山の頂上で「あ」と声を出せば、こだまになって「あ」が返ってくるよね。
それと同じように、愛のある言葉を出せば、愛のある現実が呼び寄せられるの。
現実を変えたい人は、こだまの音を変えたらいいだけのこと。
こだまを変えると現実は変わる
人間というのは、今思っている自分にやがて出会うようになっています。
暗いことを考えていると、必ず暗いことが引き寄せられる。
そして、暗く落ち込んでいる自分に出会うことになるんですね。
思いが現実を引き連れてくるというのが「宇宙の法則」であり、紙計らいであると、一人さんは教えてくれました。
「宇宙の法則を知らないでいると、何を考えようがどうせ未来は変わらないと思って、無意識のうちに暗いことを考えちゃうんだよね。
愚痴を言ってる人や、悪口を言っている人は、そのことでまさか自分の人生に悪影響があるとは思っていないからなの。
だけど、それで幸せになりたいと言ったって無理だよ。
もし、「私は不幸だから、愚痴や泣き言、悪口を言うんです」という人がいるとしたら、それは前世で愚痴や悪口を言ってたんだろうね。
それが不幸を呼び寄せて、今世では子供の時から不幸なんだよ。
だからって、ずっと不平不満を言い続けていたら、ますます不幸になるようなことが起きるだけで、永遠に幸せはやってこないよ。
でも、今ここで愚痴や悪口を止めたら、人生はここからガラッと変わるの。
山の頂上で「あ」と声を出せば、こだまになって「あ」が返ってくるよね。
それと同じように、愛のある言葉を出せば、愛のある現実が呼び寄せられるの。
現実を変えたい人は、こだまの音を変えたらいいだけのこと。
たったそれだけで人生が好転するんだったら、そんなに簡単なことはないって思うかもしれないけど、挑戦してみな。
たったそれだけのことが、うんと大変なことだと分かるから。
でもね、難しくても挑戦していると、必ずいいことが起き始めるよ。
やればやるほど、良いことがどんどん起きる。
騙されたと思ってやってごらん」
「もう愚痴や悪口はやめよう」って思うと、その瞬間から魂は成長し始めます。
そうすると、ものすごく気分が良くなります。
それだけでも、挑戦してみる価値があるのではないでしょうか。
愚痴や泣き言は、自分が言わなければマル
愚痴や泣き言って、自分で言わない挑戦を始めても、周りにそういう人がいると自然と耳に入ってきてしまいますよね。
そうすると、人が放ったネガティブな波動(周波数)を受け取ってしまい、自分にも悪影響があるのではないかと不安になると思います。
でもね、愚痴や悪口を言っている人が目の前にいるときは、「へぇー」「そうなの-」って適当に相づちを打ちながら、頭の中では「今日はケーキ食べちゃおうかな!」「今度の旅行、ワクワクするな-」って、楽しいことをいっぱい考えていればいいんです。
一人さんは、こう言います。
「愚痴や悪口を言っている人が目の前にいても、自分が言わなければいいの。
精神論ってね、まずは自分論なんだよ。
だから、相手がいくらネガティブな話をしていてもスルーして、自分だけは言わないようにすればいい。
そのうち自分の心にゆとりができてくると、相手に「そういうことを言うと、嫌な出来事が起きるからやめよう」とか、「斎藤一人さんの話ってすごく面白いから、一緒に聞いてみない?」とか、そういう対処もできるようになってくるの。
自分だけじゃなく、相手にも愚痴や悪口はやめようって、うまく伝えられるようになるんだよね。
でも、慣れない間にそういうことを言ってしまうと、相手にはお説教みたいに聞こえてしまう可能性がある。
だから、自分にゆとりができるまでは、とにかく自分が言わないことを心がけたらいいんだよね。
自分がやらない、言わない。
それだけで、ものすごい進歩なの。
でね、不思議なんだけど、自分が愚痴や悪口をやめると、そういう事を言う人が自然と自分の周りからいなくなるものだよ」
悪い現象を消したかったら構成要素を変える
みっちゃん先生は20代の頃、うつ病から拒食症を発症し、苦しんだことがあります。
53kgあった体重が39kgまで落ち、歩くことすらおぼつかなくなったのです。
どうしていいのかわからず部屋に閉じこもり、毎日毎日、泣き暮らしていました。
未来など全く見えません。
あるのは絶望だけ・・・・・・。
一時は、頭の中に「死」がちらついたことすらあったほどです。
その時に、一人さんがこう言ってくれたんです。
「全てのものには構成要素があるんだよ。
うつには、うつを作っている構成要素があるし、拒食症には拒食症を作っている構成要素がある。
治すには、構成要素を分解して帰ればいいだけの話だよ。
例えばここに缶コーヒーがあるとするよね。
このコーヒーには、水とコーヒー、ミルク、砂糖が入ってるんだけど、ここからコーヒーを抜き取っても、水を抜きとっても、缶コーヒーとして存続することはできないんだよ。
同じように、車だってタイヤやエンジンがくっついているから車なの。
エンジンやタイヤを外してしまったら、車として存続できない。
要するに、どんなものでも現象でも、それが存続できているということは、存続できるだけの構成要素があるということだよ。
その構成要素の中から、どれか一つでも欠けると存続できなくなる。
だから、うつ病でも拒食症でも、それを構成している要素を何かちょっとでも変えちゃえばいいんだよ。
そうすれば病気は存続できなくなるから、治っちゃうの。
それとね、どんなに辛いことでも、人生に無駄なことは起きないんだよ。
試練を明るく乗り越えれば、本当の幸せが見えてくるからね」
みっちゃん先生の場合は、一人さんに「うつ病や拒食症の人で、お肉をじゃんじゃん食べてる人っていないよね。分厚いステーキをもりもり食べてる人って、いかにも元気そうに見えるんです。
だからみっちゃん、お肉食べな、レバー食べな」って勧められたんです。
食べることができない病気ですから、もちろん最初からもりもりなんて食べられません。
最初は、小指の先ほどの小さなお肉を一切れか二切れ食べるのがやっとです。
だけど、一人さんは毎日のようにみっちゃん先生を連れ出し、お肉を食べさせてくれるのです。
そのうちに、だんだん食べられる量が増えていきました。
するとどうでしょう!!
気がつけば、外に出かけることや、食事をすることが楽しくなり、体重も増えて元気になっていたのです。
鏡を見ると、そこにはふっくらして血色の良い、笑顔のみっちゃん先生がいました。
怒りやイライラが瞬時に収まる
構成要素の観点で考えると、自分の感情をコントロールするのにも役立てようと、一人さんが教えてくれました。
「構成要素を変えるってね、怒りの感情だとか、イライラするとかっていうのも同じなの。
怒ったりイライラしたりするのは、そうさせる構成要素があるんだよね。
ということは、構成要素の中から何か一つでも取り除いちゃえば、同じ現象は起きなくなっちゃうんだよ。
でね、構成要素を変えるときに陥りがちなのが、相手を変えようとすることなの。
みんな、どうにかして相手の悪い習慣を改善させようとしたり、自分の思い通りにさせようとしたがったりするんだよね。
だけど、それじゃあだめなの。
相手を変えることは絶対にできないから。
変えられるのは、自分だけだよ。
自分の構成要素を変えれば、瞬時に怒りやイライラは収まるの。
で、自分が変われば、不思議と相手も変わってくるんだよね」
斎藤一人さんの話を纏めました。
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