そして、もし、何か問題が起きた時は、
「絶対、このことは自分にとって悪いことじゃないんだ」
と、まず決めつけちゃう。
それから、問題に対処するんです。
頭をフルに使って脳天気
私は脳天気って好きなんですね。
脳天気な人って、何があっても暗くならないじゃないですか。
それって、起きたことを明るく、肯定的に捉え直しているからできることであって。
素晴らしいと思うんです。
普通は、そうやって、いいほうに頭を使うのが大変だから、どうしても、楽なほうに流れて、暗くなっちゃう。
いや、変な脳天気は駄目ですよ。
変な脳天気って、例えば、目が覚めたら、会社の始業時間を1時間も過ぎて、それなのに「大丈夫、大丈夫」と言ってる、みたいな。
それ、全然大丈夫じゃないですから。
こういう変な脳天気ではなくて、ひとりさんがよく言う「学校の勉強ができない、ということは、社会向きなんだよ」とかね。
誰かに「あなたって八方美人ね」と言われたとしても、「八方にブスっとしているよりいいじゃない」って、全然動じないとか。
普通だと困っちゃうようなことも、「大丈夫、困ったことは起こらないから」と言いながら、本当に大丈夫の方へ事態を持っていっちゃう。
皆さん、日々、いろんなことが起きると思うんです。
つい地獄言葉を言いたくなるようなことが起きることだって、当然あると思うんです。
私だって、足をぶつける時があるし、出かける前に靴下が切れるとか。
そんなの、誰にでもありますよ。
でも、その時は、無理くり「あぁ、今でよかった」とか言ったりね。
いろんなことを考えて、天国言葉で過ごす努力を私はしているんです。
そして、もし、何か問題が起きた時は、
「絶対、このことは自分にとって悪いことじゃないんだ」
と、まず決めつけちゃう。
それから、問題に対処するんです。
そういうことをしている人には、天の神様が味方をしてくれます。
本当なんですよ。
知らず知らずのうちに、良い方へ導かれたり、意外なところから助けが出てきたり、奇跡が起きるんです。
「すごいね」「達人だね」
例えば、嫌な人に出会ってしまうことがありますよね。
「言葉で人生が変わるぐらいなら、誰も苦労なんかしてないんだ」みたいな、嫌味を言ってくる人とか。
そういう人に会ったとしても、ひとりさん一派は、真剣になって怒ったりしません。
地獄言葉を使わないで、代わりにこう言います。
「あの人は達人だな」とか。
「すごいな」とか。
「いい修行してるね」とか。
自分の目の前にいるときは、心の中でそう言います。
その場から離れて、身内に話す時は笑顔で明るい声で、笑いながら、
「今日ね、すごい達人がいたんだよ」
その人はこうで、こうで、こんな凄いことをしたの、という説明をして、
「ねぇ、すごいでしょ」
と言うと、聞いてる人も笑って、
「確かに、それはすごい人だ」って。
自分も聞いてる人も気分を害することがないのです。
それから、例えば、旅先で旅館に泊まる時に、期待して来たけど何かちょっと違うかも、ちょっと残念店だな、ということがあるじゃないですか。
そんな時も、私たち、一人さん一派はニコッと笑って、「ここの旅館、すごそうだね」って。
生きてると、いろんなことがありますよね。
例えばタクシーに乗った時、あまりにも乱暴なタクシーの乗っちゃったり。
でも、運転してる人に怒ったって自分に得なことはひとつもありません。
そんなことするぐらいなら、後で知り合いに「今日、すごい達人のタクシーに乗っちゃってさ」とか言えばいいんです。
笑いのネタですね。
そしたら、笑い話で済んじゃう。
一人さんの妙技
皆さんは、一人さんこと、斎藤一人さんをご存知かと思います。
銀座まるかんの創設者であり、事業所得だけで累積納税額日本一という快挙を成し遂げた事業家。
そして、私たち、ひとりさん仲間にとっては、かっこよくて面白くて、自分にもゆるくて、他人にもゆるい。
一言で言い尽くせないくらい魅力的な、人生の良き師です。
天国言葉には幸せを呼び寄せる不思議な力があることを教えてくれたのもひとりさん。
地獄言葉を言いそうになる場面をユーモラスな言葉で表現して、みんなで明るく楽しく笑っちゃう。
その本家大元が、ひとりさん。
そのひとりさんと、同じまるかんの仕事をしている弟子の社長たちとで、青森の津軽を旅したときの話です。
ある旅館に泊まったのですが、そこの旅館が古風でしてね。
とっても古風で、建物がちょっと斜めな感じで。
そこでも、「すごいね」って、みんなで笑ってたんですけど。
圧巻は、そこのお布団。
冬だったんですよ、真冬で雪深い時でしたね。
そして、ちょっと寒かったんですね。
夜、寝る時にお布団をかけたんですけど、そのお布団が。
ペシャっとして、こう、ちょっと重い感じなんですね。
そしたら、ひとりさんが「いや~、この布団はね、10枚ぐらいかけた感じがして得した気がする」って言ったんですよ。
すごい褒め方が、あるなと思って。
こういう師匠にくっついていると、笑いながら自然と悟れるものですね。
あの重い布団ですら笑い話に変えられるんだ、と思うと、普通だったら目くじら立てるようなことも、ひょいひょいとユーモアで交わすようになるのです。
ひとりさんのおかげで、今ではいろんなことが笑い話になっちゃう。
地獄言葉を正しく恐れる
例えば、お子さんが、ちょっと成績が下がっちゃったとします。
親御さんとしては、心配ですよね。
どうしよう、ああしよう、マイナスの思いをいっぱいして、どんどん暗い方に考えちゃう。
そういう親御さんもいると思うんです。
多少の心配は当たり前なんですけれど。
マイナスの思いをいっぱいしちゃうのは、「自分がそういう性格だから」と思ってるけれど、そうではないですよね。
周りが地獄言葉ばっかり言っているのずっと聞いてきたからなんです。
確かに、性格であるとか、前向きに考える傾向は、遺伝子の影響を受けていると言われているけれど、遺伝子だけで決まっちゃうものではないんですよ。
それに遺伝子って、少し前までは「変わらない」と考えられてきたけれど、最近の遺伝子研究で、考え方を肯定的に替えるなど、外からの刺激によって、遺伝子まで変化してくることが分かってきたんです。
そしたら、体も健康で、眠ったままの能力も開花するし、人生の可能性がどんどん広がっていく、と言っている研究者もいるんですね。
もっと言わせてもらうと、人間の精神は本来、絶対なる肯定なんですよ。
もし人間の精神が否定的で後ろ向きだとしたら、マンモスを獲って食べようとか、絶対に考えないですよね。
マンモスに踏まれたら死んじゃうんですよ。
だからね、皆さん、幸せになりたいのなら、マイナスの思いをする習慣を捨てて、前向きに考えたり、明るく楽しいことを思うことを新しい習慣として身に付ける努力をして欲しいんです。
それが、私の推薦する脳天気です。
周り中が「どんどん、世の中、悪い方に向かってる」と言っていても、闇に引っ張られてはいけません。
自分だけは明るく「大丈夫」って。
なぜ、マイナスの思いをしちゃいけないのか。
こうなっちゃったらどうしよう、あーなっちゃったらどうしよう、ってあんまり心配すると、そう思ってることを引き寄せちゃうんですよ。
だから、心配事って、すごく、よくないんですね。
本来、この程度で済むことが、むやみやたらと心配する想念のおかげで、こんな大きな、すごいことになっちゃったりすることもあるんです。
心配すると、悪いことを呼んじゃうんですよ。
日本人はね、すごく頭がいいので、心配する方に頭を使う傾向があるんです。
これは、人生にとって、すごく良くない。
特に女の人、気をつけてください。
心配したり、悩むと、すごくね、しわが増えちゃうんです。
寝てる時もね、眉間にしわを寄せて寝てるんですって。
悩んでる人って、寝てる時も悩んでるんですよ。
だけど、脳天気な人は老けない。
一方、悩み癖のある人は、どんどん、眉間にシワができちゃって老けて行くの。
それもバカバカしいと思いません?
ばかばかしいことは、やめたほうがいいですよ。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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