「大変だ、大変だ」と言いながらも、会社自分がいなきゃ回らないんだっていう充実感が、物凄いやりがいを生むんです。
やりがいがあってこそ士気が上がる
Q1
私の職場は人がすぐにやめ、なかなか長く勤まりません。
何か職場で改善出来る事があるでしょうか?
斎藤一人さん
どんな職場で、 どういう雰囲気なのかわからないから断定的なことは言えませんが、一人さんが思うに、おそらくこの職場は面白くないんだよね。やりがいがない。
やりがいのある会社っていうのは、例えば10人必要な仕事を7~8人でするの。
そうすると、誰か一人欠けても会社が回らなくなります。
自然と、「俺がいないとみんな困るんだよな」っていう感覚が生まれ、それがやりがいに繋がるんだよね。
これね、大手企業だと仕事を最優先にしなきゃいけないから、10人でできる仕事でも、12人で回したりするの。
途中で誰が休んでも仕事に影響が出ないよう、従業員の数に余裕を持たせているんです。
そのぶんやりがいは小さくなりますが、大手は雇用や給与が安定していることが魅力で、従業員の士気に繋がっているの。
という前提でいえば、大手待遇でもないのに従業員の数がやたら多いとか、そういうことをしていると、従業員がやりがいをなくしちゃうの。
仕事に面白みを感じなくなっちゃうんだよね。
小さい会社って、みんなでがんばって乗り切った後に、居酒屋で焼酎でも飲みながら自分を労うのが楽しいの。
「大変だ、大変だ」と言いながらも、会社自分がいなきゃ回らないんだっていう充実感が、物凄いやりがいを生むんです。
人数の少ない会社って、社長がかけても、従業員が一人欠けても困る。
新人だって、会社にとって重要な戦力です。
だから、誰一人病気できない。
それがやりがいだから、大手でもないのに、大手みたいなことをやってないだろうかって考えてみるといいですよ。
成功のカギは「夢と希望と光」を与える仕事
Q2
これからの少子高齢化時代を生きるために必要な、商人の心得を教えてください。
斎藤一人さん
仕事には、人の仕事と、神の仕事があるんです。
人の仕事というのは、普通の仕事。
じゃあ神の仕事は何かと言うと、人に夢や希望、光を与えられる仕事のことです。
神のお手伝いをして、愛で世の中を明るくする仕事だよね。
こういう仕事をしている人には、神が全力で応援してくれます。
だから、当たり前に豊かになって、どんな時代でも困ることはありません。
少子高齢化の時代だろうと、人口が減ろうと、不況だろうと、神の仕事をしている人には関係ない。
いつだって豊かなんだ。
あのね、江戸時代なんて、今の1/10くらいの人口だったの。
だけどその中にも大商人はいたんです。
人口や景気に関係なく、豊かな人がいた。
神の仕事をしていれば、時代半径なんて関係ないんだよね。
経営者の立場にある人なんかは特に、自分の会社が神の仕事をしているか、常に意識してなきゃだめなの。
世の中に、夢と希望と光を与えているだろうか。
自分の会社の社員に、夢と希望と光を与えられているだろうか。
この両方ができていれば、間違いなく会社はうまくいくよ。
そこから外れない限り、何の心配もいらないんだ。
商いを広げるのは十分利益が出てから
Q3
14年ほど前から、塾の経営をしています。
今まで売り上げは右肩上でしたが、精神的にはとてもきつく、悩むことが増えました。
来年には、塾とは異なる業態で事業を拡大したいと思っているのですが、占いで「2年後に資金繰りで困る」「来年から大殺界に入る」などと忠告されたうえ、急に体調を崩して寝込んでしまい、体力的に「事業の拡大に耐えられない」という暗示ではないかと不安になっています。
私は仕事が生きがいのため、できれば事業を拡大させてバリバリ働きたいのですが、こういう場合、どう考えたらいいでしょうか?
斎藤一人さん
売上が右肩上がりっていうのは素晴らしい事だけどね、肝心なのは、ちゃんと利益が伴っているかどうかです。
よく勘違いされるんだけど、「売上=利益」ではないからね。
占いで、資金繰りに困ると言われたのが引っかかっていることから推測すると、そこで不安な気持ちが湧いたのは、ひょっとして、今、資金に余裕がないということじゃないかな?
だとしたら、その状況で本当に事業を拡大していいのか、ちゃんと考えた方がいいよね。と一人さんは思います。
それとね、仕事が好きというのは、社員が言うことなんです。
もちろん経営者も仕事が好きなのは大前提だけど、経営者は、ただ仕事が好きなだけじゃダメなんです。
お金儲けが好きじゃないといけないの。
経営者の仕事はたった一つ、黒字を出すことだよ。
わかるかい?
社長がしっかり儲けないと、税金も払えないし、社員に給料も払えなくなる。
結局、全員が困っちゃうんだよね。
そうならない為にも、社長はまず、しっかり利益を出すことを優先させなきゃいけません。
資金に余裕があって、事業を拡大させても無理がないのならそうすればいい。
だけど、自分がバリバリ働きたいからって無理に事業を拡げても、みんなに迷惑をかけるんだよ。
このあたりを参考に、自分とよく相談してみてください。
起業は一人が鉄則。仲間を呼ぶのが成功した後
Q4
私は将来的に、仲間と起業したいと考えています。
が、家族のためにも今の会社を安易に辞めるわけにはいかず、何から手をつけてよいのか見当もつきません。
まずは、どんな準備から始めたら良いのかアドバイスをお願いします。
斎藤一人さん
何から始めるかということの前にね、仲間と一緒に起業するのはやめたほうがいいと思います。
起業したいのなら、あなた一人で挑戦すること。
なぜなら、うまくいかなかった時に仲間と揉める可能性があるからです。
どうしても仲間が必要な事情がある場合は別だけど、そうじゃないなら、最初は一人で始めた方がいい。
起業に仲間はいらないんです。
仲間と一緒に仕事をしたい場合は、会社が成功してから呼んであげたらいいの。
成功した後に、「リスクは全部自分が背負うから来て欲しい」って声をかけるものだよ。
じゃないと、失敗した時に仲間を不幸にしちゃうから。
成功する前に仲間を呼び集めるって、怖さがあるからなんだよね。
でも、上手くいくかどうかわからないことに人を巻き込んじゃいけない。
自分が全部引き受けて、それでうまくいったら仲間と分け合うくらいのつもりでないと。
危険を分散しようっていう気持ちじゃ、商売だってうまくいかないよ。
でね、まずはサラリーマンを続けながら、副業として何か事業を始めたらいいと思います。
いきなり会社を辞めるのではなく、休日にできることから考えるの。
本業が休みの日にできて、なおかつ自分が好きで続けられそうなことを探してごらん。
その結果、もし何も思いつかない場合は、今は起業は諦めた方がいいかもしれないよね。
仕事は博打ではないから、冒険をおかしちゃいけません。
自分に向いていないことで苦労したり、家族を路頭に迷わせたりするのは避けなきゃいけないよね。
そういうリスクが高いなら、今の本業をもっと充実させることを考えた方がいいと思いますよ。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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