平凡でシンプルなことしか起きないのだから、幸せを実感する時の、平凡でシンプルなことに対して感じるはずです。
本当の幸せはなぜシンプルなのか
こんな私はよく旅をしますが、どんな宿に泊まっても、どんなものを食べても幸せを感じます。
ところが、普通の人は、料金の高い高級旅館に泊まったり、高価な山海の珍味を食べることで幸せな気分になるようです。
私もたまにはフランス料理のフルコースや高級懐石料理を食べたいと思いますが、そんなのは3年に1度くらいです。
いつも食べているのは、定食屋のコロッケやさんまの開きだし、旅に出た時に泊まるのは民宿です。
それでも大きな幸せを感じます。
どんなことにでも幸せを感じることができるのは、神様が私にくれた最大の贈り物だと思っています。
しかも、何でも幸せを感じることができると、だんだんシンプルなものにこそ、むしろ幸せを感じるようになります。
みんなが「いいなあ」というものはどうでもよくなって、素朴で純粋なものに惹かれていくのです。
大体、普段の生活で、本当に「すごいなあ」と思うことはめったにありません。
平凡でシンプルなことしか起きないのだから、幸せを実感するときも、平凡でシンプルなことに対して感じるはずです。
ですから、私は近所を散歩するだけでも、幸せを実感できるのです。
言葉が変わると行動も変わる
「幸せだなあ」という言葉はとても大きな力を持っています。
でも、この言葉一つだけで全てが叶うかと言うと、そうではありません。
「幸せだなあ」と口に出した後に続ける言葉があります。
「やってやれないことはない。やらずにできるわけがない」
「幸せだなあ」の時と同じように、口癖になるようにしましょう。
随分立派なことを言っているな、と周りから白い目で見られるかもしれません。
そんな時は、「口だけですよ~」と頭をかきながら、くじけないで言い続けてください。
しばらくすると、あなたの日頃の行動が変わってきます。
「私、その仕事やりますよ」
と、仕事に対して積極的になって、自然に身体が一歩前に出るようになります。
「お前は経験あるのか?」と、上司や先輩から聞かれるかもしれません。
その時はこう言いましょう。
「経験がないからやるんじゃないですか。経験させてくださいよ~」
こうして知らず知らずのうちに、あなたは積極的に、そして行動的になっていきます。
しばらくすると、世間の評価が上がってきます。
「あいつ、この頃変わったな」
と言われるようになるでしょう。
声にだすことばが変わると自分の行動が変わり、やがて周りの見る目が変わる。
これが真実です。
「豊かだなあ」といえば「豊かな知恵」が
人生に成功して幸せになるためには、近くにチャンスがなければなりません。
チャンスがないのに成功したいと言っても、それは虫が良すぎます。
では、どうすれば近くにチャンスが来るのか。
ここでも「幸せだなあ」と声に出してみることです。
「幸せだなあ」という言葉には、チャンスの近くに自分を置いてくれる力があるのです。
まずは、チャンスを引き寄せることが大切!
次に、もしチャンスが近くにあったらどうするのか。
ちゃん子が手の届くところにあるのですから、確実につかまなければ意味がありません。
そこでしなければならないことが、先に話した通り、「やってやれないことはない。やらずにできるわけがない」と声に出すことです。
この言葉には、チャンスをつかむ力があるのです。
さらにもう一つ重要な言葉があります。
「豊かだなあ」
この言葉を声に出していると、気が付かないうちに豊かな気持ちになってきます。
そして不思議なことに、しばらくすると「豊かな知恵」がどんどん向こうからやってきます。
「豊かな知恵」というのは、言い換えれば大きなチャンスです。
つまり、チャンスに近づくことのできる「幸せだなあ」という言葉と同じ働きがあるのです。
「豊かだなあ」と言って「豊かな知恵」を近づけた後は、さらに「やってやれないことはない。やらずにできるわけがない」と言って掴みとりましょう。
願い事が叶ったことにすると
例えば家が欲しいと思ったら、まず「幸せだなあ」ということです。
しばらくすると、家を手に入れるためのチャンスが必ずやってきます。
そしてその時に、「やってやれないことはない。やらずにできるわけがない」と言っておくと、確実にチャンスを掴むことができます。
さらに「豊かだなあ」と声に出していると、家を手に入れるための「豊かな知恵」がやってきます。
これまた同じように、しっかり掴んでおきます。
こうして、知らないうちに家を手にしているというわけです。
それにしても、家が欲しいという境遇なのに、なんでいきなり「幸せだなあ」と言わなければならないのかと、首をかしげる人がいるかもしれません。
でも、それは理にかなっているのです。
その流れはこうです。
「幸せだなあ」
「やってやれないことはない。やらずにできるわけがない」
「豊かだなあ」と言い続けていると、やがて念願の我が家を手に入れることができるのですが、その時あなたは、きっとこう言うはずです。
「素晴らしい家が手に入りました。ありがとうございました」
私は、この感謝の言葉を最初に持ってきて、頭の中で呟くことにしているのです。
つまり、初めから願い事が叶っていることにして、先回りして「素晴らしい家が手に入りました。ありがとうございます」と思ってしまう。
だから自然に「幸せだなあ」という言葉が出てくるわけです。
口に出せば幸せは後からついてくる
ここでおまけとして、「成功するための独り言」をもう一つ言っておきます。
それはこの言葉です。
「ありがたいなあ」
家が欲しいときの例として、私は先回りして「素晴らしい家が手に入りました。ありがとうございます」と思うと言いました。
この時、「ありがたいなあ」という言葉を声に出していると、面白いことに、ありがたい現象が次々と起こってくるのです。
ありがたいことがあったから「ありがとう」と言うのでは順番が逆です。
まず「ありがたいなあ」と声を出す。
そこから全てを始めると、何でもうまく運ぶようになるものです。
サラリーマンなら、オフィスで座っている時に「ありがたいなあ」と声に出してみると良いでしょう。
「こんな夏の日の炎天下に、外で汗水流して働いている人もいるんだ。それなのに、自分はこんなにエアコンが効いた部屋で仕事ができる。俺って本当に幸せだなあ、ありがたいなあ」
嫌な上司がいても、仕事がうまく進んでいなくても、「幸せだなあ」と声に出せば、なぜか幸せは後からついてくるのです。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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