「人生の学び」の一番のポイントは、暗くなったら明かりをつけるということです。
『はっけよい、のこった』
昔、「日本人は単一民族だと学校で教わった人もいると思うのですが、最近は「どうやらそうじゃない」ということがわかってきたそうなんです。
ポリネシア(ニュージーランドやハワイなどを含む、南の島々)の方から、海を渡って日本にたどり着いた人がいたり、ヒマラヤ山脈を超えてきた人もいる。
それから、中近東の方から日本にやってきた人もいるらしいのです。
テレビで相撲の中継を見ていると、行司が「はっけよい、のこった」と言っている場面を見かけるじゃないですか。
「はっけよい」は、ヘブライ語(イスラエルの言葉)で「どっちもがんばれ」───ヘブライ語の「はっけ」とは「投げつけろ」、「よい」は「やっつけろ」、「のこった」は「投げたぞ!やったぞ!」の意味なんだそうです。
また、「日本」という字は「やまと」と読むこともあるのですが、「やまと」はヘブライ語で「神の民」なんだと聞いたことがあります。
ともかく、我々の祖先は、いろんな国と地域から集まってきたんです。
それも、東に向かって旅をする途中の村に踏みとどまった人もたくさんいた中で、日本人の祖先は旅を続けました。
途中、賊に襲われたり、疫病が流行ったり、いろんな問題が起きても前に進み続けた旅好きな人たち。
もっと言うと、東に向かう旅を最後まで続けた、途方もなく運の強い人たちなんです。
さて、私はよく「人は人生という旅をしているんだよ」って言います。
人生の旅路でも、いろんな問題に直面して悩んだり困ることが出てきます。
そんな時は「前に進むことをやめなかった旅好きで、強運な人たちの血が自分にも流れている」と想像してみると、少し光が見えてくるかもしれません。
何を言いたいのかと言うと、暗くなったら明かりをつける。
これが「人生の学び」の中で、最も重要なポイントなんです。
周りをぐるっと見渡して、幸せそうにしている人をよく見てください
ある人から聞いた話によると、この世の中には、自分の人生を楽しみ尽くせる人と、そういう風に生きるのは難しいと思ってしまう人がいるのだそうです。
私は、この話を聞いた時に、1つ疑問に思ったことがありました。
それは『幸せ』というのは「人生を楽しみ尽くさなくては手に入らない」ようなもんなんだろうか、そんな重々しいものなんだろうか、という疑問です。
というのは、私が日々感じている『幸せ』って、「もっと軽い」のです。
皆さんが、もし『幸せ』は「ちょっとやそっと出て手に入らないもの」だと思っているのだとしたら、一度、試しに周りをよく見渡して、幸せそうな人がやっていることを観察してみてください。
幸せそうな人がやっていることを見ていると、例えば、好きな役者が出ている映画を見に行くとか、可愛がっているペットの写真をスマホの待ち受けに使ったり、週末に流行りのスイーツを食べに行くとか、あなたが「何だ、そんなことか」と思うような、軽い楽しみをやっていることに気づくかもわかんないね。
気づいたら、自分も軽いいい楽しみを一つ一つ拾い集めて、どんどん、どんどん積み重ねていけばいいんです。
そうすれば、塵も積もれば山となるからね。
貯金だって、いきなり「1億円、貯めよう」なんて思わないでしょ。
「1日100円ずつ貯めよう」とか、自分ができそうなところから始めるじゃない?
それと同じように、軽い楽しみを、どんどん、どんどん積み重ねていくんです。
軽い楽しみを積み重ねていく過程に、ささやかな発見があり、そういう工夫が生まれたりするんですよ。
そういう意味で言うと、積み重ねの家庭こそが人生の醍醐味じゃないかと、私は思っているのです。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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