丸くとも、一角あれや、人心
修羅場を潜り抜けてきた人の貫禄
徳川家康ってね、すごい慎重だったの。
1回ね、崖みたいなところを通ったことがあって。
で、家康って「馬の名人だ」って言われてたの。
だから、家康はどうやってあこを渡るんだろうって、皆見てたの。
そしたら、馬から降りて、馬の後ろから歩いてきたのね。
ははは、それぐらい、あの人は用心深い。
ところが、その用心深家康が、武田信玄が攻めてきた時にね、天下の武田騎馬隊に猛然とね、突撃かけたんだよね。
それで、一騎討ちしたの。
一生のうち一回ね、あれをやっておいたからナメられなかった。
だけど、ナメられたら終わりなんだよ。
人間、いつもおとなしいだけじゃだめなんだよ。
「丸くとも、一角あれや、人心」、と言ってね。
人間、まんまるじゃだめなんだよ。
ここ一番の時、「これ、おかしいですよ」って言えないと。
上役に、誰も何も言えない時にでも、一発バツンッと言っておくと、「あいつ、骨があるよな」って、一目置かれるようになるの。
「あいつはおとなしそうに見えても、言う時は言うよ」って。
だから、明らかにそういう不当なことを言う、上役とかにね、「それ、おかしいですよ」ってバツンッと一発言うと、世間になめられないの。
だから、一生のうち一回ね、それをやらないと駄目なの。
おとなしいだけだとナメられるんだよ。
俺、おとなしいって、すごくいいことだと思ってんの。
優しいのも、いいことなの。
だけど、それを受け入れられる土壌がまだないんだよ。
みんなの魂がそこまで成長してない。
だからといって、腕組みして、成長するのを待ってるだけって、できないんだよ。
わかるかい?
そんなことしてたら、あと1000年ぐらい、弱い奴がいじめられる状態が続いちゃうんだよ。
だから人間、誰だって、一発、言わなきゃならない時があるの。
そういう時は、ちゃんと落ち着いて言うんだよ。
正しい答えを君が知ってるんだったら、みんなの前で堂々と言えばいいんだよ。
そういう時はズバッと言っても、何の問題もない。
だって、そういう時は大概、みんなも言いたくて、だけど、言わずにぐっとこらえて、ここまでつかえてるんだよ。
だから、言ったら仲間外れになるって絶対にないよ。
いつも困らせる奴って、いるの。
そいつにガツンと言うと、大概、周りの人は「よくぞ、言ってくれました」になるから。
そんなもんだよね。
生き様に惚れてついてくる
結局、最後には男気なんだよね。
忠夫ちゃんでもなんでも、わんぱく坊主でね、学生時代は番長だからな。
それで、そういう奴ほど、俺のことが大好きなんだよ。
なんで、俺のこと好きかって言うと、はっきり言うんだよ、俺は。
「お前、俺を守れ。俺はお前を守る」って。
男気って、とやかく言うことないんだよ。
人間ってのは、男が男に惚れてついてくるの。
女は女で、惚れてついてくるんだよ。
だから、人に惚れられるような生き方をしないと駄目だよな。
まあ、色々言わせてもらったけどさ。
俺たちの意見を参考にして、頭の中ぐるぐるってやって、考えたら、いいアイディア出るよ。
愛弟子X
相談してよかったです。
斎藤一人さん
本当、がんばってるもんな、君は。
顔が、最初にここに入ってきた時と、全然違うから大丈夫だよ、今の君ならきっとうまくいく。
愛弟子X
ありがとうございます。
斎藤一人さん
最後に、言わせてもらいたいんだけど。
精神論ってね、自分論なんだよな。
他人をなんとかしようって言う、理論じゃないんだよ。
それと、一人さんは、自分の名前が世間に知られるようになったからって、世間の目を気にして、言いたいことも言わないのは嫌なんだよ。
俺は、自分の思ってること、楽しいことを言ってね。
だから俺は思ってるから、言いたいことを言うんだよな。
俺は言いたいことを言うけど。
それでもさ、俺のことが好きで、話を聞きたい人だけが集まってきてくれる、ありがたいね。
おかげさまで、今日も言いたいこと言わせてもらって、楽しかったです。
みんな、ありがとう。
追伸 愛弟子Xこと、佐久間純一さんのその後の報告
令和2年8月25日に偶然一人さんにお会いして、アドバイス通りに「いばっちゃいけない、なめられちゃいけない」ということを脳にインプットしましたら、朝礼の際、部下たちに毅然とした態度で言うべきことが言えました。
また、元請けさんに対しても、自信を持って提案するようになってきました。
そうしてだんだん、だんだん、部下や元請けさんの、私は見る目が、「この人、今までとちょっと違うな」的な感じになってきて、最近では、みんなに頼られている実感があります。
一人さんのおかげです、ありがとうございました。
威張っちゃいけない、ナメられちゃいけない
一見すると感謝できないようなことにも「感謝してます」と言うと、世間が変わり、あなたの人生も変わるよということを、今まで、私は言ってきたんです。
前は「感謝してます」と言うと、因果が消えて、より一層幸せになる、成功しちゃう人たちが、本当にたくさんいたんだよね。
ところが最近、世間をぐるっと見渡した時、波動が変わってきちゃって。
魂的な修行が、「感謝してます」から、
「威張っちゃいけない、ナメられちゃいけない」
に変わってきた。
今、起きてる問題は、「感謝してます」では埒が明かないケースがほとんど。
「威張っちゃいけない、ナメられちゃいけない」を念頭において、答えを出すと、幸せで、成功するんです。
威張っちゃいけない、ナメられちゃいけない、両方やらなきゃいけないって、難しいですね。
そうだよ、威張っちゃいけない、ナメられちゃいけないということとは、自分の実力をつければいいってことだよ。
ナメられちゃいけないと思ってると、やがて自然と、ナメられないで対処できるようになるしね。
威張っちゃいけないと思っていれば、人に威張らない。
この二つが出来るようになった時、あなたには本当の実力がついて、世間から、絶大なる信頼を勝ち取ることができる。
難しい反面、非常にやりがいのある修行だし、本当に魂が喜ぶような挑戦です。
楽しくワクワクしながら、1日100回「威張っちゃいけない、ナメられちゃいけない」を唱えてみるといいですよ。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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