それは脳に「ほめ回路」というものができるからです。
質問1 愛の塊
主人もよく働いてくれて、子宝にも恵まれています。
もう運を使い果たしたのではないでしょうか?
これからは、良くないことが起きるのでしょうか?
アドバイスを頂ければ幸いです。
斎藤一人さん
運について、多くの人が間違った考え方をしてるんです。
例えば、こういうことを言う人って多いんです。
「この間、〇〇が当たったから、それで運を使い果たしてしまいました」
こういう発想自体が、運気を落としてしまうんです。
そうではなく、「これで運をつかんだんだから、次はさらにいいことがある」と思うようにすればいいんです。
それにそもそも、人の運って、すぐに使い果たしてしまうほど、小さいものではありません。
人間というのは、「愛」の塊です。
その愛とは、「運」そのものなんだよ。
生まれてきたこと自体、ものすごく運がいいことなんです。
人間は運の塊だから、一生使っても使いきれないぐらいの運を持ってるんです。
人間は愛で生きる必要もないんです。
だって、人間そのものが愛の塊だから。
ただそのことを忘れてるだけなんです。
じゃんけんで負けると「自分がは運が悪い」って思うけど、じゃんけんで総理大臣になった人はいないんです。
人生において、じゃんけんが強いとか弱いとかって全く関係ないんです。
会社の命運を握る必要なことをじゃんけんで決めることがないのと同じで、じゃんけんで決める事って大抵はどうでもいいことなんです。
大切なのは、じゃんけんで勝ったら「自分はやっぱり運がいい」と思えて、負けたら負けたで「絶対に、その方が良かったんだ」って思えることだよね。
売れてる漫才師なんかは、運の悪いことが起こったらそれをネタにするんだよ。
だから結局、どんなことが起こってもその人にとってはいいことなんです。
あなたに起きる出来事というのは、売れてる漫才師や有名な発明家、他に起きていることと同じなんです。
いいことが起こるから成功するのではなくて、一間、悪いことが起きたように見えても、ツイてると思える人が本当の成功者なんです。
多くの人は「怠け者は悪いやつだ」って思ってるけど、斎藤一人さんは「怠け者が世界を救う」って思ってるんです。
なぜかというと、田植え機なんかでも怠けていたいって思う人がいたから田植え機を作ったんだよね。
もしこれが、世の中に怠け者がいなくて、みんな喜んで手で田植えをしていたら、ずっと田植え機は生まれなかったんです。
金持ちの奥さんは働き者じゃない上に、おしゃれが好きなんです。
消費することしか考えてない人もいてるんです。
でもそういう人がいないと困るんです。
金持ちの奥さんが働き者な上に倹約家だと、お手伝いさんなんかも雇わないからその分、雇用は減るし、無駄なものを買わないから、消費も減ってしまいます。
つまり、世間のお金が回らなくなってしまうんです。
だから、世の中はうまくできてるんです。
それを「怠け者は駄目だ」と考えるか、「怠け者も必要なんだ」と考えるかで、大きく結果が変わってくるんですよ。
運は定量ではないんです。
運は使ったからといって減るものではないんです。
私たちには使い切れないほどの運があるんです。
質問2 喜びから学ぶ時代
突然不安に襲われます。
恐怖で身動きが取れません。
どうすれば良いんでしょうか?
アドバイスを頂ければ幸いです。
斎藤一人さん
「自分は運がいい」と自信を持ってやるのと、「自分は運が良くないから」と不安に思いながらやるのとでは、見た目も結果も違ってくるんです。
秦の始皇帝は、「敵が攻めてきた時のこと」を考えて「万里の長城」を作ったけど、昔から無用の寵物と言われてるんだよね。
もし斎藤一人さんが皇帝だったら、そんなことはしません。
その経費であと2000人、彼女を作ろうとします。
なんでああいうようなものを作ってしまったかというと、「恐怖」なんだよ。
恐怖から作られているんです。
でも、恐怖から何かを始めるのってよくないんです。
魂には失敗がありません。
魂は失敗がないから、魂的に物事を考えると喜びが湧き上がります。
その喜びが湧き上がった状態を波動で表したのが、「ワクワク」なんです。
そして、その喜びは必ず愛から生まれます。
なぜなら、魂というのは「愛」そのものだから。
人が不安で物を考えると、恐怖を生み出します。
戦争もそうです。
どの戦争も、「このままではダメになる」という恐怖から始まります。
恐怖から始まったものは、恐怖を呼びます。
これから「魂の時代」になるということは、「喜びの時代」になるということなんです。
そして、これからの時代は「喜びから学ぶ時代」になるんです。
もちろん失敗から学ぶこともたくさんあるんだけど、要は考え方なんです。
多くの場合は、失敗から学ぶと、恐怖心が生まれて行動できなくなることが多いんです。
実はそれが本当の失敗なんです。
恐怖から学ぶのと同じように恐怖を生み出すけど、喜びからは喜びが生まれます。
それに、喜びには失敗がないんです。
もっというと、失敗はないんです。
うまくいかないことが起こっても、それは改良の余地が生まれただけで失敗ではないんです。
結局、これでは駄目だということがわかったことが成功なんです。
だから失敗は、ありえないんです。
大切なのは、とにかくいつもワクワクしているかどうかなんです。
では、落ち込んだ時にどうすればいいかというと、「この落ち込みがどんな良いことに変わるだろうか」って考えればいいんだよ。
普通の人は落ち込むと、物事を悪い方に考えるんです。
でも人は、落ち込む時は徹底的に落ち込んだ方がいいんだよ。
だってツイてる人間は、何をしたってツイてるんだから。
落ち込みですらツイてるんです。
失敗はあなたの心が作り出している幻なんです。
失敗を失敗と思わないことです。
失敗は失敗だと思った瞬間に失敗に変わるんです。
失敗のおかげで改良の余地が分かったと考えることですね。
魂が喜ぶことだけをしていると、失敗はなくなるんです。
質問3 加速の法則
この度、昇進をしました。
嬉しさがある反面、責任感に押しつぶされそうになってしまいます。
その反面、もっと出世をしたいという気持ちがあります。
しかしながら、ちょっと旅行にでも出かけてのんびりしたいという気持ちもあります。
どうすれば、次の成功を手に入れることができるんでしょうか?
お教えいただければ幸甚です。
斎藤一人さん
人は、小さな成功を手にすると、とても嬉しくなります。
嬉しくなって、こう思うのです。
「温泉にでも行って、ちょっと休もうかな」
ところが、この考え方が、成功の勢いを止めてしまうのです。
成功を手に入れたことは、素晴らしいことです。
ただし、「次の仕事を考えること」を止めてはいけません。
成功への階段を歩み始めたばかりの人は、小さな成功を手に入れると、ほっとして、少し休みたくなります。
しかし、こういう時が、実は一番、ノっている時なのです。
仕事には、「加速の法則」というものがあります。
成功を手に入れたときこそ、次の成功もすぐにやってくるんです。
この勢いを止めてしまっては、もったいないんです。
だから温泉に行っても、旅行に行っても、心の片隅で、「次の手」を考えていましょう。
そして、できるだけ早く、「次の仕事」に取り掛かることです。
そうすれば、あなたは勢いを落とすことなく、更なる成功へと突き進んで行けます。
ところがここで、ゆっくり休んでしまうと、次の仕事に取り掛かるのが億劫になります。
「もうちょっと、この勝利の美酒に酔っていたい」
そんな気持ちになるのです。
ところが、ようやくやる気になって仕事に取り組んだ時、あなたより下にいた人たちが、あなたを追い抜いていたり、至近距離まであなたに迫ってきていることがあります。
「うさぎは必ず寝る」という話があります。
あなたがその「ウサギ」になってしまったのです。
いいですか?
成功した直後の「ちょっと休もうかな」と思う心が、危ないのです。
温泉に行っても、旅行に行っても構わないので、頭の片隅では、次の仕事のことを忘れてはいけません。
それが、あなたが勢いを落とさずに、成功していける方法なのです。
「加速の法則」という連続を知ってほしいんです。
「ちょっと休もうかな」と思った時が危ないんです。
「寝坊したうさぎ」にならないように、気をつけてください。
質問4 ほめ回路
いつもは、天国言葉を言いながら、絶好調で仕事をしております。
でも、やる気が起きない時があります。
どうすればいいのでしょうか?
お教えいただければ幸いです。
斎藤一人さん
「なんだか仕事をする気が起きない」というときがあります。
理由はわからないけれど、心も体も疲れていて、やる気が出ないときが、誰にでもあるのです。
この停滞した気持ちを、明るく軽やかにして、やる気がぐんぐん湧いてくる、とっておきの方法があります。
それは「今日、自分がした”当たり前のこと”を褒めること」。
例えば、「今日も満員電車で通勤して、えらかったね」とか。
「子供に笑顔で接して、いいママよね、私って」とか。
「部下のいいところに気づいて、褒めてあげて、えらかったね」とか。
そういうふうに、自分のした”当たり前のこと”を褒めていると、気持ちが満たされて「明日も顔晴ろう」という気になるものです。(斎藤一人さんは「頑張る」を「顔晴る」と書きます)
なぜ、「自分をほめること」をしているとやる気が出てくるのでしょうか?
それは脳に「ほめ回路」というものができるからです。
日本人の多くは、「謙虚なことはいいことだ」という国民性もあって、日常の中で自分を否定することが多いんです。
「どうせ私なんか」とか、「私には、きっと無理だわ」とか、「私は、そんな人間じゃない」とか。
こういった自分へのマイナスな言葉は、脳にストレスを与えます。
そして、これをずっと続けていると、脳に「不幸の回路」というものができてしまうのです。
この「不幸の回路」ができてしまうと、とても厄介です。
仕事で、どんな素晴らしいチャンスが回ってきても、「どうせ私なんかに出来っこない」と後ろ向きに考える癖がついてしまうのです。
この「不幸の回路」を打ち破るには、脳に「ほめ回路」を作ることです。
自分を褒めることを習慣にしていると、「ほめ回路」のほうがだんだん太くなり、「不幸の回路」のほうは細くなっていくのです。
ところが、自分をいざ褒めようと思っても、そんなに目立った出来事が起こる日は、めったにありません。
「ほめる材料がないと、自分をほめられない」と思っている人は多いでしょう。
ところが、違うのです。
普段行っている「当たり前のこと」こそ、それをしている自分を認めて、褒めてあげることが大切なのです。
だって、その「当たり前のこと」を続けてこなければ、今のあなたはありませんからね。
自分が自然でやっていることは、実は、賞賛を受けるべきことなのです。
自分のやっている「当たり前のこと」を褒めて、褒めて、褒めまくりましょう。
それを数日間やっただけでも、あなたの脳に「ほめ回路」ができて、あなたのモチベーションはグンと上がります。
たとえ10年間、「不幸の回路」があったとしても、「ほめ回路」をつくのにそんなに多くの日数はかかりません。
早ければ、数日、遅くても一か月ぐらいで、「自分に自信をつけジャンジャンバリバリ行動する気を起こす」というほめ回路ができるのです。
毎日、寝る時に「自分が今日やった当たり前のこと」を、たくさん褒めてあげましょう。
あなたの中から、「やる気」が途切れることなく、湧き出てくるようになります。
頭の中に「ほめ回路」を作ってごらん。
ぐっとやる気が出てくるんです。
質問5 伊勢神宮
昔と現代の名社参拝の位置付け、江戸時代に伊勢神社にお参りすることが、今で言うレジャーだと聞いたことがあります。
何日もかけて徒歩で出かけていくわけですから、レジャーというよりは修行のようなものだったと思います。
斉藤一人さんのお考えを教えていただければ幸いです。
斎藤一人さん
レジャーですね。
修行というよりは昔の人が毎日歩いていて、歩くのは苦ではないんです。
だからヨーロッパ一周、10日間かかるんのと2週間で行くのというのがありますよね。
ヨーロッパ一周旅行と同じだと思っていればいいと思います。
質問6 波動
香取神宮と鹿島神宮について私が行きつけのまるかんさんのお店のオーナーさんから聞いた話ですが、まるかんさんで毎年行われてるイベントでは香取神宮と鹿島神宮の旗が登場するということを耳にしました。
斎藤一人さんが神様がお好きなのはご著書などなどから承知しております。
この旗にあるこの二つのお宮さんは、斎藤一人さんにとってはどういう位置づけなのでしょうか?
よろしければ教えていただければ幸甚です。
斎藤一人さん
斎藤一人さんは東京でも千葉寄りに住んでいますから、ドライブに行く時はどうしても千葉が多いんです。
千葉、茨城が多いですから、香取さんや鹿島さんって1番行きやすいし、また気に入っているんです。
波動が合うというか、だからついつい旗なんかにも使うということです。
質問7 神道の系統
神社の系統について、神社の中には天神様、お稲荷様などいくつかの系統があります。
元々は神道だという私たちの暮らしの中に生まれたものだと思うのですが、一体どうしてこのような様々な系統に分かれてしまったのでしょうか?
斉藤一人さんのお考えをお聞かせいただければ幸いです。
また代表的な神社の系統について、御祭神について教えていただけますようお願い申し上げます。
斎藤一人さん
人間が間に入るといろんなことを通じていろんなことに分かれるんですね。
神様同士は仲が良いですから、自分の好きなところにお参りすれば大丈夫です。
何系とかは考えない方がいいと思います。
質問8 お礼参り
願い事が叶った場合のお礼参り、宿泊を伴う遠方の神社に願掛けをしました。
その後、その願いが叶った場合、やはりお礼参りに行かなければならないのでしょうか?
斎藤一人さんのお考えをお聞かせいただければ幸いです。
斎藤一人さん
例えば地方でお願いして願い事が叶った場合、そこに行きたければ行けばいいんです。
旅行先で願い事をしてそれが叶ったから、もう1回行きたければ行けばいいんです。
行かなければならないということはないです。
ご近所で天に向かってありがとうございますでも、全然問題ないです。
あんまり堅苦しく考えるとするのが嫌になりますから、もっと気楽に、日本の神様は罰を与えるようなことはしませんから、気楽に楽しくやった方がいいと思います。
斉藤一人さんのお話を纏めました。
皆様、いつもご精読ありがとう御座います。
www.youtube.com https://youtu.be/Wxo-28NMe-k
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