うまくいかせたかったら、新規のお客さんは二で、八は常連のお客さんなの。
「今、自分が持っているお金、モノ、人がなんだよ。
縁があって来たんだよ『縁(えにし)じゃないか』
一人さんとドライブに出かけると、訪れた先々で素敵な出会いがあります。
『真珠屋さん』との出会いも、その一例です。
とある街に、昔、真珠のアクセサリーを専門に販売しているお店があって、そこの店員さんを私たちは勝手に『真珠屋さん』と呼んでいたんですね。
その『真珠屋さん』が素敵なんです。
何が素敵かと言うと、真珠たちと会話ができるんです。
お客様が心中のアクセサリーを購入すると『真珠屋さん』はその真珠たちよラッピングしながら、
「今日あなたはこういう人のところへ、お嫁に行くんだよ」
「お客様をより美しくしてあげてね」
真珠に話しかけるんだそうです。
するとね、真珠たちが「じゃあ、行ってきます」とか「幸せにしてきます」とか『真珠屋さん』に言葉を返してくれるんだそう。
「真珠と会話ができるなんて・・・・・・」と思った方も、もしかしたら、いるかもしれません。
思ってもいいんですよ。
心の中は何を思おうが自由ですからね。
ただ、私たちは『真珠屋さん』みたいな人が好きなんです。
ちなみになんですが、一人さんによれば、モノというのは人の思いが創ったから、その思いを大切にしようとする人はモノとお話ができるんだそうです。
「えっ、じゃあ、一人さんは、モノとお話ができるの?」
と、私は、一人さんに聞いてみたのですが・・・・・・・。
一人さんは、ニコッと笑っただけで、私の質問には答えてくれませんでした。
ただ、「今、あるものを大切にしたくなる」そんな話をしてくれたんです。
それは、こんな話でした。
「この世の中にあるモノは全て、人間の思いが創りあげたんだよ。
例えば車だったら、馬に車を引かせるより燃料を燃やして走る自動車があったらいいな、という思いから始まって、乗り心地のいい車があったらいいな、運転が快適になる車があったらいいなとか、いろんな思いがあるんだよ。
最近だと、自動操縦ができるもの、という思いから、そういう車も出てきたよね。
工場で働く人の作業着だって、着やすくて、汚れ落ちが良くて、作業中に怪我のないようにという思いがあるんだよ。
全てのものは思いが作り上げた『思いの塊』なの。
そういう思いを大切にする人は、モノを粗末にしない、大切にするよね。
モノを大切にするっていうのはね、例えば今自分が中古の軽自動車に乗っているのなら、『この車が最高なんだよ』とか言って、綺麗に磨いてあげるんだよね。
逆に、『俺は中古しか乗れなくて』とか、『この車は10万で、安い車なんだ』とかって言っているのを聞くと、おしい! って思うよ。
何がおしいのかと言うと、1万円札10枚重ねた上に乗ってごらん、絶対、走らないから、だけど、その中古車を行きたいところへ連れて行ってくれるんだよね。
ありがたいでしょ。
そのことに気づかないことが、おしい! と言ってるの。
この車が自分のところへ来てくれて、好きなところに行ける、ありがたいなって、そういう気持ちで使うことが、モノを大切にすることなの。
モノを大切にするから、大切なモノに囲まれて暮らしているんだよ。
お金もそうだよ、人間もそう。
粗末にしちゃいけない、大事にするの。
『こんな程度のもので』じゃないの、自分のものになったら宝なんだよ。
何かの縁があって自分のところへ来てくれたんだよ、『縁(えにし)』じゃないか。
俺はそう思ってるの。
だから、100均のポーチでも大事にするんだよ。
だから、俺の周りには大事なモノがいっぱいあるんだよ。
お金もそうなの、大事にするからお金も一人さんのことを大事にしてくれる。
人もそう、俺は人に困ったことがないんだよ。
それは、俺が人を大事にするからなんだよ。
わかるかい?
大事にしたものが残るなんだ、 って言いたいの」
皆さんは、何を大切にしてきましたか?
今、自分の身の回りにあるものを見てください。
自分が何を大切にしてきたのか一目瞭然だと思います。
もう1つ、質問します。
これから何を大切にしていきたいですか?
ちょっと考えてみてください。
この問いから、今よりもっとステキな人生が始まります。
『八二の定理』というのがあるんだよ。
新規のお客さんを八にしようとしても
なぜか、うまくいかないんだよ。
うまくいかせたかったら、
新規のお客さんは二で、
八は常連のお客さんなの。
この割合を保っている店が盛り上がっているの。
斎藤一人さんの話を纏めました。
皆様、いつもご精読ありがとうございます。
お世話になっております。
Youtubeのチャンネル登録よろしくお願いします。
我が儘勝手で申し開きもございません。
上記の赤色のボタンを押してくださいね。
お手数ですが、遠慮なさらずに押して欲しいんです。