小さなことでもいいので「いいこと」を探す癖をつけましょう。
自分にとっての「幸せ」がわかってきます。
「自分に似合う幸せ」を知っている人は最高に粋ない人
私が一人さんに、「皆さんが一人さんのことを『粋だ』って言っていますよ」と話した時、一人さんから、こう言われました。
「自分に似合った幸せを見つけることが、最高の粋だね」
自分にぴったり合った幸せを探さないで、「世間的な常識」を基準にすると、人と比べるようになります。
すると、焦りが生まれて、不安や嫉妬に苦しむことになるんですね。
だけど、この世に生きている人たちは、みんな「段階」が違います。
今回、生まれ変わるまでに前世でやってきたことと、今世で学ぼうと思って持ってきている課題がみんな違うわけです。
だから、幸せな人それぞれなんですね。
そのことに気づかないと、お金をたくさん使える方が幸せだと思ったり、自分より恵まれているように見える人に向かって、「あなたばっかり、ずるい!」というようになったりして、いつまでも満たされることがありません。
「〇〇がないから、幸せじゃない」って思うのは、とても貧しいことなんです。
自分に似合う幸せを知っている人は、今あるもので、十分に楽しめてしまいます。
焦るのは、心配になるからです。
「私はこのまま行ったら、不幸になるんじゃないか?」って、不安になるせいです。
でも、そう考えること自体が、すでに自分を不幸にしているんですよね。
「人間っていうのは、不幸になりやすい生き物なんだよ。
黙ってても心配するようにできてるの。
でも、心配ばかりしてる人ってどんな人かって言ったら、怠け者なんだよ。
だって、心配って物事の始まりなの。
健康が心配だから運動しよう、将来が不安だから貯金しようとか、必ず解決策ってあるんだよね。
だけど、心配性の人は、不安があるだけで解決する行動を取らないんだよ」
一人さんは、そう教えてくれました。
人の心には、愛(光)と恐れ(心配・不安)しかありません。
恐れが強くなったら、楽しいことを考えたり、いいことをイメージしたりする努力が必要です。
心配ばかりして落ち込みがちな人は、自分の幸せを見つける努力をしないで、楽をしているのと同じこと。
そして、いずれその心配を現実のものにしてしまいます。
「幸せになろうとしない人って、無粋じゃないか。
周りも暗い気持ちになるから、迷惑するんだよ。
例えばさ、山の中に住んでいる人が、いつまでも『海が見たい』ってうわ言みたいに言っていたらどうだい?
そんなことをずっと言っている間に、海を見に行ったらいいじゃない。
でも、そういう人は、海に行ったら『やっぱり山がいい』って言うの。
自分がいる山の中の素敵なところを見つけて、それから海に行くならいいんだけどね」
そう話す一人さんの言葉に、私も考えさせられました。
幸せって、誰かと比べるものでも、「神様はこう言ってますよ」と人から提示されるものでもなくて、あなたが心で感じるものです。
恐れが大きくなってきた時に楽しいことを考える癖は、自分でつけていかなくてはなりません。
そうするうちに慣れてくると、いいことや楽しいことを想像するのが楽にできるようになって、自分にとっての幸せがどんどん分かってくるんですね。
一人さんに会うと、よく「何か、いいことあったかい?」って聞かれます。
「何かあった?」じゃないんです。
「いいこと」に限定して聞かれると、こちらもいいことを自然と思いつきます。
「すごくいい夢を見た」「今読んでいる本が、想像以上に面白い」とか、そんなささやかなことでもいいんです。
そうやっているうちに、いいことを見つけるのがだんだん上手になって、「私って、こういうことに幸せを感じるんだ」って嬉しくなってきます。
一人さんに、「一人さんにとって、どんなことが幸せですか?」って聞いてみたことがあります。
「朝、目が覚めること」だそうですよ。
「今日も目が覚めたってことは、神様が『まだこの世で楽しみなさい』って言ってくれてるんだ。
『一人さん、まだ課題が終わってませんよ』ってさ。
不幸せだと、人間は誰かに八つ当たりするようになるから、人って幸せじゃないといけないんだよ。
だから、私は、綺麗なものを見て、美味しいものを食べて、せっせと自分で笑っちゃうくらいくだらないことを考え続けるんだね」
自分が幸せになると、今度は、人が幸せになることを考えられるようになります。
この時は、おしゃれな話と一緒で、幸せは100人いたら100通りあるってことを知っているといいですね。
そうすると、「海なんてつまらないわよ、一緒に山に行きましょう!」と自分の幸せを人に押し付けることをしないで、「あなたは、何が幸せ? 私に、何かできることある?」って、聞いてあげられるようになりますよ。
小さなことでもいいの「いいこと」を探す癖をつけましょう。
自分にとっての「幸せ」が分かってきます。
斎藤一人さんの話を纏めました。
皆様、いつもご精読ありがとうございます。
お世話になっております。
Youtubeのチャンネル登録よろしくお願いします。
我が儘勝手で申し開きもございません。
上記の赤色のボタンを押してくださいね。
お手数ですが、遠慮なさらずに押して欲しいんです。