疲れた時には好きなことをして「気」を補いましょう。
自分を大切にすると、「自己重要感」が高まります。
自分で自分を大切だと思えない人は、人から元気を奪おうとします
誰もが、お空の大きな外神様と繋がっているパイプを胸に持っています。
胸にいるあなたの内神様が、ちゃんと、そこから気を補充してくれるのです。
でも、「自己重要感」が低い人は、そのパイプが詰まって、なかなかエネルギーを受け取ることができません。
自己重要感とは、「自分にとって、自分は一番重要な存在だ」
「相手から、自分は大切にされている」と感じる心のことです。
神様に可愛がられたいと思うなら、真っ先に自分で自分を可愛がることが大切なんですよね。
だから、普段から自分で自分はないがしろにしていたり、周囲の人から大切にされていないと感じたりすることが多い人は、元気でいることが難しくなります。
すると、どうするでしょうか?
人から、エネルギーを奪おうとするのです。
誰かと会った後で、どっと疲れてしまって「元気を吸い取られた気がする」と感じることがありますね。
あれは真実です。
カウンセリングにいらっしゃった30代の男性が、「上司の愚痴に困っているんです」とおっしゃいました。
直属の上司の方は40代のバツイチの男性で、時間とお金が自由になるためか、頻繁に飲みに誘われるそうです。
同席すると、上の人や取引先の愚痴、別れた奥さんへの未練、元の義理の両親の悪口など、聞いていて少しも楽しくない話が延々と続くと言います。
お話を聞いていると、上機嫌ではつらつとした上司と、げっそりした御本人が連れ立って帰って行く映像が伝わってきて、「ああ、吸い取られているな」と思いました。
上司は自己重要感が低くて、自分でエネルギーを補充できなくなっているんですね。
だから、人から元気を奪いたくなるのです。
本人は無意識でしょうけれど、魂は絶対にそのことを知っています。
魂が罪悪感を抱きながら人から奪った元気はすぐに減ってしまうので、また愚痴や悪口は他の人に聞かせて、エネルギーを吸い取らなくてはなりません。
そんな「元気泥棒」の自転車操業を続けるよりも、自己重要感を高めて神様としっかり繋がれば、エネルギーは自分の内側からいくらでも沸き起こるものなんです。
その方がずっと効率が良くて、幸せなことなのに、こういう人は、人から元気を奪うことがやめられません。
なぜなら、寂しいから、自分と同じ不幸な仲間を作りたいのです。
一方、元気を吸い取られた人は、無意識に別の人から奪い返そうとします。
「今日も、あの上司がネチネチ言ってさあ」と、家に帰ってから奥さんや子供に、自分がどんなに嫌な思いをしたかを話します。
同僚や部下など、上司を知ってる人にはさらに愚痴をこぼして、久しぶりに会った友人にさえ、「嫌な上司がいてね」と話題にするようになります。
「元気泥棒」って連鎖しちゃうんですね。
人の元気を盗んで補充する人と一緒にいると、自分にもその方法が、知らず知らずのうちに、馴染んできてしまうのです。
一人さんは、「気の弱い人は、気の強い人から元気を奪おうとする。
愚痴や泣き言を言ってね。
だから最後まで話を聞いちゃだめなの。
泥棒はいけないことだよって教えてあげなくちゃね。
それが本当の親切だよ」と言います。
そのこともお伝えすると、「う~ん、でも、離婚した理由には、ちょっと同情できる点もありまして・・・・・・。
それに、私は家庭も円満なので、少しくらい聞いてあげなきゃいけないのかなって気持ちにもなって・・・・・」とおっしゃいます。
こういう、優しい人がターゲットになってしまうんですね。
私はその人にこうアドバイスしました。
「あなたが話を聞くことで、上司の気持ちが楽になって、次回は楽しくお酒が飲めるのならいいんですよ。
そもそもね、相手が自分に相談したり、話したりすることで元気になった時って、こっちはちっとも疲れないものなんです。
それどころか、良かったなって、自分までちょっと元気になっちゃうの。
でも、その上司は、同じことの繰り返しでしょ?
毎回、見たような愚痴や悪口を言っているんだなって、私には感じられます。
今のままだと、あなたまで、他の人から元気泥棒をして回らないといけなくなりますよ」
私がそう言うと、「それは嫌です」と、その人はうろたえました。
「じゃあ、もういつまでも愚痴や悪口にお付き合いするのはやめましょう。
『奥さんと別れたのは寂しいことだけど、新しい出会いがあるって事かもしれませんよ』
『僕自身は、部長を見ていて、さすがだなって思うところもあるんですよ』
って、話を切り上げちゃうの。
後は、趣味とか、スポーツや映画の話とか、楽しい話題を出してみる。
それでもだめなら、お付き合い自体は減らしましょう」
相手との関係性によって、完全に離れることが難しかったら、自分は自己重要感を高めて、人から元気を泥棒しない状態でいることです。
疲れたなと思ったら、自分が好きなことをして、「気」を補いましょう。
ゆっくりお風呂に入って、たっぷり寝て、好きな人とおしゃべりして、美味しいものを食べて、綺麗な景色を見て、たくさん笑いましょう。
「人生って、気で開くもの。自分で『気り開く』んだよ」と、一人さんが教えてくれたことがあります。
あなたの内神様は、あなたのことを宇宙で一番大切に思ってくださっています。
あなた自身も、自分を大切に、毎日を「気り開いて」いきましょう。
疲れた時には好きなことをして「気」を補いましょう。
自分を大切にすると、「自己重要感」が高まります。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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