お腹が空いたら食べるのが一番自然
分食のすすめ
現実にはランチがその日の食事の実質的スタートになっている人が多いのですから、スロースタートが一番大事なことなのです。
睡眠時間+その時間まで胃腸は眠っているわけだから、にいきなりどういう仕事をさせるかを考えて、ランチを選べばいいと思いますよ。
つまり、ランチの内容より重さでしょう。
ランチで牛丼を特盛にして卵をかけて頬張っている人を見かけます。
朝の分も取ってしまおうと張り切っているのでしょうが、それは間違い。
昼を多く食べる分には太らないという感覚をみんな持っています。
特に女性は。
漢方的な観点から言えば、ランチと言うか1食目は軽くして、もし、持たないようだったら軽く穴埋めをする方が太らないはずです。
小腹がすいたら、ちょっとおせんべいをかじるとかして。
3時頃にクッキーと紅茶の方が体は楽ですよ。
体は消化に回すとすごく体力を奪われます。
消化は血液が内臓に集中するので、すごく体が疲れるわけです。
だから、午後すごく疲れやすい人は、ランチの取り方を振り返ってみると、無理な食べ方をしているのではないでしょうか。
少量の食事を1日5回、6回に分けて食事をとる、分食で体調を維持している人も結構います。
例えば、血液値の急上昇・急下降を避けなければならない糖尿病の人に分食主義が多いですね。
サンドイッチ2切れずつとか、ちらし寿司をお茶碗半分ぐらいずつ、小腹が空いたら食べるわけです。
後はスポーツ選手なども分食主義の人が結構います。
一番大事なことは、お腹がすいたら食べるということ。
シンプルに考えることです。
それが普通にできないのが今の世の中なのですね。
昼だから食べる、時間になったから食べるでしょう。
付き合いで食べることが多いとか、今の食事は食欲を無視していますよね。
本来は「食欲」を大切にして食べるのがベストなんです。
どの国にもおやつという習慣があるのも、そういう知恵なのでしょう。
夜を軽くすればいいという意見もあるようですが、夜は食欲のために食べるというよりは、幸福感のために食べる人が多いのです。
例えば、今日一日がんばったんだから、うまいもので食べなきゃやってられないとか、いう具合にね。
それをやめるというのは、現代生活ではちょっと無理でしょう。
ダイエットで、みんなが最も挫折するのは、夜を軽くすることです。
ベジタリアンになれば健康になれるのか
考え違いはされています。
肉や魚を取らずに、野菜だけを食べていれば、痩せて健康になれると思っている人が結構います。
野菜でも肉でも魚でも何でもバランスよく食べればいいわけですよ。
ダイエットしているうちのお客様がいそうな顔つきで、「私、太っているから、肉、魚、卵は控えているのです」と言ってこられるのですが、私は「嫌、食べてください」と返しています。
そんなお客様に私は必ずこう申し上げています。
「菜食主義の生き物は全て大きいのです。
ゾウとかカバとかキリンとかサイとかウマとか。
彼らはベジタリアンなわけです。
一方、肉を主食とするチーターとかハイエナとかみんなしまった体つきをしているでしょう」
それでは卵はどうなのですか、と聞かれることもあります。
私はジョークを込めて、「蛇を見てごらんなさい。痩せているでしょう」と答えています。
要するに、タンパク質を取っている生き物の方がごわごわしていないし、体のラインが美しいわけで、分かりやすい例をあげてみたのです。
「菜食を貫けば痩せる」と盲信している人が結構いますが、それは違うはずです。
例えば、日本の地方の農業地帯へ行ってみますと、野菜を試食とするのにも関わらず、そこに住んでいる人たちの肥満型が結構高いのです。
一人さんならこう言うでしょう。
「野菜しか食べていないから太っているのだよ」
先に言ったように、菜食、穀物食を試食とする生物は総じて大型です。
一時的にカロリーダウンして痩せますが、それを続ければ元に戻るか太ってきます。
なぜならば、これしかカロリーが入ってこないのならば、吸収率を上げようとか、それでは消費効率(燃費を良くしよう)を上げようとか、体は必ずそういう風にバランスを取りたがるからです。
摂取カロリーだけの問題ではありません。
我々は機械的に食べ物を消費しているわけではないのです。
食べているものに合わせて体は変わってしまうので、あまり菜食にこだわるよりは、タンパク質をある程度とった方がいいと思います。
もちろん、再三申し上げているとおり、タンパク質には血を汚す要素がつきまとっているので、それを食物性のものでどう消してあげるか、カバーしてあげるかを考えなければいけません。
菜食だけでは健康的には痩せない
斎藤一人さんの話を纏めました。
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