すぐに怒るやつは馬鹿だ。
すぐに威張るやつは大馬鹿だ。
人に好かれる人、好かれない人
斎藤一人さんが「人に好かれる人、好かれない人の違いは」という話をしてくださいました。
一人さんの作っている「ついてるカード」にも、「すぐに怒るやつは馬鹿だ。この言葉を世界に広げよう」とありますが、それと同じように「すぐに威張るやつは大馬鹿だ」と一人さんは教えてくれました。
会社の中でも、自分より弱い立場にいる人に向かって、すぐに威張り散らす人はいませんか?
世の中で弱い立場の人に向かって威張っている人はいませんか?
そのような人は必ず世間が見ていますから、人々から相手にされなくなります。
出世するということは、威張る回数が多くなるということではありません。
他の人よりも頭を下げる回数が多くなることなんだと、 一人さんはお母さんから教えられたと話してくれました。
素晴らしいお母さんですよね。
斎藤一人さん
優しいとは、自分より弱い立場の人に対して優しいということです。
あなたはできていますか?
精神論とは自分論です。
あなたができていれば、それでいいんです。
生きていくための知恵
生きていくために必要な知恵とは一体どのようなものでしょうか?
そのことを考える上で、非常に参考になるエピソードを紹介します。
ある夫婦の間に一人の娘さんが生まれました。
その夫婦はどちらとも病弱で、ある時母親が亡くなりました。
父親は男手一つで仕事と家庭の両立ができずに、とうとうその娘さんを施設に預けることになりました。
生まれつき、知的障害を抱えた娘さんでしたので、施設内の人達も気をつけて対応していました。
それから月日が流れ、施設の決まり上、あと半年で出て行かなくてはならないという期限が迫ってきた時の事です。
施設の人たちは、「このまま世に出たら可哀想」とか「誰か良い人が嫁にもらってくれないだろうか?」など心配して、せめて残りの期間でお金の価値だけでも教えてあげようということになり、1円玉から500円玉まで机の上に並べ、一つ一つ、「この1円玉よりも5円玉の方が価値があるのよ。その5円玉より・・・・・・」と毎日毎日教えました。
さらに月日が流れ、施設にいられる期間も残り3日となった時に、 施設の職員が集まり、理解しているかを確認してみることにしました。
「このお金の中で一番価値があるのはどのお金?」
娘さんが満面の笑みで「これ」と指差したのは10円玉でした。
「何ヶ月も教えたのに何で覚えないの!! だからあなたはだめなのよ! この500円玉が一番価値があるの!! いい加減に覚えなさい!」とある職員はついつい怒鳴ってしまいました。
「じゃあもう一度聞くからね。このお金の中でどれが一番価値がある?」
娘さんがまた満面の笑みで「これ」と指差したのは、やはり10円玉でした。
なんで10円玉なんだろうと思った一人が、「どうして10円玉なの?」と聞きました。
娘さんは満面の笑みで電話機を指差して、「だって、このお金をあれに入れると大好きなパパの声がするんだもん」と答えたのです。
周りの人達は声を出せずにいました。
そしてその中の一人が「どっちが知的障害者なんだろうか」と言いました。
生きていく上で必要な知恵は、人それぞれ違います。
斎藤一人さん
人は、人を育てているように思うが、人に育てられていることが多い。
子供を育てているつもりでも、子供に育てられていることが多い。
思いやる心
人は言葉で救われたり、励まされたりして、喜びを感じるものです。
私も体験がありますが、人に褒められたりするととても嬉しいもので、その日一日ハッピーな気分でいられます。
その反対に言葉で傷ついたり、落ち込んだりし、時として怒りを覚えたりもします。
先日テレビで、毎日自分の土地にゴミを置かれて困っている人が、「どうしたらごみを置かれなくなるか?」ということを考えに考え抜いた結果、あることに気が付いたそうです。
それは「相手の立場になって考えたら相手はどう思うか? 自分だったらどう思うか?」ということだそうです。
それでこの人は、毎朝ゴミが捨てられている場所に、次のような書置きをしたところ、その日からゴミは1度も置かれなくなりました。
その書き置きとは、
「あんたのいらんもんはわしもいらん」と言う、ユーモアを交えつつ、相手の心理(気持ち)をついた何とも見事なものでした。
またある日のこと、私は友人と食事をしている最中に急にお腹が痛くなり、トイレに駆け込みました。
そして用を済ませて出ようとした時、近づいてくる女性の声が聞こえてきました。(ちなみにこのトイレは男女共用トイレで、焦っていた私が間違えて女性用のトイレに入ったのではありません)。
そのトイレは私が入る前から少し汚れていました。
しかし、この状態のまま出て行くと、きっとこの女性は私がトイレを汚したと思うに違いありません。
そう考えた私は出る前にトイレを掃除しました。
すると、ふとした疑問が湧いてきました。
「トイレ掃除はなぜするのか? 女性に嫌われたくないため?
いやいや、そんなことではないはずだ」
そこでやっと気づきました。
相手の立場に立ち、もし自分が汚いトイレに入ったらと考えた時に一つの答えが出ました。
それは、「トイレ掃除は次にトイレに入る人へのマナーであり、思いやる気持ちではないか」と。
そして「自分が次に入る人にどう思われるか?」と気にしながら掃除している自分が、恥ずかしくなってきました。
人は皆自分のことが大切ですし、大好きです。
自分のことを思う気持ちと同じように「思いやる心」を持って人に接していくことができれば、この地球がさらに住みやすい天国に変わることと思います。
斎藤一人さん
昔、「トイレ掃除するといいことあるよ」と教えてあげたら、お店のお掃除もしないで、トイレばっかり掃除する人がいた。
これには参った。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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