その子が学校に向いていない、勉強に向いていないことがコロナをきっかけに浮き彫りになっただけで、コロナが原因でそうなったわけじゃない。
学校に行かなくても苦労なんてしないよ
コロナ禍では、長期にわたって学校も休みになりました。
久しぶりに学校が始まると、「子供が学校へ行きたがらない」と困っている親御さんの話がいくつも耳に入ってきたものです。
親御さんも仕事があるので、子供が学校へ行きたがらないと困るでしょうし、さまざまな面で心配もあるのは分かります。
ただ、一人さんはこういうのです。
「学校へ行きたがらないということは、やっぱりその子は学校に向いてないんだと思います。学校に向いている子なら、休校明けだろうがなんだろうが学校へ行くものだよ。
勉強にしたって、コロナで学校が休みになったから勉強しなくなったとか言うけど、それって元々勉強向きの子じゃないよね。
勉強の好きな子は、コロナで休みになったって、勉強サボらないと思います。
その子が学校に向いていない、勉強に向いていないことがコロナをきっかけに浮き彫りになっただけで、コロナが原因でそうなったわけじゃない。
ここを勘違いしちゃいけないよね」
もちろん、学校の勉強が必要な職業もありますけど、勉強は学校じゃなくてもできるし、今はそういう子が学べる場所もどんどん増えてきています。
学校が嫌いだけど勉強は好きだっていう場合は、学校以外で学ぶという選択肢もありますね。
また、勉強に向いていない子は、そもそも大人になっても勉強が必要な職業に就きたいとは思わないでしょうから、これも問題ないです。
僕が学校や勉強に向かないタイプだから言うわけじゃないのですが、社会に出て、学校の勉強が役に立っていないのは皆さんもご存知なのでは?
よく、「学校へ行かなきゃ大人になって困る」と言われますが、日常生活で困らない程度の読み書きと、足し算、引き算ぐらいができれば、普通に社会で生きていけます。
実際、僕がそうです。
ちなみに僕は、中学生の時に、ずっと先生から言われ続けたことがあるんです。
「お前はろくすっぽ学校に来ないけど、社会に出たら苦労するぞ」
今、あの時の先生に質問したいです。
その苦労は、いつ来るんでしょうかって。
ひょっとして、この先の老後で苦労するとか? そんなわけないですよね。
僕は老後だって間違いなく、今までみたいに誰よりも楽しく生きていると思いますよ。
好きなことだけに注力しなよ
さて、そろそろ皆さんも、これまでの常識がぶち破られてきたでしょうか?
「嫌なことはやめていい」
「我慢しなくていい」
「飽きっぽくていい」
だんだん、常識を疑う考え方ができるようになってきたことと思います。
そこで次のステップとして、
「嫌なことをやめた後」
について、一人さんのお話をご紹介しますね。
「嫌なことをやめるって、好きなことをするという意味だよね。
それなのに、真面目な人はすぐ、「何か世の中の役に立つことをしたらいいですか?」「せっかくだから、将来役に立つことを選んだ方がいいですよね?」とか言い出すんだけど。
あのね、まずは自分の好きなことをやるの。
今、自分が楽しめることに焦点を当てるんです。
世のため人のためとか、将来のためとか、そういう基準で物を考えるから苦しくなるんだよね。
今、あなたがしたいことを選べばいいのであって、余計な条件をつけちゃいけないの。
わかるかい?
一人さんはずっと、「好きなことをするんだよ」と言っている。
何か役に立つことをしなさいとは言ってないんだ。
ゲームでも釣りでも、買い物でも何でもいい。
世の中のためとか将来とかを考えなくていいから、今あなたのやりたいことをするんだよ。
何の役にも立たないことでいいんですかって、そんなことから始めるしかないの。
気楽に始めて、気楽に止められる軽いことからじゃなきゃ。
すぐにまた「今やめたら勿体ない」とか、ヘンテコリンなことを考え出すものだからね」
そもそも役に立たないことなんてないからね
ということで、親御さんは子供がゲームをやりたがったら、好きなだけやらせてあげましょう。
「親が「1時間で止めなさい」とか言うから、子供はいつまでもゲームをやめないんだよ。
周りが止めなきゃ、いずれ飽きて自分からやめるの」
と一人さんが言うように、子供には、やりたいことを飽きるまでさせるのが一番です。
子供がいつまでもゲームをやめない、スマホを手放さないのは、大人が止めるからなんですね。
寝ないでゲームをするんですっていう場合は、寝ないでやらせたらいい。
やり尽くせば、必ず飽きる時が来ます。
それでもゲームやスマホを止めない場合は、それが本人に向いているということ。
将来プログラマーとして成功したり、ゲームやスマホアプリの開発者として成功したりする原因もあるわけですから、親の間違った常識で水をさしてはいけませんね。
一人さんは言います。
「一人さんの場合は、子供の頃に何の役にも立たないことで夢中になった経験がないんです。
だって俺が夢中になったのは、女性だからね。
昔も今も、俺が好きなのは女性だけです。
女性は社会でも会社でも、家庭でも役に立つでしょ?
どこにいても役に立つ、すごい存在なのか女性なの。
と言うか、極論を言うと、役に立たないことなんて言うの中にあるんですかって。
ゲームだって釣りだって、全部役に立つよ。
趣味にお金を使えば、買ってもらったお店は助かるんです。
人の役に立っている。
それにそもそも、楽しいだけで自分の役にも立ってると思うよ。
楽しいって、幸せな証拠だからね」
子育ての魔法の言葉「何でも興味持って偉いなぁ」
飽きっぽいのは、一人さん的には才能です。
人を飽きるとまた新たな楽しみを探し始めるし、他のことに興味が向く。
好きなことを飽きるまでやれば、勝手に別のことをし始めるんですよね。
そのうちに、「これだ!」と思うものに出会い、じっくりと好きなことに取り組むことで成功の道に進んでいきます。
だから親御さんは、子供が興味を持ったことに水をささずにどんどんやらせてあげること。
そして大人も、一人さんみたいにいくつになっても好きなことをして楽しめばいいと思います。
その中で、絶対に言っていけない言葉があるから気をつけるんだよって、一人さんが教えてくれました。
「子供にも大人にも『お前は飽きっぽいね』『何をやっても続かなくて駄目だな』みたいなことを言うのは厳禁だよ。
じゃあ何て言えばいいんですかって、
『お前は何にでも興味を持って偉いなぁ』
こう言えばいい。
同じことをしてても、言い方ひとつで全然違うでしょ?
何にでも興味を持って偉いなぁって言われたら、子供だって大人だって嬉しい。
そう言われたら、かえっておかしなことはしなくなるし、好きなことを見つけた時のやる気だって違ってきちゃうんです。
飽きたというのは、その事をもう十分学んだと言うお知らせでもあります。
神様は、人間をそうやってうまく飽きさせるように作ってくれているんだよね。
飽きるのは自然なことで、むしろそれに逆らう方が流れを悪くする。
だからやる気がなくなったり、心が壊れたりするようなことになるんだ。
飽きるって、神様の愛だからね。
飽きたらやめな。
嫌になったらやめなきゃいけない。
我慢は絶対ダメだよ」
自分に飽きっぽさを感じた時、子供に飽きっぽさを感じた時に、
「自分に合わないことに早く気づけてよかった」
「また新しいことに目が向けられるなんて、才能豊かな子だな」
そんな前向きな気持ちで考えられるかどうかで、人生は大きく違ってきますね!
斎藤一人さんの話を纏めました。
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