もし出来の悪い子がいるとしたら、それは親であるあなたの見る目に問題があるだけ。
この世に出来の悪い子供なんていません
一般的な「いい子」ってね、一人さんに言わせると、全然いい子じゃないんです。
だって世間の「いい子」のイメージって、親の言うことをよく聞いて、周りの期待に応える子でしょ？
そんなの、大人に押さえつけられたかわいそうな子だよ。
親にとって都合がいいだけです。
そしてそういう子は、必ず何かしら我慢しています。
そう思った方がいい。
我慢してなきゃ、親の言うことばかり聞けるはずがないからね。
少しも反抗的な態度を出さないのは、その子が大人しい性格だからじゃないよ。
大人の顔色を伺って、言いたいことを我慢しているだけなんです。
だけどさっきも言ったように、子供に我慢ばかりさせていると、いつか爆発する。
大人だって、人の言いなりになってばかり嫌でしょ？
子供は大人よりもはるかに純粋で繊細だから、さらに大きなストレスを感じるんだよ。
いつまでも都合のいい子なんかやってられるか、いい加減にしろって爆発するのは当たり前なの。
それに、言いたいことも口に出せないまま大人になると、そっちの方が悲劇だよ。
会社でいいようにこき使われたり、社会に出てもいじめにあったり、選んだ旦那（奥さん）が最悪で苦労したり。
とにかく、人間関係で割りを食うようなことばかり起きる。
それでもおかしいことをおかしいと言えず、言いたいことを飲み込み続けた結果、心や体が壊れちゃうんです。
そうなってからでは遅いの。
なのに大人は、「大人にとって都合のいい子」をできのいい子だと褒めそやす。
子供にそこまで我慢させておいて、出来がいいも悪いもないよね。
と言うか、そもそも子供はみんな完璧だし、出来の悪い子なんていません。
もし出来の悪い子がいるとしたら、それは親であるあなたの見る目に問題があるだけ。
出来が悪いのは、むしろあなただよ。
子供は、自由にさせていれば道を踏み外さないようになっています。
言いたいことが言える、幸せな大人になるのが自然の道理なの。
愛のある家族へ仲間に囲まれて、人間関係に悩むこともありません。
人生を間違うのは、親や先生が口うるさく縛り付けるからなんだよね。
みんなが思っていることと、宇宙のルールは真逆なの。
で、ここまで行ってもまだ子供を思い通りにしようとしているんだとしたら、あなたは本当に嫌な親だよ。
それこそ、出来が悪すぎる。
ということをよく認識して、子供に何かを求めるより、自分がまず愛を出すことに集中しな。
じゃなきゃ、子供も家庭も壊れちゃうよ。
家族はね、遠慮なしに喧嘩し合える方がいい。
圧力なんていりません。
ただ、親だって人間です。
子供の暴言に腹が立って、笑って聞き流せない時もあるだろう。
そういう時は、親も遠慮なくやり返せばいいんです。
「生意気なこと言ってんじゃないよ。このクソガキ!」とかさ。
あなたがいつも笑顔の明るい親なら、これぐらいの反撃をしたって、子供は傷つかないよ。
安心して、仲良く喧嘩してください。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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