時には『忙しい自分』をシャットアウトしよう
疲れたら余計なセンサーを切ってみる
いろんな知恵が積み重なって、今の世の中は、少し便利になりすぎてしまいました。
新しい情報に新しい道、新しい仕事、新しい人間関係・・・・・・、誰でも新しいことが好きですから、それを追いかけるあまりに、情報をキャッチするセンサーはものすごく敏感になったけれど、それは、木を見ずして森だけを見ているような気がします。
その結果が、「正常なセンサーが働かない」状態なのです。
センサーを元に戻す具体的な方法として、1つ提案したいのが。最近、若い人たちの間で話題になっている『100万人のキャンドルナイト』のような環境イベント。
これは「夏至と冬至の夜。みんなで一斉に電気を消そう」というものですが、実際にやってみると、何かしら感じるものがあると思います。
私も参加しましたが、普段、何気なく使っている電気を全部消して、ろうそくの明かりだけです静かに過ごした数時間は、単に省エネということだけでなく、電気と同じように、体のあちこちに張り巡らされている余計なセンサーを切るという意味でも、とても貴重な時間に思えました。
他にも、例えばノーテレビデーとか、ノーコミックデーとか、自分なりに「今日はこれはやらない」と決めて、ピンと張った情報センサーを緩めてあげることも、時には必要なのではないでしょうか。
人間は、きっと、普段から必要なものと一緒に、必要じゃないものをいっぱい取り入れているんです。
黙々とセンサーを働かせることも大事だけれど、そういうことを忘れる時間、ふっと割れに帰る時間というのも作らないと、センサーはますます鈍ってしまうと思います。
時々ですが、本当に疲れたなと思うと、私は軽井沢の「星のや」さんという宿に出かけていきます。
部屋にはテレビも時計もありません。
その部屋で何をするかというと、目の前を流れる川面を見ながら、ただただぼーっとするのです。
あとは、宿の周りをゆっくり散歩する。
余計なことは何も考えない。
それだけで肩の力がほっと抜けて、リラックスできるのです。
すると、不思議なことに、余計なセンサーが閉じた分、くもりが取れて、眠っていたセンサーが目覚めるような感覚がやってきます。
感覚がぐっと上がって、忙しい時は目にも止まらない小さな花がすごく可愛く見えたり、いつもは地面ばっかり見て歩いているのですが、空を仰ぎたくなったり、いろんな見えなかったものが見えてくるのです。
それこそ、星がこんなに綺麗だって忘れてたなあとか、時間を気にしないで食べる食事って何て美味しいんだろうとか、小さなことに感動している自分を発見します。
そして、東京に帰ると、普段の生活環境をちょっとだけ見直したくなるのです。
「こんなに家中、電気をつけないと生きていけないの?」とか、「こんなに冷たいものばかり飲んで大丈夫なの?」とか、「今、これを買わないと幸せを感じられないの?」とか、1回自分に聞くようになる。
いらないセンサーを切って、今ある自分を見つめ直す。
当たり前のようにある恵まれたものと付き合い方を改めて考えてみる。
自分にとって楽なことをやめてみる。
そういうことが、本来持っているセンサーを磨くということなのかもしれません。
自然の波動ってすごい!!
こないだ初めて沖縄に行ったのですが、そこで見た滝がすごかった!!
何がすごいって、滝が発する波動がものすごかったですね。
自分がグッグッと押されるような感覚。
「うわぁ!!」って思わず叫んでいました。
自然な波動にはいつも圧倒されます。
山が持っている波動というのは、威風堂々として微動だにしない。
「オレは、お前なんかに影響されないぞ」っていう感じです。
もちろん、私がどうしようと山は動きませんが、人間って、常に自分が相手に与える影響を気にしているでしょ?
ところが、山へ行くと、こちらがどうあろうとどうにもならないことがわかっている。
だから、余計なことを考える必要がないんですね。
山に抱かれる安心感というのは、そういうところから来ているものだと思います。
そこへ行くと、滝の場合は山よりもうちょっと柔らかくて強い感じがします。
水が落ちているという視覚的なものがしなやかさを感じさせるのかもしれませんが、別に頑張って落ちているわけではなく、上から下にとうとうと流れていく水の動きを見ていると、「それでいいんじゃない?」って、滝が私に語りかけてくれるような気がして、ほっとして、自信が湧いてくるんです。
少なくとも、その時はそう感じました。
でも、それって、もしかしたら「そうだったらいいな」というものを、自分が勝手に感じ取っているだけかもしれませんね。
前に、日本海の佐渡の海を見ながら、一人さん達とドライブした時も、そんなことを思いました。
その日はあいに行くの曇り空で、今にも雨が降り出しそうな天気でした。
海も真っ黒で、怖いような感じです。
そうしたら、「お前、何怠けてるんだよ」って、海に言われた気がしたのです。
ちょうどその頃、仕事を抜け出してどこかに遊びに行くなんてできない時期だったので、思わずハッとして、「ちょっと、私、もっとがんばらなきゃ。海に叱られてるぞ」みたいな、そんなメッセージを海から感じたことがあります。
反対に、人間はいつでも全力疾走できるわけではないし、足を止めたい時もあります。
そういう時には、大きな自然という存在から、「ゆったり構えなさい」みたいな波動が来ると、救われる思いがする。
そういう、自分が言って欲しいこと、内心思っていることに自然が共鳴してくれると、私たちはとても楽になります。
自然の波動を味方につけよう
斎藤一人さんの話を纏めました。
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