「部長の青春甲子園」とか、何でもいいから、名前をつけるんです。
職場の同僚と目配せして一緒になって、心の中で「あーと一回、あーと一回」ってやると、甲子園のアルプススタンドみたいな興奮、仲間たちとの一体感も味わえると。
一人さん、一生一回の「マイッタ」
私は、自分の人生を「喜劇だ」って決めてます。
なぜかと言うと、私は日本で一番、不幸が嫌いなんです。
もう、1秒でイヤっ。
だから、「自分の人生は喜劇だ」と思い、何かあったら、即、頭を切り替える。
いっつも、私はハッピー。
ところが、そんな一人さんにも、「これはマイッタな」と思ったことがあったんです。
前に、私のお弟子さんや会社の人たちが、
「一人さん、ちょっと仕事を休みにしたらどう?」
「のんびりしてください」
みんながそうやって言うから、私も「そうかい」って、しぶしぶ仕事を休んで、色々行ったんだけど。
何をやっても、面白くない。
即、マイッタしちゃった。
それで、また仕事をやるようになったら、案の定、楽しいの。
何を言いたいのかと言うと、仕事は楽しいものなんだ、って。
何があっても肯定的に考え、幸せなことに変えちゃう一人さんが、仕事を休むとマイっちゃう。
それぐらい、仕事って楽しいんです。
世間を見てると、たいがいの人は「仕事は辛いもんだ」と思わされています 。
みんな、子供の時に、周りの大人たちに、
「学生時代が一番いいよ」
「社会に出ると、大変だよ」って、刷り込まれちゃったんです。
ところが、この前、お母さんたちが働きに行く理由についてアンケートをとったら、
「家にいたくない」という答えが一番多かった。
子供には、本当の事を教えなきゃいけないね。
学校の先生は、1時間で教えなきゃいけないものを、数えきれなかったら、
「はい、宿題ね」っていいます。
そうすると、子供達は家で宿題をする。
それって、残業だよ。
だけど、残業代はつかない。
社会に出て、残業すると、残業代がつくんです。
学校の運動部でよく見かける、やたらと威張ってる先輩とかも、社会に出たらめったにいません。
それで、仕事って、本当に楽しいんです。
そのことを知らなかったら、本当、人生、つまらない。
だって、1日8時間も、9時間も仕事をして、その間、ずっと「つまんないな」と言ってて。
仕事が終わってからも、飲み屋とかで「上司がどうでこうで」とかって。
結局、ずっと、つまらないんだよね。
でも、「仕事は楽しい」っていう頭に切り替えて、仕事をやりだすと、人生が全然違ってきちゃう。
楽しくなってきて、すごいハッピーなの。
だから、私は言うんです。
仕事は楽しいものなんだよ、って。
仕事の楽しさが分かる方法
もし、あなたが「仕事は楽しい」と思わなくてなくて、だけど、「つまんない人生はヤだ」と思うなら、ちょっと試してほしいことがあるんです。
仕事の楽しさが分かる方法、というのがある。
これは、楽しくて、楽しくて、どうしようもないぐらい楽しんで仕事をいやれちゃうと同時に、成功もする。
そんな方法です。
私はよく「仕事はゲームだ」っていいます。
実際、仕事をゲームにしてるんです。
ゲームにすると、仕事はもっと楽しくなる。
例えば、お店をやっている人だったら、今月の売り上げが先月より1万円多かったら、勝ち。
一点獲得。
2万円多かったら、2点獲得ということにする。
それで、このゲームに名前をつける。
「ジャンジャンバリバリゲーム」とか。
なんでもいいから、自分の好きな名前をつけてください。
それと、点数表をつける。
だから、先月の売り上げが60万円だったとして、それを61万円にしたら勝ち。
「やったー!はい一点ね」って、点数表に一点をつける。
それで仕事をするんだけど、私はよく「仕事って、渓流釣りみたいなものなんだ」って言うんです。
魚を釣るが如く仕事をする。
渓流釣りというのは、山の中に入って、イワナとかを釣るんだけど。
イワナとかって、澄んだ水の所にいて、泳いでいるのが見える。
でも、イワナも釣り人のことを見てて、「おっ、怪しい奴が来た」って。
だから、魚に気づかれないよう、水面に人影を写さないよう、岩場なんかに隠れて、つりとも本当に細い糸を使う。
それで、イワナが好きな餌をつけて、魚を寄せるんだけど。
これがね、実に、仕事とよく似てるんです。
自分が初めて仕事をする時、大抵は、お金がそんなにないから、商店街の端っことか、人通りの少ない所にしかお店を出せなかったりする。
こっちには人が来ない。
向こうの方がいっぱいだ。
そしたら、
「どうしたら、ここへ来てくれるんだろうか」
人を寄せることを考える。
釣り人も、岩場の向こうにいる魚を「どうしたら、こっちに寄せることができるだろう」
「餌は、どんなものをつけたらいいだろう」って考える。
「ミミズがいいのかな。アカムシがいいのかな」って、魚が喜びそうな餌を考えて、魚を寄せて釣りあげる。
魚が寄ってこなかったら、
「この餌じゃないんだ。この仕掛けじゃだめなんだ。別のにしよう」ってやるんだよね。
仕事もそれと同じなのに、お店がうまくいかない人はお客さんの喜ぶ店ではなくて、自分の趣味のお店をやりたがる。
魚釣りで例えると、餌に、自分が好きだからって、いちごパフェをつけるようなもんだよ。
魚が好きなもの、つけなくっちゃ、釣れるわけないよね。
仕事もそれと同じで、お客さんが喜ばすことをして、またお店に来てもらう。
だから、「お客さんが喜ぶ事ってなんだろう」って考える。
そして、お客さんが喜ぶことをやり、店は繁盛させる、と。
繁盛してる店ほど、お客さんに喜ばれてる。
「何をしたらお客さんが喜ぶだろうか」を考えても楽しいし、「どうしたら、うちの店に来てくれるんだろうか」って考えてても楽しい。
それを、お店の中で、ただじぃーっとして、「お客さんが来ないな」って。
そんな、店の中でじぃーっとしてて、来るわけないよ。
お客さんは、外から来るんだよ。
外から来るんだから、店の看板も汚くしてちゃいけないの。
魚釣りじゃないけれど、その看板でお客さんを寄せるんだよ。
ちゃんと綺麗にして、汚れてたら掃除するんです。
それから、店の外に出て、遠くの方から歩いてきて、自分のお店を見て看板を見て、「お客さんが入りたくなるだろうか」って考える。
そして、また考える。
「ウチに来てくれたお客さん、ここが楽しいと思ってくれてるんだろうか」
そこが楽しいお店だと、お客さんが何度も何度も来てくれる上に、友達まで連れてきてくれるんです。
ともかく、仕事は、面白いよ。
ゲームにすると、もっと面白いよ。
「売上を1万円上げると勝ちね」って言うと、ワクワクしてきて、「やってやるか」って。
それで、1万円あげるために、見事な笑顔でいようとか、ポップ書きどうしようとか、いろんな知恵が出てきて、それもまた楽しいの。
だから、今、斎藤一人さんがいったゲーム、そのまんまじゃなくてもいいよ。
自分に合ったゲームやってください。
部長の青春甲子園
例えば、サラリーマンの人で、「うちの部長がもうヤんなっちゃう。人にすぐ『この馬鹿野郎』って怒鳴るんだ」というなら、こんなゲーム。
今日1日、部長が怒鳴るなる回数の予想を立てる。
「部長のノルマゲーム」とか、「部長の青春甲子園」とか、何でもいいから、名前をつけるんです。
それで、「今日は11回だな」と予想を立てたんだとしたら、部長が10回怒鳴った後に、心の中で「あーと一回、あーと一回」とかいったりね。
職場の同僚と目配せして一緒になって、心の中で「あーと一回、あーと一回」ってやると、甲子園のアルプススタンドみたいな興奮、仲間たちとの一体感も味わえると。
だから、怒鳴られることを恐れてるか、ゲームにするかで、全然、違うんです。
「怒鳴られたらどうしよう」と思ってたら、部長がいる間、ビクビクしていなきゃなんない。
だから、部長のことをゲームにする。
予想を立てる。
予想通り、となる回数が的中した人が勝ち、ってことにしたら、
「今日は予想通り的中だったから、 俺の勝ちだ」とか。
予想より少なかったら、「今日はノルマ達成してないじゃないか、なんだよ、部長、根性ねぇな~」とかって。
だから、大概のことは、ゲームにしたら、もう勝ちなんです。
今、私が言ったことを参考に、自分に合ったゲームをやってみてください。
ゲームが、何倍も面白くなるコツは、三つです。
一つは、ゲームに名前をつけること。
二つ目は、点数表をつけること。
それから三つ目は、時々、お祝いをする。
ケーキを食べてお祝いするのでもいい、みんなで缶ビールとか買ってきて乾杯するのでもいいよ。
ただし、点数表の数字が伸びた時だけ、お祝いする、というのはいけない。
ゲームで勝とうが、負けようが、お祝いするんです。
それって、大事なの。
お祝いして盛り上がることが大事。
だって、ずっと生きてて、 ワイワイ、 盛り上がることがなかったら 、つまらない。
そうでしょ。
だから、ゲームをやって盛り上がり、ゲームに勝っても、負けても、お祝いをして盛り上がる。
そしたら、楽しんだよ。
追伸 問題と答えはセットなんです
一人さんはよく、「会社でこういうことがあったんですけど、どうしたらいいですか」っていう相談を受けるのですが、俺はサラリーマンじゃないから、細かいことはよく分からないんだよね。
じゃあ悩みは解決しませんねって、そうじゃないの。
聞く相手を間違えているんだよね。
あなたの悩みを解決してくれるのは俺じゃなくて、他にいるって事だよ。
周りを見渡してごらん。
同じ会社の中に、あなたの悩みを解決してくれる人がいるから。
なぜか上司に可愛がられる人。
ほとんどミスをしない人。
しょっちゅう叱られているのに、少しも落ち込まない人。
そういう人、いるんじゃないかな?
もし、あなたが上司との関係で悩んでいるのなら、「そういう人」に聞けばいいんです。
聞けば、あっという間に悩みが解決するかもしれないよ。
灯台下暗しっていう言葉があるけど、最寄り駅へどう行けばいいかわからない時は、地元の人に聞かなきゃだめなの。
旅人とか、東京をよく知らない人に「東京駅はどっちですか?」って、わかるはずがないよね。
必ず、あなたのそばに「答え」を知っている人がいるんだ。
答えは、必ず問題のそばにある。
問題と答えって、セットなんです。
部長と折り合いが悪くて悩んでいるんだったら、あなたの身近にいる同僚に相談するの。
で、聞いてみたら「上司はあなたの事を可愛がっていて、からかっているだけでしょ?」なんて、思いもよらない答えが返ってくるかもしれない。
傍から見てるとちょっかいを出しているだけなのに、本人は「自分ばかり攻撃されている」と深刻に悩んでいるって可能性もあるの。
だけど、周りから「上司の愛情表現だよ」と教えてもらったら、その瞬間に気持ちが軽くなったり、急に調子を好きになれたりするかもしれないよね。
本当はものすごく簡単なのに、自分で複雑にしているって事、よくあるんです。
うまくやっている人に聞けば話は早いし、「今まで自分はグーばかり出して駄目だったけど、こうやってチョキを出せばいいんだ」っていうことも理解できるの。
そうやって臨機応変に「グー」「チョキ」「パー」が出せるようになれば、同じような問題は2度と起きなくなるんです。
神様は、答えを知った人間に、重複して同じ問題を出さないから。
というより、解決策を知っている問題がまた起きたとしても、その人にとって悩みになることはないよね。
斉藤一人さんのお話を纏めました。
皆様、いつもご精読ありがとう御座います。
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