こんにちは、アシスタントのメロンです。私は、過去のトラウマをフラッシュバックしてしまって、消し去りたいのですがなかなか消えません。
良いワークがあります。
教えて欲しいんです。
今回はネガティブなドラマが頭に焼き付いていて、なかなか頭から離れないとか、ふとした時にそのネガティブのトラウマが頭に浮かんできて、心がざわついてきて、穏やかでいられなくなってしまう。こんなお悩みを抱えてる方に、NLP(神経言語プラミング)というのがあります。
紹介して下さいね。
ビジュアル・スクワッシュ
そのワークの一つ、ビジュアルスクワッシュとか、ビジュアルスカッシュとか呼ばれたりするものがあるのです。
そういうワークを自分一人でもできるように、私なりにアレンジしたものをご紹介していきたいなと思っています。
もしかすると、「何だそれは」と思われる方がいてるかもしれません。
何が変化するんだと感じられるかもしれません。
実際にやってみると、想像している以上に、効果があったりするんです。
まずは実際にワークをする前に、やり方のコツ、手順を覚えてから、実際にワークに取り組んでみると、良いのではないかと思っています。
原理
実際にワークに入る前に、ワークを成立させるための原理について、少しお話ししてみたいと良いと思っています。
私たちが抱いている感情、怒りとか悲しみとかいろんな感情があるんです。
映像とか音とか、誰かの声とか、体の感じとか、いわゆる五感のイメージみたいなものが一緒にくっついているんです。
例えばですよ。
すごく楽しかった場面なんかを思い出して欲しいんです。
今その時の楽しかった感情を、十分に感じてみてください。
すごく楽しかった場面を思い出して、その楽しいかった感情を十分に感じてみて下さいね。
この楽しかった場面を思い出した時、あなたは何らかの映像イメージみたいなものを、一緒に思い返したのではないかと思います。
もしかすると音とか声とか、そういったものも、一緒に思い出したのかもしれません。
あるいは体のお腹のあたりとか、胸の辺りとか、熱くなってくるような感覚を感じたのかもしれません。
こんなふうに感情というものには、五感のイメージがくっついてくるんですね。
ですから、ネガティブな過去の感情を、何度も何度も思い出して味わっている時、同時にネガティブなイメージみたいなものが、頭の中で何度も自動的に再生しているということなんです。
イメージを何度も何度も再生しているんです。
ということは、感情に紐付いてる五感のイメージを変化させてしまえば、感情も変化しますね。
そういう原理なんです。
これからご紹介させていただくビジュアルスクワッシュとかビジュアルスカッシュというものがあったりするわけなんです。
視覚
これは五感の中でも、特に映像ですね。
視覚なんですね。
映像のイメージを使って、感情を変化させていく技法になります。
他にも声とか音とか、そういった聴覚を変化させることで、感情に作用させてみたり、身体感覚、体のモヤモヤ感、そういったものを変化させるんです。
それによって感情を変化させていくという技法なんです。
そういった方法もあるんですが、基本的に原理は同じなんです。
ここまではよろしいでしょうか?
ここからはビジュアルスクワッシュの具体的な方法論について、お話をさせていただきます。
方法論
ステップ1
ネガティブな状態、過去のトラウマ体験、そういったものは何回も頭の中で思い描いています。
そういった場合は、嫌だな、苦しいなというネガティブなイメージの代わりに、本当にどういう状態になりたかったのか、どういう状態であれば良かったのか。
そういったものを具体的に視覚化していきます。
友達に無視された映像だとします。
あの時苦しかったな、嫌だったなという映像が、時々頭の中に浮かんでくるんです。
そのせいで大人になった今でも、うまく人間関係が構築できないでいるんです。
こういうトラウマ体験があった時に、望ましい状態、どういう状態になったかったのか。
本当は友達と仲良くして、友達に支えられて、友達に励まされて、バンザイみたいな、それを具体的に視覚化、映像化していきます。
これのことをここでは、映像1と呼ばせていただきます。
望ましい姿の状態を、映像1とします。
ステップ2
先ほどの映像1ですが、頭の中で映像の中から色をどんどん抜いていただいて、白黒にしていただくんです。
それと同時に、縮小、どんどん小さくしていくんです。
小さくして行って、心の中のスクリーンで、左の下の方に小さい状態で少し置いておくんです。
これはちょっと難しいんです。
練習が必要なので、まずはありありと望ましい状態を、思い描きます。
フルカラーで鮮明に、もしかすると動きがあっても良いかもしれません。
バンザイみたいな声とかをつけてみても良いかもしれません。
その映像を今度は白黒にして小さくして行くんです。
頭の中、心の中のスクリーンで豆粒より小さくして、左下のほうにとりあえずは置いておくんです。
望ましい姿を白黒にして左下の方に置いておくんです。
この状態のことを、ここでは映像2と言わせていただきます。
ステップ3
先ほどの望ましい状態は、頭の中のスクリーンでスクリーン、左下に小さく置いたままで、今度は時々思い返してしまうネガティブなトラウマの映像を具体的にカラーで、鮮明に視覚化していきます。
頭の中のスクリーンに、二つの映像が入っている状態です。
ここでは二つの映像が入ってる状態、映像3と言わせていただきます。
ネガティブな状態、ネガティブな姿、ネガティブなイメージ、これの方を頭の方に大きくフルカラーで思い描いてください。
その左下には、小さく望ましい状態のイメージがあるんです。
映像が二つあるという状態を、作り出してみてください。
これが映像3となります。
ステップ4
ここを一人でやる場合は、練習は何度か必要になると思います。
今度合図とともに、合図というのは何かというと、ご自身で何でもいいんです。
これはビジュアル・スウィッシュと呼ばれたりもするんです。
合図とともに一瞬で、映像3の中からネガティブのトラウマのイメージ、フルカラーのイメージを一瞬で白黒にするとともに、小さくして頭の中から消し飛ばすようなイメージです。
一瞬で白黒にしながら、豆粒より小さくしてスクリーンの外側に、飛ばしてしまうんです。
それと同時になんですが、先ほど小さくして左下に置いてある映像2、望ましい姿の白黒バージョンです。
小さい状態で置いてある映像2を一瞬で、頭のスクリーンにフルカラーで焼き付けてみるんです。
ですからこれは段階を踏んで、まずは始めにネガティブなトラウマのイメージを白黒にして、小さくして心の外側に飛ばしたら、次に映像に色をつけて大きくして、一個ずつステップを踏むのではなくて、これらのステップを一瞬に、同時に行います。
ネガティブの映像を一瞬に小さくして外側に飛ばして、それと同時に映像2をカラーにして大きくするんです。
目の前に焼き付けていくんです。
この作業をするのがステップの4番目です。
ステップ5
そうすれば映像の瞬間移動、小さい映像を大きくする。
大きな映像を小さくするんです。
同時並行で行われる瞬間移動が終わったのであれば、一同しっかりと深呼吸をしていただいて、まずは気持ちを切り替えていただきます。
ステップ6
最後のステップなんですが、ステップ4とステップ5でしたことを、最低5回以上は繰り返して行って欲しいんです。
4番目は何やるかというと、小さいものを大きくして、大きなものを小さくするんです。
同時進行で行われるイメージの差し替え作業ですね。
そして5番目が深呼吸ですね。
この差し替え作業と深呼吸の作業を、最低でも5回以上繰り返すということです。
手順は以上になります。
ワークのポイント
次にこのワークのポイントを、三つほどお話ししたいと思います。
1.まずは最初のポイントなんですが、映像①、②、③をはっきりと鮮明にイメージしてください。
2.次2番目なんですが、映像は一瞬で同時にすばやく切り替えるんです。
先ほどもお話しさせていただきましたが、映像は一瞬に同時に切り替えるんです。
ネガティブのフルカラーのイメージを、頭の中のスクリーンの外側に、小さくして飛ばすと同時に、ポジティブな映像になっていて、小さくして置いてあるものを一瞬で頭のスクリーンにフルカラーに拡大して出してくるんです。
これは同時に一瞬にしてください。
3.ネガティブのトラウマの映像ですね.
これを頭の中のスクリーンの中から飛ばしていくんです。
飛ばしていく際には、しっかりと白黒にしてください。
色を抜いて小さくしながら、遠くの方にすっ飛ばしていく感じです。
弾き飛ばすイメージで行っていくということです。
ポイントはこの三つです。
伝わりますでしょうか?
最後に
ちなみに私自身はこうした心理スキルを使っているかというと、過去のトラウマからいろんなイメージが湧いてきて、先に進めない場面があったりするんです。
本来望ましいのは、過去のトラウマから未来に繋がっていく学び。
そういったものを得ることが、本来は望ましいと思っていたりするんです。
そうは言ってもそのトラウマが頭に焼き付いて、離れないせいで思考がフリーズしたりするんです。
感情がフリーズしてしまったりもします。
どうしようもない場合には、一旦トラウマの映像を外側に弾き飛ばしてしまうんです。
それによって心を穏やかにするんですよ。
心を落ち着けた状態にするんですね。
そういうプロセスを踏んだりしてるわけなんですね。
このワークは、トラウマ体験、苦しい体験、嫌な体験とかを、ありありと一度イメージする作業が伴います。
本来であれば、カウンセラーの方とかにしてもらうのがおすすめなんです。
練習をしていくと自分一人でも出来るようになりますので、今回は参考までにご紹介をさせていただきました。
うまくワークが進んでいくと、4回目、5回目、6回目と何回も繰り返していくと、トラウマのイメージ自体を、頭の中で思い返すことが出来なくなったりします。
すると気持ちがスーッと落ち着いてきて、自分のことをしっかりと深く見つめることができるようになってきたりもします。
これは知っておいて損はないかなと思う心理技法になるんです。
今回は基本型を紹介させていただきましたが、実は応用範囲が広くなるワークなんですね。
また機会がありましたら、別の記事でもお話しさせて頂きたいと思っています。
今回はNLPのビジュアル・スクワッシュとか、ビジュアル・スウィッシュとか呼ばれたりするものがあるんですが、それのワーク、一瞬でドラマとか不快な感情。
それをイメージ操作によって、消し去るそんなワークをご紹介させていただきました。最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。
皆様、いつもご精読ありがとう御座います。
お手数ですが、遠慮なさらずに押して欲しいんです。