たとえ今の仕事は自分で選んだように思っていたとしても、宇宙の采配によりその人の使命のためにできるような、心を込めてできるような仕事へと自然と導かれていきます。
仕事に呼ばれる
「僕の前に道はない、僕の後ろに道は出来る」
有名な高村光太郎の詩、「道程」の一説です。
人は誰しも、自分が進むべき人生の目的をもって生まれてきます。
ただその道程(みちのり)の途中で、それが本当に自分にとって正しい道程なのかどうかを見失うことがあります。
しかし、道は必ず開けるのです。
私は斎藤一人さんとの出会いを通じて、それを痛感しました。
まずは、私自身がどのような道程を歩んできて、どのように導かれていったかをお話ししたいと思います。
それは何と、白バイ隊員でした。
道路を颯爽と風を切りながら飛ばしていくオートバイの姿を見て、すごく感激していました。
「何としても警察に入るんだ!
そして憧れの白バイに乗り、自分も風を切って道路を走るんだ!」と決めていました。
高校3年生の時、担任の先生からは日本体育大学への推薦入学を勧められましたが、私は警察に入り、白バイ隊員になること以外は考えていませんでしたので、推薦入学は他の人に回して下さいと、あっさりその話を断りました。
そしていよいよここから私の「道」が始まります。
私には警察官の知り合いがいました。
今ではこんなことを言うと世間の人から叱られますが、当時は親戚や知り合いに警察官がいると、必ずがつくほど、警察の採用試験に合格していました。
だから私も合格間違いなしと、家族や親戚家族やし、学校の先生や友達までもが、私の合格を100%信じていました。
そして当然のこと、私が一番自信を持っていました。
警察の試験は当時、中野の警察学校で行われました。
一次試験は学力テストと体力テストがあり、そこで私はトップ10に入っていることを、警察官の知人に知らされて大喜びをしたことを今でも覚えています。
そしてここからが私の「道」を左右に分けた話の始まりです。
数日後に2次試験がありました。
二次試験と言っても身体検査と面接ですから、まさかここで落ちる人はいないだろうと思って臨みました。
面接の始まりです。
「365番、遠藤さん。中に入ってください」と呼ばれたので、元気よく返事をして中に入り、練習した手順で着席しました。
ここまでは完璧だと自分に言い聞かせました。
試験管は当時3名で、質問は主に中央にいる人が行い、あとの二人は私の態度やしぐさをチェックしていました。
面接もそつなくこなし、時間も残り少なくなった時の事です。
私から見て右側にいた試験管が、「最後にひとつだけ質問をして終わります」言うので、私はほっと息を抜き、質問を聞きました。
その質問は今でも覚えており、一生忘れることはないと思います。
「あなたが最近読んだ本で記憶に残り、感動した本がありましたら聞かせてください」という質問です。
私はその当時、本を読むことが好きでしたので、芥川龍之介の『』『羅生門』『鼻』や夏目漱石の『吾輩は猫である』『こころ』、島崎藤村の『破壊』など、数多くの小説を読んでいましたが数多くの小説を。
にもかかわらず、私の口から出てきたのは森鴎外の『高瀬舟』でした。
よりによってこの場面で、なんで『高瀬舟』何でしょうか?
ということは理解に苦しみますが、30年以上たった今、そのことの意味がよくわかりました。
ここで少し『高瀬舟』の話をさせて頂きますと、そもそも高瀬舟とは、罪を犯した人がしま島送りになる時、京都の高瀬川から乗る船のことです。
いわゆる島送りの船ですね。
ある時、兄弟殺しの罪で一人の男が船に乗せられ、その罪人を今で言う警察官が船で護送している間に、「なぜ弟を殺したのか?」という理由を聞き出していくという、とても情に訴える、考えさせられる内容のものでした。
話を元に戻して、試験管にその後、次のような質問をされました。
「遠藤さんだったらその時、罪人に対してどのように対応しましたか?」
その時、自分でも想像もつかないような答えが、私の口から飛び出してきました。
「はい、私でしたら私でしたら迷わずに無罪放免にして逃がします」と元気よく答えてしまったのです。
言うまでもありませんが、これには試験管も、私も、そして後で聞かされた家族や私を推薦してくれた警察官の人も、みんな腰を抜かすほどにびっくりしたそうです。
その出来事を振り返ると、もしあの時に違う本の話をしていたら、今の自分は無かったと思います。
斎藤一人さんとも出会っていなかっただろうし、今こうして素晴らしい仲間たちと出会って、楽しく仕事をさせていただくこともなかったでしょう。
だからこうして今、私が歩いているこの道は、神様が私に会いませてくれた道なんだなと心から感謝しています。
長い人生には上り坂もあれば下り坂もあります。
でも考え方次第で、下り坂も上り坂に見えます。
逆方向から見れば良いだけですからね。
斎藤一人さん
人は自分で仕事を選んでいるようだけど、本当は仕事に呼ばれているんだよ。
そしてその職場で、魂が向上するようなことが起きるんだよ。
そうやって捉えると、人生のしくみがよく見えてくるよ。
人生という旅の目的
まず人生という旅の目的について考えてみたいと思います。
皆さんも今まで、色んな所に旅行へ出かけられた経験がありますよね。
学校で行く変速や修学旅行は、普段、教室の中で学べないことを学ぶために行きます。
会社で行くよ慰安旅行はその名の通り、仕事でがんばってくれている社員の労をねぎらうために行きます。
まだ友達や家族で行く旅行は、楽しい思い出や感動を共有することで、さらにお互いの絆を深めてくれます。
そして一人旅もいいものです。
修学旅行に慰安旅行、家族旅行に一人旅と、旅にも色々あり、その目的も色々です。
そして人生の旅の目的も人それぞれ違いますが、ひとつだけ共通点があります。
それは、誰もが幸せになるために人生を旅しているのだということです。
一人さんは、「人は幸せになる権利があると言うけれど、実はそうじゃないんだよ。人は幸せになる義務があるんだよ」と言います。
人は生まれてくる時に、大まかな人生の計画を立ててきます。
例えば、この両親のもとに生まれ、体や性別はこれ、地域はここといった感じです。
そして誰もが必ず生まれてくるときに持っている目的があります。
それは魂の成長です。
つまり、人は旅の途中で経験する、色々な出来事を通して魂を成長させます。
ただ、魂の成長は目に見えません。
そこで旅の指針になるのが、「幸せになる」ということなのです。
斎藤一人さん
長く生きていくと色々な問題に出くわします。
その時、この問題で一番、魂の成長する方法は何だろうと考えると、とても簡単に問題が解決するものです。
一度試してみるとビックリしますよ。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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