そういう相手のドラマを見ないで、ただの人間に見ちゃうから、付き合いが面倒だと感じるの。
あなたにドラマがあるように、みんなにもドラマがあるんだよ。
人を見るんじゃなくて、相手の人生を見てごらん。
それだけで、相手を愛おしく思えるから。
人生ドラマを見ると、嫌な相手も愛おしくなる
ご近所付き合いや、ママ友(パパ友)との付き合いを億劫に感じてしまう方も、いらっしゃるのではないでしょうか。
人付き合いが悪いと思われたくないとか、地域や学校の行事で必要だから仕方なく付き合っているという場合は、つらいですよね。
もちろん、無理をしてまで付き合うことはないんです。
嫌だったら距離を置けばいいし、意地悪をしてくる人がいるんだったら逃げちゃってもいい。
でもね、「億劫だなぁって考えながらでも付き合っているあなたは、偉いよね」って一人さんは言います。
面倒だなって思っていてもできるあなたは、すごいんです。
その一方で、一人さんは「こんな考え方もあるよ」と教えてくれました。
「もっと魂が習熟してくるとね、人間っていいものだってわかるよ。
近所のおばさんだと思ってる人にも、人生があるの。
子育てをしたり、介護をしたり、泣いたり笑ったり、人それぞれにドラマがある。
そういうドラマを聞いてみるとね、誰でも本が一冊書けるぐらいなんだよね。
あの人もこの人も、みんなドラマがある。
テレビドラマよりすごいドラマがあるの。
そのことが分かってくると、人間ってすごく愛おしくなるよ。
俺はね、人間が大好きなの。
だから温泉やなんかに行くと、一緒に入ってるおじさんから話を聞いたりして。
そういう時間が大好きなの。
この人は素晴らしい人なんだと思っておしゃべりしてるとね、素晴らしい話が聞けるんだよ。
相手にとっては当たり前の話かもしれないけど、俺にとっては特別で、ものすごく貴重な話なの。
北海道の知床なんか行くとね、冬になると海が凍っちゃうわけ。
そうすると、漁師の人は冬の間、半年間ぐらいに何をして過ごしてるのか知りたくてしょうがないんだよ。
で、地元の漁師さんに話を聞いてみると、普段はどんな漁をしてるのか、何月から何月までこれを採って、この時期にはウニを採って、これとこれの間の期間はこれをやって・・・・・・・って、色々教えてくれるの。
あんな寒い所でも、ちゃんと人が生きていけるようになってることがわかる。
そこで子育てをして、子供を大学に行かせて。
みんな、素晴らしい人生を送ってるんだよ。
そういう相手のドラマを見ないで、ただの人間に見ちゃうから、付き合いが面倒だと感じるの。
あなたにドラマがあるように、みんなにもドラマがあるんだよ。
人を見るんじゃなくて、相手の人生を見てごらん。
それだけで、相手を愛おしく思えるから。
もし、どうしても相手のドラマに興味が持てないという人は、今はそういう段階にあるということなんだよね。
いずれ魂が成長すれば、ドラマに興味が湧いて、相手を愛おしく思えるようになるよ」
人付き合いが億劫なのは、付き合いそのものが嫌なのではなく、付き合う相手を嫌な人だと思っているからなんですね。
もし相手が好きな人だったら、喜んでお付き合いしたいでしょう?
ご近所付き合いやママ友(パパ友)とのお付き合いに苦痛を感じている方は、是非、一人さんのように相手の人生ドラマを見てください。
そうすれば相手のことが愛おしくなって、人付き合いも楽しくなるはずですよ。
自分を正しいと思ってることは趣味だと思えばいい
あなたの周りには、神はからいの関係で存在している人がたくさんいるはずです。
中でも、夫婦や親子などの近しい関係の人は、間違いなく神計らいと言えるでしょう。
よく、結婚は修行だと言われますが、一人さん曰く、それは冗談でなく本当の事なんだそうです。
夫婦は必ず価値観の違う人が一緒になり、共に生きる中で学びがあるんですね。
以前、ご主人にイライラするという女性からの相談があった時、一人さんはこのようにアドバイスされていました。
「あのね、夫にイラつくんですけどって、あなたはあなたで自分が正しいと思ってるし、ご主人だって自分が正しいと思ってるの。
お互いに自分が正しいと思ってるんだから、普通に考えてたんじゃ、イライラするのは当たり前だよ。
じゃあどうしたらいいんですかって、絶対に自分が正しいと思ってることが本当なのか、時々考えてみるといいよね。
で、あくまでも自分が正しいんだと思うんだったら、あなたが自分の趣味としてそれをすればいい。
ご主人にまで強要しちゃだめなんだよ。
例えば、ご主人の部屋を掃除しようとしても「俺の部屋に入るな」って言われたとするよね。
その割に自分で掃除もしないって、あなたはイライラしてるの。
だけどね、部屋が散らかったままでいいんだよ。
あなたは部屋は綺麗なほうがいいという観念を持っているんだけど、ご主人にしてみれば、自分の部屋だからどこに何が置いてあるとかって、自分の分かりやすいようにしてるんだよね。
自分の部屋って、その人のお城なの。
そこに入らないでって言うんだったら、妻であろうと誰であろうと入っちゃいけない。
何が正しいとかじゃなくて、その部屋はその人のものなんだよね。
あなたの掃除したいっていう趣味は、他の部屋を掃除することで満たせばいいんだよ。
ご主人とあなたとでは、育ってきた環境が違うの。
あなたは綺麗に片付いている方が正しいと思ってるけど、ご主人は、自分の使いやすさを優先してるんだよ。
好きなようにさせてやりゃいいの。
そうすると、顔晴って仕事するんだよね。
いいかい?
勝手に片付けちゃだめなんだよ」
逆に言うと、ご主人の部屋を片付けなくっていいというのは、奥さんにしてみれば手間が省けてありがたいことかもしれませんね。
そんな風に思えば、イライラも収るのではないでしょうか。
あなたはあなたのままでいい
先ほどの話には、まだ続きがあります。
「うちのお弟子さんでもね、神はからいの人がいるんだよ。
これを言うとはなゑちゃんに怒られるかもしれないんだけど・・・・・・ぱなゑちゃんってね、ものすごいおおらかなの。
おおらかすぎて、遅刻することがたまにあるんだよね。
だけど、気にしてるとこっちが具合悪くなったとしても、向こうはちっとも悪くならない。
ということは、はなゑちゃんが正しいんだよ。
俺たちは子供の時から約束の10分前には行ってなさい。
「じゃないと人に嫌われるよ」「遅刻ばっかりしてると自分が困るよ」とかって教えられてきて、それが正しいと思ってるの。
でもはなゑちゃんを見てると、まったく困ってないんだよね。
人から嫌われてもいないし。
ってことは、俺たちが教わってきたことは嘘だったんだよね。
じゃあ、この神はからいで何を学んだらいいんだろうかって考えた時にね、一人さんはこう思ったの。
あんまり神経質にきっちりしすぎてると、病気になっちゃうよ。
神様が俺たちの前にはなゑちゃんっていう人を出してくれたの、そのことを学ぶためだったんだよね。
わかるかい?
俺はね、生まれてこのかた年賀はがきって1回も書いたことがないの。
年賀はがきを出さないのは、一人さんの趣味なんだよね。
よく、年賀状出して返事が来ないと怒り出す人がいるんだけど、それなら最初から出さなきゃいいんだよね。
年賀状を出すのも、出さないのも、どっちもその人の趣味。
それぞれ、そういう生き方の人なの。
でね、年賀状出さなかったら友達がいなくなるかって言うと、全然そんなことない。
一人さんなんか、いっぱい仲間がいて、毎日ものすごく幸せなの。
あなたはあなたのままでいいの。
一人さんも、一人さんのままでいい。
みんな、そのままでいいんだよ。
困ることはないからね」
斎藤一人さんの話を纏めました。
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