人生の答えを探す時は、まず自分の脳に「もっと楽しくて豊か」というキーワードをインプットするの。
何か頭に浮かんだと同時に安らいだ気持ちになったら、それが正解なの。
「前世で瓦版をやっていて『あの代官は悪代官』って書いたのかもな」
かなり前の話ですが、ネット上に、一人さんのことについて根も葉もない噂話が流されたことがありました。
その時、私は知人の弁護士に相談しようとしたんですが、一人さんがニコニコ笑って「恵美子さん、やめな」って言ったんです(ひとりさんの個人的な意見です。適切な対応策は人によって様々です)。
私は納得がいかなくて、「何ですか?」って言ったんです。
一人さんは笑顔を崩さず、こう言いました。
「そりゃあ、オレだって『なんて理不尽なんだろう』って思わなくもないけど、でも、法に訴えるという話を聞いても、なんか、ピンと来ないんだよね。
もしかしたら俺は前世瓦ばん(江戸時代の新聞記者)をやっていて、その時、よく調べもしないで『あの代官は悪代官だ』とかって書いていたのかもしれないよな。
いずれにしろ、このことで俺は根も葉もない噂を流された人の気持ちが痛いほどわかったよ。
これでいいんだが解消できた、よかった、よかった」
一人さんにそう言われても、全然、「良かった」とは思えなかった私は、一人さんに言いました。
「泣き寝入りするつもりなんですか!」って。
その時、ひとりさんがこのような話をしてくれたのです。
「世の中って、いろんな人間がいるんだよ。
褒めてくれる人もたくさんいるけど、そうじゃない人間も一部いるんだよ。
そういうものなの。
日の当たる場所があると、その反対側には影ができるのが自然の摂理なんだよ。
その中でオレにできることは、そういう人とは付き合わないこと、そして、その人たちの悪口を言わないことだと思うんだよね。
それよりも、恵美子さんは『復讐するはわれに我にあり』という言葉を知ってるかい?
『われ』は人間ではなくて、神様のことなんだよね。
あなたが復讐しなくていいですよ、私がやってあげますから、過ぎたことに心煩わせるのはやめなさい、ということなんだよ」
それから、しばらくして、私たちはそういうことがあったことすら、すっかり忘れてしまいました。
毎日が充実して、楽しかったからです。
あの時、神様は何をなさったのか、私たちにはよくわかりませんが、素晴らしい奇跡が起きました。
一人さんの豊かになる考え方が、ニューヨーク、ロサンゼルス、ロンドンなど海外にも広まり、ファンが増えていったのです。
そして、「ロサンゼルス一人さん会」から「恵美子さん、こちらで講演してください」とオファーを頂いて私は渡米し、講演をさせていただきました。
そのご縁は、今も続いているのです。
あの時、もし裁判を起こしていたら、このようなことが起きなかったような気がしてならない私なのでした。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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