜ、言うようになったのか、自分にもよくわかりません。
私にわかることは、ただ一つ。
一人さんと波動が同じ人たちと、「今日はいい日だ」「体は絶好調」と言い合うのが楽しくて、ついつい、言いたくなっちゃう自分がいる、ということだけでした。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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