世の中のことは全部、白か黒に分けられると思っているかもしれない。
だけど、グレーゾーンというのもある。
- グレーゾーンの広い方が楽しく生きられる。全ての事に白黒ハッキリさせようというのは無理がある
- 社員選びは「能力があって性格が良い人」
- みんな一生懸命やっているんだよ
- トップは「凄すぎる!」くらいでちょうどいい。みんな、安心していられる
- みんなが波動で仕事をする。従業員も経営者の波動で仕事をするのが望ましい
- 勝負は、勝つことよりも大事なことがある。それは勝ち方、負け方なんです
- 負けたからといって、卑屈になることはない。負けた人は、勝者から学ぶことができる
- 要は、広々としていればいい
- ちっちゃいものを磨くより、大きくなればいいんだよ
- 何でも面白いと思えば、いろんないいことが起きる
グレーゾーンの広い方が楽しく生きられる。
全ての事に白黒ハッキリさせようというのは無理がある
そのグレーゾーンの広い方が楽しく生きられるんだよ。
もちろん、法律とかのグレーゾーンは良くないけれど。
白黒はっきりつけなくちゃいけないことなんか、ほんの少しなんです。
全ての事に白黒はっきりさせようというのは無理がある。
グレーゾーンが狭い人は心の幅が狭いから、商売もうまくいかない。
力を抜いて、だらっとした感じで「まあ、いいか」とね。
そう言っていると、だんだんグレーゾーンが広がっていく。
社員選びは「能力があって性格が良い人」
どうしたら働き者を見抜けるようになるかって？
それには、ひどい目に遭えばいい。
人間、5、6回痛い目にあうと、同じ手は食わなくなる。
だから、ひどい目に合えば人相見になれるんだよ。
人間は、人生で苦労している時、人生の勉強している。
人使いで苦労している時は、人使いの勉強をしている。
全てが勉強なんです。
社員選びはまず、人間のいいのを集める。
それは、能力があって、性格が良い人。
能力があっても、性格の悪いのはだめ。
性格はいいけど、能力がないのもダメ。
だから、会社は少ない人数だけでやるようにするのがいいんです。
みんな一生懸命やっているんだよ
会社では仕事をするのが当たり前です。
仕事をするのは、自慢でも、偉くもなんともない。
私は社長だから、社長業を一生懸命にやる。
社員は社員の仕事をしている。
部長は部長の仕事をしている。
みんな一生懸命やっているんだよ。
だから、「俺がいなければ困るだろう」っていう偉そうな態度をとるやつは、うちにはいないんだよ。
そうすれば、いつもスカッとして仕事できるんだよ。
トップは「凄すぎる!」くらいでちょうどいい。
みんな、安心していられる
世間が求めているのは、強い社長なんです。
トップの人は「この人は凄すぎる！」
くらいでちょうどいい。
世間の荒波が来ても、バーンと打ち破る社長ね。
思いやりや優しさがあるのがいい社長だと思っている人がいるけど。
就職するのは、友達を選んでいるんじゃないよ。
経営者っていうのは、荒波をぶち破って行くぐらい強い人なんだよ。
社員の機嫌を取っているような人じゃないの。
「お前みたいなの、こなくったっていいよ。俺一人でやる」くらいの腹になっている人。
こんな人についていけば、不況だろうがなんだろうが関係ないんだって。
みんな、安心していられる。
みんなが波動で仕事をする。
従業員も経営者の波動で仕事をするのが望ましい
経営者はいつも、自分で全てを失うリスクを背負っている。
サラリーマンならば、もしその仕事が駄目でも、他の仕事を探せる。
でも、経営者はその仕事が失敗すれば、身ぐるみ剥がされてしまう。
それを覚悟で商売しているわけです。
それほどの覚悟でサラリーマンが仕事に望むことは、なかなかできないでしょう。
理想をいえば、従業員も経営者の波動で仕事をするのが望ましい。
サラリーマンという仕事は、自分という商品を会社やお客さんに買ってもらっている商人だと考えればいい。
だから、自分という会社の社長。
そう考えると、経営者の立場がわかることができる。
勝負は、勝つことよりも大事なことがある。
それは勝ち方、負け方なんです
みんな精一杯頑張ってるよね。
でも、人間は完璧じゃないから、失敗することもある。
その時叱ったら、ますます落ち込んでしまう。
失敗したのは仕方がない。
次は、他のやり方でやればいい。
世の中、勝つ時もあれば、負ける時もあるよね。
でも、勝負は、勝つことよりも大事なことがある。
それは勝ち方、負け方なの。
勝った時、負けた人に対して「私が偉いんだ」という態度をとると嫌われる。
だから、そんな態度をとってはいけないんです。
勝った時は、「私が勝てたのは、みんなが応援してくれたからです。本当にありがとうございました」と言って、勝った方法をみんなに教えることだよ。
負けたからといって、卑屈になることはない。
負けた人は、勝者から学ぶことができる
より上のレベルに行こうと思ったら、知っていることを周りの人に教える。
世の中、成功者と言われている人は、みんなこのことを知っていたからです。
負けたからといって、卑屈になることはないんだよ。
負けた人は、勝者から学ぶことができる。
勝者は、自分で新たな方法を作り出さないと、次は負けてしまう。
けれど、負けた人は学ぶ機会を与えてもらった。
その学びが大きいぶん、上に行ける。
だから、負けることを恐れず、どんどん進めばいいんです。
要は、広々としていればいい
人間の器って、平らであることなんだ。
平っていうのは、関東平野を思い出せばいいんだよ。
関東平野っていうのはね、大雑把に平らなんだよ。
関東平野の中には、上野の山もあれば、谷もある。
でも、大雑把に平らだから、そこで人が暮らしていける。
要は、広々としていればいいの。
あんまり完璧を期しちゃうと、自分も苦しいし、人も苦しくなっちゃう。
ちっちゃいものを磨くより、大きくなればいいんだよ
大抵の人は、自分を磨くんだよね。
生きていると、いろんな角が出てくる。
その角を削って、良い形にするんだよ。
角があると刺さるでしょ。
相手に刺さったり、傷つけたりするからって言うんで、角を削ろうとする。
でも、日本の地図を見てごらん。
例えば、下北半島って鎌の形をしてる。
私は、あそこの先端に行くけど、そこに刺さって死んだ人って見たことない。
だから、大きくなるの。
ちっちゃいものを磨くより、大きくなれば刺さらないんだよね。
何でも面白いと思えば、いろんないいことが起きる
神様は、人間に不満に思う能力をくれたんです。
だから、不満を利用して面白く生きる。
不満が出てきたら、それを楽しく解決しちゃうゲームにするとかね。
ついでに人の不満まで解決して、お互いにハッピーになる。
何でも面白いと思えば、いろんないいことが起きる。
奇跡なんか、いくらでも起きるよ。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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