
優しすぎるあなたのままでいいんです。
そのままで、「断言する」ことを心がけてみてください。
断言するクセをつける
優しい人が、その優しさを使って、周りの人の幸せに貢献しよう、
そう思った時に、一つ心がけておくといいことがあります。
それは何かと言いますと、「断言する」ということです。
例えば、あなたが飲食店をやっているのだとしたら、
「うちの店のおすすめはコレです」
と断言するのです。
「何でも美味しいです」ということを言っていると、お客さんが迷ってしまいます。
ですから、「おすすめは一点、コレです」と断言するのです。
これをやっているのが、例えば中華料理のチェーン店「餃子の王将さん」です。
「餃子の王将」と書かれた看板を見て、餃子を食べたくなって店の中に入ってくるお客さんがいるんです。
ところが、席についてメニューを見たら、餃子以外に、チンジャオロースもある、麻婆豆腐も、回鍋肉もある、いろんなものがあるんですよ。
そうすると、お客さんは「餃子と麻婆豆腐にしよう」とか、「餃子を食べたかったけど、チンジャオロースが美味しそうだから、これにしよう」とか、お客さんが決めることができるんですよ。
わかりますか?
最終的に決めるのは、お客さんなんです。
ただし、お店の人は、お客さんがしやすいように「当店のおすすめはこれです」と断言するんです。
じゃないとお客さんは迷っちゃうからね。
そう、「断言するクセをつける」ことは、優しさの表現でもあるのです。
だから、もし自分がまるかんのお店をやっていて、お客さんに「こちらのお店では、どの商品がおすすめですか?」と言われたら、自分の一番のおすすめが『ひとりさん青汁』だとしたら、
「『ひとりさん青汁』です!!」
と断言するのです。
お客さんは、接客しているあなたに「どれがおすすめですか?」と聞いているのだから、あなたが実際に使ってみて「これはいい商品だ」と思ったものを進めるのです。
それを、「どれでもいいですよ」とか、「うちの商品は全て、皆さんに喜ばれています」というのは、お客さんの質問に答えていません。
そうではなくて、
「私のおすすめはこれです!!」
そうやって断言する癖をつけるようにした方がいいのです。
お店をしていようが、いまいが、リーダーであろうが、なかろうが、自分の意見を発表することがあると思います。
特に、今の世の中では自分の意見を持っているかどうか、「私はこういう考えを持っています」とはっきり言えるかどうかが重要視されるようになってきています。
その時に、「私はこういう風に思うかな?」というような、曖昧な言い方では、相手には伝わらないし、何より、「この人は自分の発言に責任を取りたくない人なんだな」と相手に思われかねない。
だから、例えば、「世の中良くなるんですか、どうですか?」と聞かれたら、
「良くなるに決まっていますよ」
と、断言するように心がけるんです。
「私たち人間は成長するし、社会も良くなるんです」
自分が伝えたいことを、断言するように、ちょっとだけ心がけてみてください。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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