そういう観念を手放せるように、神はからいでイライラするような人が出てくるんだ。
染み付いた観念を手放す
人のやることに腹を立てたり、イライラしたりするのは、自分の中に「こうあるべき」「こうしなきゃいけない」っていう観念があるからなんですよね。
じゃあ、その観念はどこから来ているのかと言うと、育った環境が大いに関係しているのだと一人さんは言います。
「口うるさい人ってね、親御さんに口うるさく言われて育ったからなの。
で、口うるさく言われることが嫌だったはずなのに、なぜか大人になったら自分も親と同じように口うるさくなっちゃってるんだよね。
どうしてそうなるのかって言うと、観念が染み付いてしまっているから。
無意識のうちに、その染み付いた観念を忠実に守ろうとしてしまうの。
でもね、それでは言う方も言われるほうも不幸だよ。
だから、そういう観念を手放せるように、神はからいでイライラするような人が出てくるんだ。
もし、この話であなたのパートナーや大切な人が助かるとしたら、その人にとっても、この話であなたが学びを得ることは神はからいなんだよ。
この世で起きてる全ての出来事は、神はからいだからね。
それとね、観念といえば、「何が食べたい?」とかって人に聞いた時、相手が「何でもいいよ」って返すと怒る人がいるんだよね。
そういう人も、やっぱり自分の中に「はっきり答えないといけない」っていう観念があるからなの。
何でもいいっていう言葉はよくないって思われてるけど、本当は何でもいいんだよね。
それを、どっちがいいかなんて聞いちゃダメなの。
これとこれどっちがいいって聞いて、相手がどっちでもいいよって言うんだったら、どっちか出せばいい。
それでなきゃ、両方出せばいいだけのことなんだよね。
それを、あなたはいつもどっちでもいいって言うけど、どっちか決めなさいよなんて怒る必要はないんだよ」
反抗期は健全な証拠
ろくに口をきかない、目も合わさない、何を考えているのかわからない・・・・・・。
そんな子供の反抗期、親はどうしたらいいのでしょうか?
一人さんは言います。
「反抗期になって良かったねって思うことだよ。
反抗期って必要なの。
親にも逆らえないようなこうだったら、社会に出て騙されてしょうがないんだよ。
だから、身近な親に逆らうことを覚えたということは、大人になるための準備がちゃんと始まっているんだなって、親御さんは喜んであげるくらいじゃなきゃ。
そのうち、時期が来れば親に感謝するようにもなる。
だから心配しなくても大丈夫なの。
反抗期は、子供の成長過程で必要なことだよ。
いわば、麻疹みたいなもの。
麻疹って、小さい時にかかると軽症で済むことが多いんだけど、大人になってかかると重症化しやすいと言われてるの。
だから、子供が麻疹になると、親は心配しながらも、「これで大人になってかかる心配はない」って安心するんだよね。
反抗期も、それと同じなの。
だから反抗期が始まったら、健全な証拠だと思って、子供の成長をうんと喜んであげたらいいよ」
愛があれば親も子供にやり返していい
親として反抗期を冷静に見守るためには、子供の暴言や悪態に、「親もやり返せばいい」というのが一人さん流です。
「あのね、子供に反抗期があるんだったら、親にもあるんだって言ってやればいいの。
こっちだって、言いたいことは山ほどあるんだって。
向こうも言いたいことがあるんだろうけど、言われっぱなしだとコミュニケーションが取れなくなるよね。
だから、親だって言い返したらいいんだよ。
ここまで育てるのに、どれだけ苦労したと思ってるんだ、とか。
でね、あなたが子供の時、親から「誰に育ててもらったと思ってるんだ」とか言われてすごい嫌な思いをしたとする。
そうすると、我が国はそういうことを絶対言っちゃいけないと思ってしまうんだよね。
だけど、あなたが親に言われて嫌だったのは、親御さんの言い方に愛がなかったから。
そこに愛があれば、同じことを言われても嫌な思いをしなかったはずだよ。
親は、いつでも心にゆとりを持ってなきゃいけない。
でね、ゆとりって、人と会話してる時にはどんな形で現れるかって言うとジョークなんだよ。
ゆとりがある人は、ジョークが上手なの。
だからね、子供は真剣に文句を言ってもいいんだけど、親まで真剣になるもんじゃないよ。
言い返して子供と喧嘩になってもいいけど、親はそこに愛とゆとりがなきゃいけないね。
一人さんだったら、反抗期の息子がいたらこう言うよ。
「お父さんはお前を育てようか、愛人を作ろうか悩んだんだけど、お前を取ったんだ。
愛人を蹴ってお前を選んだから、少しは感謝しろよって。
こんな親だったら、子供は「この親には勝てないわ」って思うかもしれないね。
これが、一人さん流のしゃべり方なんだよ」
自分に合ったやり方が、あなたにとっての正解
子供のことで悩む人がいる一方で、親御さんの介護に頭を悩ませている方も少なくないと思います。
これからは超高齢化社会が訪れると言われているだけに、介護の問題はますます多くの人にとって身近な問題になることでしょう。
この問題について、一人さんがお伝えしたいのは、たった一つだと言います。
「あなたが苦しいと、親御さんは悲しい。
このことだけは、絶対に忘れないで欲しいんだよね。
大切な親だから、子供である自分が面倒を見るのが理想かもしれない。
どうしても自分が見てあげたい、これまでの恩返しをしたいって思うのもわかるよ。
でも、プロの力をお借りした方がいい時もあるの。
自分ができる範囲のことをはしてあげたらいい。
だけど、できないのに無理をしても、親御さんはかえって悲しむんじゃないかな。
それとね、無理をしてると自分を追い詰めることになる。
するとどうなるかって言うと、愛が消えちゃうんだよ。
愛が消えると、「親不孝者だと思われたくない」とか周りの目を気にして、しぶしぶ介護するようになっちゃうの。
親の気持ちになって考えると、これほど辛いことはないよね・・・・・・。
だから、これは無理かもしれないと思ったら、プロに頼っていいの。
週に何回かお願いしてもいいし、それでも手に負えない場合は介護施設やなんかを利用してもいい。
いろんな方法があるから、自分たちに合った形を選べばいいんだよ。
そして、もし介護施設に入ってもらうことになったとしても、自分を責める必要はないからね。
あなたに愛があれば、面会に行くだけでも親御さんは喜んでくれるよ。
親を大切にすることも大事だけど、自分をおざなりにして親を大切にすることはできないよ。
だから、まずは自分自身を大切にしようね。
そして苦しい時に、世間からどう思われるかを気にしないこと。
自分たちに合ったやり方を選ぶことが、あなたにとっての正解なんだよ」
斎藤一人さんの話を纏めました。
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