自分が見えている「現実」以外に、見えてない世界が、もしあるとしたら・・・・・・。
見えてない世界が、もしあるとしたら・・・・・・
分刻みの予定が満載のスケジュール表。
それを眺めながら、『心のゆとり』をなくしてなるものかと「か気づいてるわ、私」と自分に言い聞かせる。
でも、言い聞かせるだけでは、自分が空中分解しかねない、ということがわかっているから、私は、仕事の合間、合間に、イメージを広げる時間を持つように心がけています。
一瞬だけ仕事を忘れ、頭を遊ばせるのです。
例えば、「今」と言ってみる。
言ったとほぼ同時に、「今」という瞬間は通り過ぎます。
「今」と言った、その1秒後には「1秒前の今」になってしまう。
そう、過去になってしまうのです。
だから、過去は、過ぎ去った「今」なんです。
そして未来は、私たちが今、思っていることが引き寄せたもの。
ということは、今、自分に起きていることは、過去の自分が思ったことが呼び寄せたもの、と言えるのです。
何を言いたいのかと、人生というのは、「今」の積み重ねなんです。
ただし、その「今」は、私たちが目で見ている現実世界だけでできているのかと言うと、実はそうではない。
目に見える世界が全てではないのです。
『見えない世界』というものがあるのです。
しかも、『見えない世界』が占める割合の方が圧倒的に大きいのです。
私たちが目で見て、手で触れて感じることができる現実世界は、氷山の一角、いや、小指の先程もないのだそうです。
この話を初めて聞いた時、私はさほど驚きませんでした。
というのは、『見えない世界』のごくごく一部に触れた瞬間が、何度もあったからなんです。
死んだ後の世界は『死者の世界』ではありません
私は過去に一度だけ、入院したことがあります。
全くお恥ずかしい話なんですが、私は若気の至りでお酒を飲み過ぎ、腎臓を痛めてしまったのです。
入院中、お日様が出ている間も、場所によっては、なんとなく気配を感じることがあることはあったのですが、夜になると『見えない世界』がぐっと私に接近してくるんです。
例えば、ある夜、トイレに行くのに病室を出ると、「えっ!?」思わず息を飲む。
というのは、点滴スタンドを転がしながら廊下を歩いている浮遊霊の姿を見かけたからです。
『白い光の玉』もお迎えに来ているのに、本人は「死んだ」と思っていない。
つまり「死」を受け入れていない。
そういう方が浮遊霊となって、生前の院内暮らしを続けているのを何度も見かけました。
それから、私の大好きな仲間の一人に『ただおちゃん』という人がいます。
ただおちゃんは数年前に光の国へ移って行ったのですが、光の国に逝った直後のある夜のことです。
私の部屋に『ただおちゃん』がいたんです。
「どこへやってたかな、ここかな?」
『ただおちゃん』はそう言いながら、部屋にあるタンスの引き出しを開けたり閉めたりしていました。
「『ただおちゃん』どうしたの?」
私は、いつもと同じ調子で話しかけました。
『ただおちゃん』も全く変わらない様子で「恵美子さん、ちょっと聞いて。
あのね、大切なものを探しているんだけど、見つからないんだよ」
「どこかから、ひょっこり出てくるから大丈夫だよ。
それより、夜も遅いし、もう寝ようよ。
私は寝るよ」私はそう言いました。
というのは、『ただおちゃん』は一本気なところがあるからなんです。
見つかるまでずっと探し続ける、そういう人なんです。
だから私は「もう寝るよ」と言ってベッドに入り、目を閉じました。
翌朝、ベッドの上で目が覚めた私は「昨日のあれは夢だったのかな」と思った反面、「それにしては、やけにリアルだったな」という気がしてなりませんでした。
そこで私は、仲間のみっちゃん先生に電話をして前日の夜のことを話しました。
それらからしばらく経ったある日のこと。
『ただおちゃん』が生前作成した遺言書が見つかった、という報告をもらいました。
『ただおちゃん』のサポートをしていた方に、「恵美子さんの部屋で探し物をしていたみたいだよ」という話が伝わり、その後、身辺整理をしてみたら、見つかったのだそう。
ちょっと、これ、すごくないですか!?
よく「幽霊には足がない」と言うでしょう?
昔の絵師が描いた幽霊画を見ても、確かに足がないのです。
でも、私が『ただおちゃん』と会った時、彼にはちゃんと足がありました。
病院で点滴スタンドを転がしながら歩いてみた方々もそうです。
しかも、当人はまだ生きているつもりで、そこに暮らしていたんです。
「死後の世界」と言うと、「死者の世界」を想像している人もいるでしょう。
ところが、私がこれまでに何度も垣間見た「死後の世界」は、そうではなかった。
おどろおどろしい死者の世界ではなかったのです。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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