みんなの頭の中にインプットしなきゃいけないのは、この世は見てくれ勝負だってこと。
この世は見てくれ勝負
ここに来る人達って、精神的な話が好きで、勉強もちゃんとするんだよな。
自分の内面を磨くのはいいことなの。
それって、仕事でも、人生でも大切なこと。
だけど、もう一個、もう一個、みんなの頭の中にインプットをしなきゃいけないのは、この世は見てくれ勝負だってこと。
ここの集団は、優しい人の集まりだから、「僕、この仕事、始めたばかりなんです」とかって、おどおどしながら言ってても、みんな、大目に見てくれるんだよ。
だけど、普通、おどおどびくびくしながら、「自分で仕事始めたんです」「独立したんです」とか入ってたら信用されなくて、仕事来ないぞ。
「こいつだったら、自信がないから、いくら値切ったって断れないんだ」と思われて値切られるのがオチ。
本当なんだよ。
この人間はかわいそうだから面倒を見てやろうなんて人間、ここにしか、いないんだよ。
OKですか?
愛弟子C OKです、はい。
だから、いつも身なりでもなんでも、ちゃんとしてね。
高そうに見える時計でもして、「仕事は、山ほどくるんです」みたいな顔をしてるの。
じゃなかったら、裸で戦に出かけてるのと同じ、やられるぞ。
だから、皆も覚えておくんだよ。
俺んとこの愛弟子は全員、生活している場や職場なんかで、人を導いていく立場の人間になる。
そう思ってんの、俺は。
ただ、その時に、どうしても必要なものがある。
織田信長だろうが、伊達政宗だろうが、これでどうやって戦うんだ! っていうぐらいの立派で派手な鎧を着けてたんだよ。
カブトだって、伊達政宗なんか、こんなでっかい三日月がくっついてるだろ。
一見、無駄なものに見えるけど、あれが必要なんだよ。
なぜなら、リーダーは、どっしりと構えて座ってるのも仕事だから。
我が軍は優勢であると、アピールしなきゃいけないんだよ。
たとえ、ちょっと敵に押されたって、リーダーは「我が軍の方が優勢なんだ」って見せてなきゃいけなくて。
要は心理作戦なんだよな。
だから、遠くからでも、一目で、優勢であることがわかんなきゃいけない。
目立たなきゃダメなんだよ。
実践で勝つために必ず要るもの
昔、川中島の戦いというのがあって、武田信玄がね、司令本部みたいな所で座ってたんだよ。
その時、上杉謙信が馬に乗って突っ込んできて、武田信玄を切ろうとした。
ところが、武田信玄は、座ったまま、手に持っていた軍配で持って上杉謙信の刀を振り払ったりしてたんだよ。
そうしてるうちに、武田の兵隊が戻ってきて、上杉謙信は退却したんだけど。
あれがもし、武田信玄が立ち上がって、両雄、斬り合いにでもなってたら、大変なことになってた。
武田軍は総崩れになっただろうな。
だって、親方が攻め込まれたということになっちゃうんだよ。
奇襲をかけられたとなったら、いやが応にも、兵隊たちの戦意が萎える。
敵からどんな攻撃を受けようが、自分の戦意が萎える事の方が致命的だよ。
だから、大将はどっしりと座ってなんなきゃなんない。
わかるかい?
実のことを言うと、戦というのは本当はどっちが勝ってるか、誰もわかんないんだよ。
だけど、自分の親方がどっしりと座ってると、「俺たち、勝ってんだ」と兵隊は思って、元気に戦うことができるの。
だから、離れたところからでも、対象が見えた方がいいから、カブトの前の方に、お月様が出てたり、日の丸が出てたりな。
そうやって、目立つような格好をするのも、リーダーの仕事なんだよ。
だから、人間、役目、役目で、仕事があってな。
ところが、それを分かってない人がいるんだよ。
うまくいってない人は、みんな、そうなの。
それとな、ほとんどの人は、なめられちゃいけないというのが脳にインプットされてない。
自分がナメられるようなことをしてるということも、わかってない。
いいかい。
人間はなめられちゃいけないんだよ。
考えてみな。
自分が人からバカにされて、あなた、幸せですか?
仕事をしてたって、ナメられてたら信用も何も、相手にされないんだよね。
だから、実践には、ミバ(見映えのこと)が必要なの。
ほとんどの人がね、見栄とミバを混同してるの。
1000円の洋服しか買えないのに、お金を借りてでも2000円の服を買うんだっていうのは見栄だよ。
見栄は張っちゃいけないよ。
だけど、ミバは必要なの。
だから、同じ1000円の洋服があるなら、高そうに見える方を買うんだよ、そういうこと。
時計を買うときも、バックでも、自分の予算内で、より高そうに見えるものを買うの。
それから、商売をしている人には、儲かって、ある程度お金を持てるようになったら「時計をするならロレックスだよ」「外車を買うならベンツだよ」って俺は言うんだよな。
だって、どんなに高級な時計をつけてても、高級外車に乗ってても、ロレックスとベンツぐらいしか、相手はわからないんだから。
相手がわからなかったら、ミバも何もない。
わかるかい?
信用は見た目から
昔の商人は別にそんな、儲かってそうな格好をする必要がなかったんだよ。
昔はものがない時代で、庶民の家にはものが無かった。
ただ、商人のところには、ものが売るほどあった。
その時は、ものを持ってること自体がステータスだったんだよ。
ところが、今は、そうじゃない。
どこのウチにも、テレビはある、エアコンもある、電子レンジもある。
地方じゃ、一人一台ずつ自分の車を持ってるのが当たり前だったりするんやな。
今は、ものが余ってる時代なんだよ。
そういう時代なのに、身だしなみは気にしない、化粧っけもない、おしゃれにも無関心。
そうやって自分の事を構ってない人は、他人に大切に扱われることはないよ。
不思議なんだけど、本当にそうなの。
安っぽいナリをしてると、お安い人間として扱われる。
「儲かんない、儲かんない」そんなことを今あなたの目の前にいる人に言ってると、あなたが他人から、「この人、ろくなもん、売ってないんだな」という目で見られて、他人のことをそういう目で見て、そう思ってるんだよ。
ともかくな、服装から何から貧乏そうな波動を出し、貧乏そうなことを言ってたら、絶対、どんないいものでも、売れないんだよ。
この、当たり前のことがわからなかったら、仕事だってうまくいくはずないの。
私は、こんなに不幸で、かわいそうで、そんなことを言ってて、幸せでいられるのなら、ずぅーっと、言っててもいい。
だけど、自分で自分を粗末に扱ってるあなたのことをかわいそがって、「あなたから、買ってあげるよ」と言ってくれるような人は、滅多にいない。
だって、どこの店でも、似たようなものを売ってるんだよ。
人って、どうせお金を使うなら、信用できる人や売れてる人、つまり豊かそうな人から買いたいんだよ。
、
「この人、素敵だな、憧れちゃう」とか、「自分も、ああなりたいな」と思うような人間から、ものを買いたいの。
だから、さっきのラーメン屋の話じゃないけど、おどおどビクビクしてちゃいけないの。
心臓がドキドキしようが、バクバクしようが、そんなの、ほっとけばいいんだ。
見た目だけ堂々としていればいい、ふりだけでいいの。
1000回もやってれば、だんだんと、堂々としてくるさ。
うちの社長達も、前は、人前で話すなんてできなかったんだよ。
だけど、今はみんな、堂々と話ができるようになったんだよね。
だから人間、慣れなんだよ、慣れ。
人間は慣れの動物だから、何回かやってるうちに慣れて、話せるようになっちゃう。
一番いけないのは、「何にも、やらない」ということ。
できないから「やらない」じゃない。
できないからこそ「やってみる」なんだよ。
だって、できないから「やらない」でいたら、永久にできないもんな。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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