あなたが相手に憧れてもらえるような人になれば、相手はあなたの行動を真似するし、あなたの言葉だってすごく響くようになる。
自分が変われば結果的に周りも変わる
例えば、一人さんがあなたに親切にしたとします。
それであなたが、一人さんのことを「素敵だなぁ」「私もこういう人になりたい」と思ったら、あなたは自分から愛を出すようになるんだよ。
素敵な人を真似するには、自分で愛を出すしかないんです。
その愛によって、あなたが変わるの。
一人さんがあなたを無理に変えようとしなくったって、あなたが勝手に変わってくれるんだよね。
だから、あなたが誰かを変えたいと思った時は、あなたが今以上にじゃんじゃん愛を出せればいい。
そしてその姿を、変えたいと思っている人に見せたらいいの。
相手があなたのことをかっこいいとか、素敵だと思ってくれたら、あとは勝手にあなたの真似をし始めるからね。
人気女優さんが持ってるバッグとか洋服って、大勢の人が真似したがるでしょ?
だけどその女優さんは、別にみんなに真似してもらおうと思ってものを買うわけじゃない。
自分が欲しいものを買うし、好きだから持ってるだけ。
PR商品だったらいろんな糸があるんだろうけど、プライベートで持ってる私物はそうじゃないよね。
ファンにしてみれば、憧れの女優さんがプライベートでひそかに持ってるものほど真似したいんだよ。
好きな女優さんと同じものを持っているだけで嬉しい。
かっこいいもの、可愛いものって、「これを真似してね」なんてわざわざアピールしなくても、みんな勝手に真似してくれるの。
あなたが相手に憧れてもらえるような人になれば、相手はあなたの行動を真似するし、あなたの言葉だってすごく響くようになる。
あなたが何もしなくったって、相手が自分から変わってくれる。
しかも、楽しく変わってくれます。
という意味では、愛で自分が変われば、結果的に人の事も変えられるってことだよね。
正直に「わかりません」というのも一人さんの愛
今更改めて言うことでもないけど、一人さんって商人なんです。
自分で会社を経営しているんだよね。
何が言いたいんですかって、私の所には、サラリーマンの人からよく「会社や仕事について教えてください」っていう質問が来るの。
例えばこの話に沿うような質問だと、「仕事がうまくいって出世するには、会社や仕事にどんな愛を出せばいいでしょうか?」っていうのがあったんだけど。
正直に言いますが・・・・・・一人さんってサラリーマンになったことがないから、こういう質問されても答えが分からないんです。
一回でもサラリーマンで成功した経験があればわかるんだろうけど、私にはそういう経験がないから、お答えのしようがないの。
知っていることだったらいくらでも話せるけど、知らないことをわかったふりして教えることはできないんです。
みんなの中には、一人さんのことを「聞けば何でも出てくる打出小槌」みたく思っている人がいるかもしれないけど、まさかそんなわけない。
一人さんにだって、知らないことは山ほどあります。
だからこそ日々が学びの連続で、テレビを見ようが本を読もうが、いつだって「へぇ、こんなことがあるんだなぁ」って感心しているんだよね。
仲間との会話だってさ、一人さんの知らない事を皆が教えてくれるから、どんな話を聞いても楽しいの。
知らないことを教わるって、ワクワクするんだ。
話がそれちゃったけど、たまに、何でもわかったふりをして答える人がいます。
多分、「せっかく質問してくれたのに、何の答えも出せなかったら悪いなぁ」と思って答えているんだろうけど、一人さんはそうは思わないんです。
分からないことをわかったふりして伝えるのは、本当の愛とは言えないよねって。
人には、分かることと分からないことがあって当たり前なの。
人間は未熟な存在だし、だからこそ、こうして地球でいろんなことを学んでいるんだよね。
何でも知っている人がいるとしたら、それはもう神様で、人間じゃないよ。
ということを伝えるのも、一人さんが愛だと思っています。
仕事や子育てを通じて愛を出すのが修行だよ
以前、あるシングルマザーの女性から、こんな相談を受けたことがあるんです。
「仕事と子育てが忙しく、余裕がなくて愛を出すのが難しいです。愛を出すために、何か良い方法はありますか?」
これね、意地悪で言うわけじゃないんだけど、シングルマザーで仕事が忙しいとか、子育てが忙しいとかって、愛が出せない理由を強調しているんだよね。
どこか、「それはしょうがないね」っていう免罪符を求めているように見えるの。
だとしたら、それがうまくいかない理由なんだ。
忙しくても大変でも、愛は出さなきゃいけないんです。
愛を出すことが魂のテーマである以上、愛を出せない人は幸せになれないし、ずっと辛い人生のままだよ。
人生における修行というのは、仕事や子育てそのものではありません。
仕事や子育てを通じて、いかに愛を出すか。
それが修行なの。
わかるかい?
何の工夫もせず「忙しくて愛が出せない人に、愛を出すコツを教えてください」っていうのは、車のブレーキを踏みながらアクセルをふかすようなものです。
ブレーキを踏みながら「この状態で前へ進むにはどうしたらいいですか?」って質問しているのと同じだよね。
質問がおかしいの。
忙しくて心にゆとりがないんだったら、まずそれを改善する方法を考えてみな。
子供を預かってくれる人がいないとか、一人になる時間がないって思うかもしれないけど、最近は行政でも結構子育てサポートが充実していて、安い費用でサービスが利用できる仕組み絵なんかもあると聞くよ。
民間でベビーシッターを頼むと高額な費用がかかるイメージだろうけど、手軽に利用できる行政制度の中に、似たようなサービスがないか調べてみたらいいじゃないかな?
思い切って1日仕事を休み、家でゴロゴロする日を作るとかもありだよね。
そうやって、情報を集めたり工夫したりしてごらん。
案外、心のゆとりにつながる方法が見つかるかもしれないよ。
でね、子育てに悩んでいるお母さんって、話を聞くと大抵過剰にお世話しているんです。
子供に「勉強しなさい」「ご飯をこぼさず食べなさい」「早く寝なさい」って、いちいち口うるさくしている。
完璧に育てなきゃいけないと思い込んでいるんだよね。
だけど子供なんて、適当に手を抜いたって問題なく育つの。
うるさく言うより、「信じてるよ」っていう一言の方が、よっぽどいい子に育つと思いますよ。
もっと肩の力を抜いて、気楽に生きることだね。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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