コンクラーベ

斉藤一人さんです

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斉藤一人さん 年をとってわがままになった親につい説教してしまいます

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人間は、赤ちゃんから子供になって、大人になって更に年を重ねると、また子供に戻っちゃうんです。

 


「年をとってわがままになった親につい説教してしまいます」


年を取ると、心が頑なになって、ものすごくわがままになる人がいます。

すると子供達は、年を取った親に説教をし始めるんだけど。

まず言いたいのは、みんな、お年寄りのことを勘違いしているんだよね。

大人がさらに年を重ねると、お年寄りになると思っている人が多いんです。

だけどね、お年寄りって子供と同じなの。

年を取ると、子供返りするんだよね。

人間は、赤ちゃんから子供になって、大人になって更に年を重ねると、また子供に戻っちゃうんです。

そう思うと、理不尽でわがままなお年寄りを見ても、少しは納得できるんじゃないかな?


お年寄りに対しては、三つの子供みたいに接するといいの。

何をしても、子供だからしょうがないよねっていう気持ちで向き合ってあげること。

この時にすごくいいのが、「まぁいいか」という言葉なんだ。

間違ったことを言っているけど、まぁいいか。

粗相をしちゃったけど、まぁいいか。

乱暴で困るけど、まぁいいか。

すぐ忘れるけど、まぁいいか。

そうやって許してあげな。

まぁいいか、まぁいいかって許しの心を学ばないと、お年寄りとはうまく付き合えないんです。


自分の親の事を、幼子と同じように見るのは難しいかもしれないけどね、大人よりさらに上だと思うから、年をとった親の言動にいちいち腹が立つの。

「大人のくせに、しっかりしろよ」って厳しくなっちゃうんだよね。

親の事を子供と同じだと思っていると、たまにまともな事を言うだけで「お、うちの親はちゃんとしてるじゃん!」って喜べます。

お菓子のことを言っても笑って済ませられる。

みんな穏やかな気持ちでいられるんだよね。

だったら、そういう基準にひっくり返せばいいし、それくらい気楽な気持ちでいるとうまくいくんです。


親にできなくなったことは、あなたがしてあげたらいい。

親子関係に限った話じゃないけど、できないことは、できる人が代わりにしてあげたらいい事だけの事なの。

それでお互い楽になるんです。

親はね、これまで何十年とあなたのためにがんばってきたの。

あなたに愛を注ぎ続けてくれたんだよね。

そろそろ、ちょっとくらい変なことも言わせてあげなよ。

失敗したっていいじゃない。

今度は、あなたが愛を返す番だよ。

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「上から目線で不快だとよく人から言われます」


魂が成長してくると、「こういうところは直したいな」っていう自分の弱点みたいなものが見えてきます。

もっと愛を基準に生きようとか、好きなことをしようとか、我慢はやめようとか。

でね、例えば「人に対して上から目線になることがある」「自分だけが正しいと決めつけることがある」「傲慢になる時がある」みたいな気付きがあったとします。

こういうのを直したかったら、人を褒めるのがものすごく効果的なんです。


誰でもいいから、毎日一人、何か良いところを見つけて褒めてごらん。

それができたら1日二人にして、それもできたら3人・・・・と増やしていくの。

褒めて喜ばれることを、修行だと思ってやるんだよね。

1日3人褒めるのって大したことないと思うかもわかんないけど、毎日やり続けようと思うと結構大変だよ。

嘘で褒めても、相手にはそれが伝わって嫌な気分にさせるだけだから、心から喜んでもらうためには本気で素敵なところを探さなきゃいけないしね。
だけど、人のいいところ探しに夢中になっていると「我」が消えるの。

上から目線の傲慢な人って、我が強すぎるんです。

つまり、我を小さくすることで傲慢から卒業できる。

だったら、うんと人を褒めて我を小さくすればいいよね。

人を褒めると相手にも好かれるし、一石二鳥なんだ。

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「『地獄言葉』を聞くだけで波動が悪くなりますか」


世間には、ネガティブな言葉ばかり口にする人がいます。

嫌な出来事や人の悪口、噂話・・・・・・そんな話は聞きたくないけれど、事情があって、どうしても距離を置けないこともあると思います。

そうすると、「地獄言葉を耳にしただけで、自分の波動まで悪くなりますか?」って心配する人がいるんだけど、それが問題なの。

波動が悪くなるんじゃないかと不安になった時点で、すでに波動が悪い。

相手の地獄言葉が問題なのではなく、地獄言葉を聞いて不安になることが、自分の波動を下げる原因なんです。

わかるかい?

嫌な話を聞いても、それが自分の波動に影響しないように自分で自分の機嫌をとること。

地獄言葉は「どうぞ勝手に言ってくださいね~」って聞き流せばいいんだ。

相手がどうあれ、あなたが人の悪口や愚痴を言わなければ十分だよ。

それとね、以前、「家族が、友達から地獄言葉ばかり聞かされているようですが、何度言ってもその友達と会うのをやめません」と心配している人がいたんだけど。

こういう場合はどうしたらいいかと言うと、愛を持って見守るしかありません。

本人にとっては、地獄言葉を言うような友達でも、いないよりはマシなの。

友達のいない寂しさの方が辛いんだと思います。

あるいは、その友達から何か学ぶことがあって一緒にいるのかもしれません。

いずれにしても、今は温かい目で見てあげるしかないんだよね。

そのうち、本人が地獄言葉に耐えられなくなれば、自分からそういう友達と距離を置くようになる。
だから心配せず、安心の波動で見守ってあげるといいですよ。

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「高校生の娘に常にイライラしています」


ある人が、こんなことで悩んでいました。

「私は、高校生の娘にイライラすることがよくあります。

例えば、今朝は雨が降っているから車を送ってと言われると、自分で自分のことをしない娘に苛立ち、冷たく断ってしまうのです・・・・・・」

確かなことはわからないけど、この親御さんは多分、厳しい家庭に育ったんじゃないかな。

子供の頃、子供の頃、雨が降っていようがどうしようが、「自分のことは自分でしなさい」と甘えさせてもらえない家庭環境だったんだと思うよ。

だとしたら、自分はされたのと同じ事を娘さんにしてしまうのもしょうがないよね。

自分が経験していないことは、なかなか理解できないものだから。

でも、だからこそ娘さんはあなたに甘えるんです。

親の愛を感じたかった。甘えたかった。

あなたの心の奥にあるその感情を、娘さんが代わりに表現してくれているの。

娘さんは、あなたの知らないことを経験させてくれようとしているんです。


子供ってね、親が送迎してくれるとか、身の回りのお世話をしてくれるとか、そういう些細なことで愛を感じるんだよね。

小さいことの端々で愛を感じ、その積み重ねで愛がどんどん深まっていく。

その小さいことを断られると、傷ついちゃうの。

「うちの親は、こういう些細なことすら冷たく断る。私のことは愛してないのかな?」って疑問を感じるんです。

ドラマや映画では、しばしば大きな事で愛を表現します。

重い病気にかかった子供を親が寝ずに看病するとか、子供を助けるために親が犠牲になるとか。

確かにそういう話は、親の愛が伝わりやすい。

でもね、はっきり言ってそんな大きな出来事なんて滅多にないよ。

現実の世界は日常の積み重ねだから、小さなことのほうが大切なんです。


こういうのは親子に限った話じゃなく、人間関係全てに通じるよね。

大災害で何かが起きた時は、誰だって親切になれるし、助け合います。

だけどそんな大きなことがしょっちゅう起きても困るし、実際に起きるものでもない。

どんな人間関係だって、毎日の小さなことを大事にしなきゃいけないんだよね。

だから少しぐらい面倒でも、雨の日は奥さんを車で送ってあげるといいよ。

車中で色んな話もできるし、やってみたら案外、楽しいんじゃないかな。

 

斎藤一人さんの話を纏めました。

 

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