じゃあ、どうすれば気楽に考えられるかと言うと、先にお伝えした「なんとかなる」という言葉が一番です。
「人が失敗した時にどんな言葉をかければいいですか」
大切な人が失敗した時、どのような言葉をかけたらいいか迷う人は多いと思います。
だけど失敗って誰にでもあることだから、いちいち声をかけなくていいんです。
慰めようとする気遣いが、相手にとっては負担になることもあるしね。
第一、あなた自身がすぐ落ち込むタイプだったら、そういうあなたに声をかけられても、相手は余計に落ち込むだけだよ。
すぐ落ち込む人に「元気出しなよ」なんて励まされても、言っちゃ悪いけど説得力がない。
人を心配するより、まずは落ち込まない自分になった方がいいよね。
嫌なことがあれば、誰だって気分が悪くなります。
落ち込んで当たり前です。
そういう時に大事なのは、落ち込まないことじゃなく、ネガティブな感情にズルズル引きずり込まれないことです。
「そういうこともあるよね」って気楽に考えられるかどうかなの。
じゃあ、どうすれば気楽に考えられるかと言うと、先にお伝えした「なんとかなる」という言葉が一番です。
人の表面意識を「我」と言い、その奥には「神我(真我)」と呼ばれる意識があります。
神我とは、読んで字のごとく「神の我」。
つまり「神の意識」だから、絶対に間違うことがありません。
神の子である私たちはみんな神我を持っているから、その神我に従えば、どんなピンチからでもやり直せるんだよね。
神我はあなたの進むべき道を知っていて、あなたが何度失敗しようと、必ず軌道修正してくれます。
なんとかなるという言葉は、その神我につながる「おまじない」みたいなものでもあるんだ。
「どうすれば笑いのネタが見つかりますか」
ある人から、こんな面白い相談があったのでご紹介します。
「お正月に今年は1日一回、自分や周りの人を笑わせようと決意したところ、3日でネタ切れにしてしまい挫折しました。
どうすれば一人さんみたいに笑いのネタが見つかるでしょうか?」
一人さんなんか、この質問で笑っちゃったんだよね。
質問自体がネタだと思うけど、何が聞きたいんだろうって。
そういうことで悩んでいるって可愛いし、すごく幸せな人だよね。
心配しなくても、この人はみんなに愛されているから大丈夫です。
ちなみに、この質問で1番面白かったの「3日でネタが切れた」という部分なんだけど。
ここに着目しないで「ネタがありません」と言っているくらいだから、日常生活の中にたくさんあるネタを見過ごしているんだろうね。
それとね、この人が質問してきたのはお正月から10日が過ぎた頃だったのですが、10日も考えて笑いのネタが一つも出ない、というのも笑えるんです。
こういうちょっとしたネタを楽しく話せば、聞く人は爆笑だよ。
大したネタじゃないと思うかもしれないけど、楽しい人っていうのは、楽しい話し方をするんだよね。
ちょっとしたネタでも、楽しい話し方ができる人から聞くと、何十倍、何百倍も面白い話に変わるからね。
挑戦してみてください。
でね、「笑い話をしたのに、相手の顔が固まっていて申し訳ない」と思った時は、ちゃんと自分が成長しているんだなと喜べばいいよ。
普通の人ってね、相手の顔が固まっても気づかないんです。
でも、あなたはそれに気づけたし、相手につまらない思いをさせたんじゃないかと落ち込んでもいる。
すごく人の気持ちがわかる、優しい人だよね。
相手の表情や気持ちに気づけるということは、第一段階はクリアしたの。
だから、相手を笑顔にするという第二段階も、じきにクリアできるよ。
無理に相手を笑わせようとしなくても、あなたなら、そのうちに自然と相手は笑顔になる。
そのままで大丈夫ですからね。
「自分の思いを伝える方法を教えてください」
よく「自分の思いを相手に分かってもらうにはどう伝えたらいいんですか?」と聞かれるんです。
これね、まず根本的に多くの人が間違っているのは、相手に伝わったどうかを「相手を自分の思い通りにする」という基準で考えているとこなの。
相手には相手の考えがあるし、相手の都合もある。
だから強制的にあなたの想いと同じようにさせることはできません。
相手を自分の思い通りに動かすことも無理なの。
ただし、あなたの思いが相手にうまく伝われば、相手はあなたを「理解」してくれます。
あなたの思い通りにはならないけど、自分と違う意見でも「そういう考え方もあるよね」と肯定してくれるんだよね。
大事なのは、うまく伝えて理解してもらうことなの。
自分の思いをわかってほしい時には、まず、感じよく伝えること。
自分の要求を是が非でも通そうとするのではなく、楽しく、感じの良い話し方をするといいよ。
それで相手が話を聞いてくれない時は、何か聞きたくない理由があるんだよね。
で、あなたも「聞きたくない人には聞いてもらえなくていい」というくらいの、軽い気持ちでいること。
軽い気持ちじゃなきゃ相手は負担に感じるから、ますますこちらの話に耳を貸してくれなくなるんです。
一人さんはいつも一生懸命喋るけど、だからって、聞きたくなさそうな人に無理に聞かせようとは思わないよ。
私の話はに興味がなければ聞かなくていいし、聞きたい人は、聞きたい部分だけ聞いてくれたらいい。
私のお弟子さんですら、私が喋っている時に隣でご飯を食べたり、中には寝てる人もいる。
だけど私はそんなこと全然気にしないの。
みんな自由でいいんだ。
だって、もし私が「俺の話を真面目に聞け!」何て言えば、お弟子さんは苦しくなっちゃうでしょ?
そんなお師匠さん、すごく感じ悪いよね。
じゃあ、「これは大事な話だからみんなに聞いてほしい」という時はどうするのかと言うと、みんなが聞きたくなるくらい面白く話すの。
そこが力の見せ所なんだ。
人の話を聞いて欲しかったら、話を聞くよう強制するのではなく、相手が聴きたくなるように面白くは話さなきゃダメだよ。
もっといいのは、相手にあなたを好きになってもらうことなの。
人間って自分の好きな人の話を聞きたいものだから、相手があなたのことを好きになれば、自然と話に耳を傾けてくるようになるんです。
その反対に、いくら正しくても、嫌な奴の話は聞きたくないでしょ?
何を言われても心に響かないよね。
コンピューターは誰が使っても伝わる情報は同じだけど、人間の場合は、「誰が言うか」によって伝わり方が全然違ってくるんだ。
話を聞いてもらいたい相手には、まず自分のことを好きになってもらうこと。
そのためには、自分を愛し、相手を愛することだよ。
「子供に結婚を勧めているのに聞く耳を持ちません」
不幸が続く人って、嫌なことを人に勧めているんだよね。
例えば結婚にしても、いい夫婦関係は築けていない人ほど、子供や周りの若い人なんかに結婚を勧める。
自分は結婚で嫌な思いをしているのに、なぜか我が子には結婚を強制する。
それって、相手に重いものを無理やり背負わせているのと同じなんです。
「あなたのためだから」と言いながら、相手は自分みたく不幸にさせようとしているだけだし、相手にしてみればただの嫌がらせにすぎません。
自分が心底「結婚はいいものだな」と思っているのならまだしも、そうじゃないなら、結婚を強制しちゃだめなの。
そんなことをしていると、あなた自身もますます不幸になるからね。
あなたのせいで不幸になる人を、一人でも減らしてください。
でね、こういうことに気づいて考え方を変えたら、あなたの結婚生活が急に良くなったりするんです。
現実が変わるよ。
それとね、「子供がゲームばかりして困る」っていう親御さんも多いのですが、いっそのことを思いっきりゲームをさせてあげたらいいよ。
そうだね・・・・・・子供が「1時間ゲームしたい」っていうのなら、その10倍の、10時間させたらいい。
だって考えてごらん。
親のあなただって、もし同じような楽しいゲームが子供時代にあったら、やっぱりはまっていたと思うよ。
あなたのこと同じように、勉強そっちのけでゲームばっかりしてたんじゃないかな。
ただ、昔はそこまで楽しいゲームがなかっただけの話で。
だから、まずは思いっきりゲームをさせてあげな。
その上で、3ヶ月くらい経ったらこう言えばいいんです。
「家お母さんのところに生まれたね。他のお母さんだったら、こうはいかないよ」
この一言で、子供に恩に着せる。
それでうまくいきますよ。
斎藤一人さんの話を纏めました。
皆様、いつもご精読ありがとうございます。
お世話になっております。
Youtubeのチャンネル登録よろしくお願いします。
我が儘勝手で申し開きもございません。
上記の赤色のボタンを押してくださいね。
お手数ですが、遠慮なさらずに押して欲しいんです。