畑を耕して、種をまいて、実りを生む。
どんなに嫌な親父でも、それをすれば、ちゃんと豊かになれるようになってるの。
- 金持ちになる知恵をみんなが使えばいいの。富はいくらでも増えるよ。
- 親戚が亡くなって泣いっているみっちゃん先生にかけた言葉
- うんと働いた方が損をする仕組みだと、誰だって働く気にならないよ
- 税金は来年のための種まき。種をまくからこそ収穫があるんだよ
金持ちになる知恵をみんなが使えばいいの。富はいくらでも増えるよ。
普通の人はね、お金そのものを欲しがるんです。
だけど、いくらお金をもらっても、知恵がなければ、ため池の水をもらったのと同じで、すぐに干上がっちゃう。
でもね、知恵があると、湧き出るようにお金が出てくるんです。
「お金そのもの」と「知恵」では、どっちが大切ですかって、わかるよね。
会社が倒産するのだって、お金がないから潰れたんじゃないんです。
知恵がないからお金がない。
だから潰れた、というのが正しいの。
金持ちになる知恵をいっぱい知ってる国民がいる国は、豊かな国。
福祉の手厚い国が、豊かなんじゃないんです。
福祉は、金持ちがお金を出さない限り、成り立ちません。
貧しくて、もらう人ばっかり多かったら、福祉は成り立たないんだよね。
金持ちになる知恵をみんなが利用すれば、国も豊かになって、福祉も充実してくるんです。
みんなが金持ちになれるはずがないって思うかもしれない。
だけど、お金っていうのは富で、富はいくらでも増えるものなんです。
例えば、東京の土地だって、昔は1坪1万円もしなかったようなところが、今では何百万円もする。
ということは、富が何百倍にも増えたんです。
東京の真ん中に六本木ヒルズが立ったおかげで、その周りも栄えて、土地の値段がぐんぐん上がった。
そういう風に、富は、営々と増え続けるものなんです。
富のパイが小さいから、みんなで分けたらなくなっちゃうとか、そういうことはないんです。
パイは、いくらでもでっかくなるの。
江戸時代の人が、何であんなに貧しかったか。
それは、宵越しの金は持たなかったからです。
宵越しの金は残しとかなきゃ、年取った時に困るんだよ。
そもそも、侍って言うのは、経済が苦手だったの。
だから、侍が上に立つと、絹は着ちゃいけないとか、緊縮令しか出さないわけです。
だけど、そんなことをすれば、絹を作る職人が困るだけなんだよ。
そんなことをしなくても、買える人は、高価なものを買えばいいの。
金持ちにお金を使わせなくなると、世の中にお金が回らなくなるだけなんです。
そんなこともわからない侍が、300年近くも国を治めてきたから、日本人は、「金持ちは悪い」って思うようになったの。
金持ちになるって事は、その人ががんばったということなんです。
そういう人間が、欲しいものも買えない、おしゃれもできない、何もしちゃいけないって、どうやってがんばるんですかって。
よく時代劇で「越後屋」は悪者扱いされるけど、「越後屋」だってがんばって働いたんだよ。
みんなが宵越しの金を持たない時に、一生懸命働いて、知恵を出したんです。
本当は、みんなが、その知恵を教わるべきだよね。
金持ちは、汚いわけじゃないんです。
汚い金持ちがいるとしたら、それは、たまたま汚い人間がお金を持っただけなの。
意地が悪かろうが、性格が悪かろうが、持ってる人は持ってるの。
その人は、お金儲けをしようと思って、行動したんだよ。
畑を耕して、種をまいて、実りを生む。
どんなに嫌な親父でも、それをすれば、ちゃんと豊かになれるようになってるの。
何も、性格が歪んでるから、お金が貯まったわけじゃないんです。
だけどね、お金って言うのは、本当は、性格のいい人が持つべきなんです。
性格のいい人が金持ちになる努力をすれば、性格のいい金持ちができるんだから。
親戚が亡くなって泣いっているみっちゃん先生にかけた言葉
私のお弟子さんに、みっちゃん先生って言う人がいるんです。
みっちゃん先生は、昔、学生の頃に親戚がお金を借りに来て、当時はまだ学生だったから、お金を貸せなかったの。
そしたら、その人、死んじゃったんです。
みっちゃん先生、自分は何もしてあげられなかったって、泣きに泣いた。
でもね、私はこう言ったの。
「みっちゃん、泣くだけの優しさがあるんだったら、金持ちになりな。
泣いてたって何も解決しないよ。
今度そういうことがあった時に、助けられる人間になりなよ」
だから、みっちゃん先生は、金持ちになる努力をして、今は人を助けられるくらいの金持ちになったんです。
ところがね、優しくていい人は皆、お金がなくてもいいと思っちゃうんだよ。
それでいいのかいって、良くないの。
せっかく優しいんだから、そういう人が成功しなきゃダメなんだよ。
なんで意地の悪い人間が成功して、優しい人が泣いてなきゃいけないの?
正しいものが勝たなきゃダメだよね。
だから、私は、金持ちだからっていう理由で嫌われないように、1回も汚い真似をしたことがないんです。
綺麗に稼いで、綺麗に使って、みんなが「一人さんみたいになりたい」って思ってくれるような金持ちになりたいんです。
金持ちって、そうじゃなきゃいけないよね。
私は小さい頃にね、アメリカの映画を見て、「金持ちっていうのは、気が利くものなんだなぁ」って感心したことがあるんです。
その映画ではね、ある貧しい子供が、大金持ちの男性に石鹸を売るんです。
その時、子供が「石鹸を売ると、ランプがもらえるんだ」って言ったんです。
男性は、子供から石鹸を買ってあげるわけだけど、その後、子供の家を探して、ランプに使う油を届けてあげるんです。
ランプがなくて困っているくらいだから、油もないだろうって思ったんだね。
分かるかい?
お金持ちっていうのは、そのくらい、気が回るものなの。
他の人のことも、よくわかるんです。
なぜって、それは、自分も苦労して成功してきたからだよね。
うんと働いた方が損をする仕組みだと、誰だって働く気にならないよ
私は、日本で一番税金を払ってるんです。
日本は税金がものすごく高いんだけど、そのお金でみんなが便利に使える道路もできれば、お年寄りに必要なお金も回るんです。
だから、私みたいな金持ちが、たくさん出てきたらいいよね。
福祉を受ける側から、税金を出す側に変わってもらうの。
そうすれば、お金も、本当に困っている人のところに回るようになるの。
それをしないで、国っていうのは、うんと働いた人からどんどん税金を取ろうとするんだよね。
じゃあ、学校の勉強でそれをやってみなって。
私は、学校の成績がすごく悪かったんだけど、いい点数の人から何点かもらえたかって言うと、1点ももらえなかった。
当たり前だよね。
お金も同じなの。
高齢者が「これ以上働くと、年金がもらえなくなる」とか、働いた方が損するような仕組みばっかり作るのは、おかしいよね。
そんなことをすれば、みんな、働きたくなくなるのは当たり前なんです。
働いた方が得な仕組みを作らない限り、誰だって働く気にならないの。
学校で、成績のいい子供から、点数の悪い子に点数をあげてみな。
100点の人から、50点を点数の悪い人に配ればいい。
だけど、なぜ、それをやらないのかって言うと、そんなことをすれば、点数のいい子が勉強しなくなっちゃうからだよね。
それは誰だってわかるのに、お金のことになると、途端に分からなくなっちゃうんです。
税金は来年のための種まき。種をまくからこそ収穫があるんだよ
それでね、私が累積納税額日本一だから、「税金ばかり取られて、嫌になりませんか?」って言われるの。
だけど、そんなことないんです。
税金ってね、来年のための種まきなんだよ。
税金があるから、日本全国どこでも警察が治安を維持してくれているんです。
北海道から沖縄まで、どこでも同じレベルで治安が守られているし、経済的にも平均的な水準が保たれているの。
だから、私は毎年、日本の端から端まで種まきすることができるし、秋になったら、その実りを刈り取ることもできる。
そういうお金を出すのを惜しんでたら、種をまいても、実はならないよね。
収穫できないんだったら、種をまかないのと同じなんです。
だから、税務署ですら、私の協力者だと思ってるわけ。
ものっていうのは、何でも考えようなの。
税務署の人たちも、また私の会社を支えてくれているんだよ。
それを、税金なんて払いたくないっていうのは、ルール違反なんです。
大人は、ちゃんと大人のルールを守らなきゃいけないの。
サッカーは、手を使っちゃいけないよね。
足だけでプレイしなきゃいけない。
それと同じように、日本で働いたら、税金が高いのは承知なの。
それにね、税金だって、いくら高いと言ったって、さすがに全部は持っていかない。
せいぜい半分だよね。
いいかい?
大雑把に言えば、1億円稼いだら、5000万円が税金で持ってかれるの。。
みんな、それをごまかそうとするけど、税務署っていうのはね、ごまかされないための訓練を積んでるんだよ。
そういう人をごまかそうとしても、これは大変だよ。
そういう努力をするくらいなら、もうちょっと自分を磨いて、さらに1億円儲けたらいいんだよ。
そうすりゃあ、税金で1億円払ったとしても、まだ1億円残るんです。
人間はね、不得意なことをしちゃだめなの。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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