コンクラーベ

斉藤一人さんです

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斉藤一人さん 灯台下暗し

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周りを見渡してごらん。

同じ会社の中に、あなたの悩みを解決してくれる人がいるから。

 

 

灯台下暗しとは、人は身近なことには案外気がつかないものだというたとえ。

問題と答えはセットなんです

一人さんはよく、「会社でこういうことがあったんですけど、どうしたらいいですか」っていう相談を受けるのですが、俺はサラリーマンじゃないから、細かいことはよく分からないんだよね。

じゃあ悩みは解決しませんねって、そうじゃないの。

聞く相手を間違えているんだよね。

あなたの悩みを解決してくれるのは俺じゃなくて、他にいるって事だよ。

周りを見渡してごらん。

同じ会社の中に、あなたの悩みを解決してくれる人がいるから。

なぜか上司に可愛がられる人。

ほとんどミスをしない人。

しょっちゅう叱られているのに、少しも落ち込まない人。

そういう人、いるんじゃないかな?

もし、あなたが上司との関係で悩んでいるのなら、「そういう人」に聞けばいいんです。

聞けば、あっという間に悩みが解決するかもしれないよ。
灯台下暗しっていう言葉があるけど、最寄り駅へどう行けばいいかわからない時は、地元の人に聞かなきゃだめなの。

旅人とか、東京をよく知らない人に「東京駅はどっちですか?」って、わかるはずがないよね。

必ず、あなたのそばに「答え」を知っている人がいるんだ。

答えは、必ず問題のそばにある。

問題と答えって、セットなんです。


部長と折り合いが悪くて悩んでいるんだったら、あなたの身近にいる同僚に相談するの。

で、聞いてみたら「上司はあなたの事を可愛がっていて、からかっているだけでしょ?」なんて、思いもよらない答えが返ってくるかもしれない。

傍から見てるとちょっかいを出しているだけなのに、本人は「自分ばかり攻撃されている」と深刻に悩んでいるって可能性もあるの。

だけど、周りから「上司の愛情表現だよ」と教えてもらったら、その瞬間に気持ちが軽くなったり、急に調子を好きになれたりするかもしれないよね。

本当はものすごく簡単なのに、自分で複雑にしているって事、よくあるんです。
うまくやっている人に聞けば話は早いし、「今まで自分はグーばかり出して駄目だったけど、こうやってチョキを出せばいいんだ」っていうことも理解できるの。

そうやって臨機応変に「グー」「チョキ」「パー」が出せるようになれば、同じような問題は2度と起きなくなるんです。

神様は、答えを知った人間に、重複して同じ問題を出さないから。

というより、解決策を知っている問題がまた起きたとしても、その人にとって悩みになることはないよね。


頼まれ事が増えるのは運勢が良くなった証拠

自分の人も楽しませたいと思っていると、皆に頼られるようになるの。

そうすると、頼まれ事も増えるんだけど、それってすごくいいことなんです。

今まで頼まれもしなかった人が頼まれごとをされるようになるって、周りから信頼されてきた証だからね。

それに、頼まれるということは、あなたにはそれが出来るからでしょ。

相手にはできないから、あなたに頼むの。

だったら、快く助けてあげたらいいんです。

でね、頼まれ事が増えて請負きれなくなってきたら、今度は指導者になって、「こうすると良いよ」ってコツを伝授するの。

そのうちに、教える時間すらなくなってきたら、「あの人に聞けば教えてもらえますよ」って、できる人を紹介してあげたらいい。

それもできない時は、丁寧にお断りしてもいいんだけど。


要は、人の成長には三つの段階がありますよってことなの。

まずは「頼まれ上手」になる。

それができたら「教え上手」になる。

それもできたら、次は「断り上手」になる。

でね、最初の二つがちゃんとできるようになった人は、自然と感じよく断れるようになるから、相手もあなたを恨んだりしないの。

「忙しい人だからしょうがないよね」って、理解してくれるんだよ。

結局、この三つをマスターすれば魅力的な人になれるし、運気も上がるんだ。

これはどんな仕事にも通じるの。

最初はどんな依頼でもありがたいから、全部引き受ける。

そのうちに忙しくなってきたら、自分の代わりに仕事をしてもらえる人を育てる。

さらに仕事が増えたら、好きな仕事だけを選ぶ・・・・・というように、だんだん楽になっていくの。

 

上に行けば行くほど楽になる

仕事ってね、上にいけばいくほど楽になるのが当たり前なんです。

なのに世間の人は、「上に行くほど大変」と思い込んでいるんだ。

なぜ間違ったイメージが広まったかというと、出世した人たちが嘘をつくから。

人から嫉妬されたり、恨まれたりしないように、「上に行くと大変だ、大変だ」って、楽していることを隠すの。

上にいる人がそう言うんだから、みんな信じちゃうよね。

すると、ほとんどの人は上を目指さなくなる。

だからいつまでも苦しいままなんです。
確かに、世の中には苦しんでいる社長もいるよね。

でもそういう人がなぜ大変かと言うと、簡単で楽しい知恵を出していないからだよ。

知恵を出せば、たちまち楽になるに決まっているんだ。


森へ行けばわかるけど、木でもなんでも、大きく成長するのが自然なんです。

放っておけば、どんどん大きくなる。

もし成長するのが大変だとしたら、森は盆栽さんみたいな小さな木でいっぱいになるはずなのに、森には盆栽なんて一本もない。

むしろ、樹木を小さな鉢の中に押し込めようとしたら、どれだけ人の手をかけなきゃいけないことか。

成長を止める方が、よっぽど手間がかかって大変なんです。

わかるかい?

仕事も同じだよ。

特に、同じ仕事を何年も続けていれば要領がわかってくるから、どんどん楽になってくるんです。

すごく楽しめるようになるの。

同じ仕事を続けているのに、だんだん苦しくなるのはおかしいよ。


あなたの想像もつかないところに豊かな道がある

楽しいことでは収入が得られないため、楽しいことを続けるために、仕方なくあまり好きではないことを仕事にしているっていう人。

それはね、「好きなことをやっていたら成功できない」と思い込んでいるからなの。

「好きなことをして成功できる」と思っている人は、仕方なくいやの仕事をするはずがないんだよね。

成功とは、楽しいことをしてこせなの。

神様って、とんでもないところから富をくれるんです。

あなたが想像もできないようなところに、豊かな道を用意してくれるの。

その道へ進むには、好きなことを楽しんでなきゃいけないんです。

好きなことをしている時って、自然と幸せを感じるものだよね。

そうやって幸せを感じる人には、ますます「幸せになる現実」が引き寄せられるの。

ますます幸せになるわけだから、必要なお金だって手に入るってことだよ。

今、お金に困っている人は「こんな私に、どうやってお金が入ってくるの?」と思うかもしれない。

でも、どんな方法でお金を得るかは、自分で考えなくていいんだ。

というより、むしろ考えちゃダメなの。

それは神が考えることであって、あなたが「えっ、こんな方法で!?」って驚くような、想像もつかない形でもたらされるものだから。

「思いがけず親族から遺産がもらえた」

「破格の条件で仕事が舞い込んだ」

「結婚相手が大金持ちだった」

とかね。

そういう、奇跡みたいな幸運がもたらされたりするの。

だからあなたは、競馬で当てるとか、宝くじが当たるとか、自分であれこれ豊かになる方法を指定しなくていいんだ。

豊かになるのが当たり前だという思いは必要だけど、具体的な方法は神が決めてくれるからね。

好きなことを楽しむ。

それが唯一、あなたがすべきことだよ。

 

成功するのに苦労はいらないよ

多くの人は、「お金持ちになるのは大変だ」って言います。

でもね、お金持ちの多くは、親から財産を受け継いでいるの。

元々、豊かだから、本人は何も苦労していません。

これほど簡単なことはないよね。

で、そうやって簡単にお金持ちになった人のことは、あまりメディアでも取り上げられないの。

だって、面白みがないから。

反対に、苦労して成り上がったような人はどんどん紹介する。

それを見た人は、「金持ちになるのは大変だなぁ」って思うんだよね。

だけどテレビやメディアで紹介されている苦労人も、本当のところは、苦労したから成功したわけじゃない。

繰り返し言うけど、「苦労」と「成功」は別物だよ。


世間の言うことを鵜呑みにしてはいけないんだ。

楽して儲けたと思われたくないから、「すごく苦労しました」と言ったり、お金があっても目立たないように地味にしたり。

楽にお金を手に入れたことで、周りからお金の無心をされたり、批判されたりするのが嫌だからっていうのもあるんだろうけどね。

でもね、そういうことも、実は神の定めがあるんです。

一人さんだって本心を言えば、楽に成功したことなんて内緒にしたかった。

だけど、有無を言わせず納税額が公表されちゃったの。

そうなると、もう表に出るしかない世界に入っちゃう。

でね、表に出てみると、俺は事業家なのに、なぜか精神的な話について聞きたがる人ばっかり集まってくる。

ということは、人の肩の荷を下ろすのが俺の仕事なんだろうね。

どんな悩みでも、簡単に、楽しく解決してあげること。

それが今世、神が俺に与えた仕事なんだと思っています。

 

追伸 人間関係とは「言葉のやりとり」である

 

「人から愛される人」をじっと観察していると、あることに気がつきます。

それは・・・・・・、「話す言葉が魅力的なこと」。

愛される人は、愛される言葉を使っている。

このことに尽きると、一人さんは思うのです。

では、「魅力的な言葉」とは、どんな言葉を言うのでしょうか?

ちょっと具体的に挙げてみましょう。


愛のある、明るい言葉
聞いていて、自分も相手も嬉しくなっちゃうような言葉
さりげないんだけど、思いやりがこもった言葉
思わず「ふふふふ・・・・・」と吹き出しちゃうような、ユーモアのある言葉
この言葉を聞くと、「よし、やるぞ!」と、やる気が満ちてくるような言葉
押し付けがましかったり、上から目線でなくって、爽やかで心地の良い言葉

 


こんな風な言葉を喋っている人って、すごく魅力的ですよね。

「魅力的な言葉」が使えると、非常に便利なものです。

何かトラブルやピンチに会った時も、たった一言で、切り抜けることができます。

例えば、こんな話があります。

昔、ある武将が、自分の殿様の悪口を、ちょっと仲間に話したことがありました。

その話が、回り回って、殿様の耳に入ってしまいました。

殿様は怒って、その武将を呼びました。

「お前、最近、俺の悪口言っているらしいけ、どういうわけだ?」

殿様はかなり怒っていました。

武将は、こう言いました。

「私は、殿様の悪口を言ったのではありません。

ちょっと泣き言を言ったのです。

昔は一緒に酒を飲んだり、野山を駆け回ったりしていたのに、最近はひとつも声がかからないではありませんか。

私も人間ですから、寂しくもなります。

時々でいいですから、一声、おかけください。

それだけで、幸せでございますから」。

そう言われた殿様は、こういったそうです。

「そうか・・・・・・、俺が悪かったな。

これから気をつけるよ」。

この話のポイントが、分かりますか?

緊迫した雰囲気の中でも、ちょっと機転の利いたことを言うだけで、その場の雰囲気がフッと眺むことがあります。

魅力的な言葉を話せる人は、それだけでツキを持っている。

まさに「言い方上手」は「生き方上手」だと言えるでしょう。

言葉というのは、その気になれば、誰もがタダで買えることができるものです。

ところが、「言い方下手」の人は、なぜか素直に「魅力的な言い方」を学ぼうとしません。

「言葉なんかで運勢が変わったら、警察いらない」とか、
「口が悪いのが、私の個性なんだから、放っておいて」とか言って、開き直ったりします。

そして、いつも人とトラブルを起こして、苦しん人間関係の修行を、永遠に続けることになります。

「素直に魅力的な言葉を学ぶ人」と、どんどん差がついてしまうのです。

言葉を魅力的にすると、途端に運勢が良くなります。

自分の言葉が「運気」を左右していることに気付いた人は、それだけでラッキーなのです。

 

 

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斎藤一人さんの話を纏めました。

 

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