病気を経済で考えると現実が見えてくる
病気の経済的リスクを真剣に考えてみたことがありますか
考えてみてください。
病気になってしまうと、お金を消費する側にしか回れないのです。
収入はないのに支出ばかり。
家族の人手も奪ってしまう。
収支勘定を見た時の、マイナス面の大きさは、病気になってみないとみんな気がつきません。
私は割合早い時期にそんな経験を積んだので、こんなばかばかしいことはやっていられるかという気持ちが強かった。
「病気になったら治せばいいじゃない。
具合が悪くなったら病院に行けばいいじゃないか」みたいな感情の人が多いのですが、近頃かかる病気でそんなに簡単に治る病気はなかなかないのですね。
そんな単純なものではありません。
今の日本の医療制度、病院にかかっても比較的安いから、自分が病気になった時のことを非常に安易に考えているようですが、それは甘い考えと言わざるを得ません。
日本がだんだんアメリカのような医療状況になることを、今から分かっていた方が絶対にいいと思います。
我々は、病気になって収入が奪われるという面のリスクについて、もっと真剣に考えてみるべきでしょう。
かかるお金という面で言えば、確かに現在はまだ医療費は3割負担ですし、任意の保険に入っていれば保険料も入ってきます。
けれども、病気になった本人はもちろん働けませんし、病人の世話をする人は、それまでのように、自由に働けないことを考えてみてください。
これって大変なマイナスだとは思いませんか。
あなたの病気は自分のビジネスチャンスばかりか、身内のビジネスチャンスや、得られるはずの収入も奪ってしまうことになります。
直面すると本当にその大変さを実感します。
みんなに申し訳ないと思っても、いざ病気で倒れてしまっていてはどうすることもできないのです。
「健康じゃなきゃビジネスで成功するわけがない。
病気を経済で考えてみてごらんよ。
現実が見えてくるからさ」
一人さんがそういうのは当然でしょう。
自分が病気で倒れることのリスク。
それを今から経済観念できちんと理解しておいた方が絶対にいい。
口で言うほど生易しい問題ではないはずです。
周囲を悪環境に巻き込む病
私には、いくら仕事をしたくても、病気に邪魔をされてどうしようもない時期を過ごした経験があります。
「病気で横になっていても頭は働くでしょう」と言われても、実際良い考えなんか浮かびっこありません。
出てくるのは病んだアイデアばかりでした。
病気をすると、仕事ができない、仕事に支障が出るばかりか、人間関係をはじめとして、何から何まで全てが変わります。
前にも触れましたが、本人だけの問題ではないのですから。
でも、身内は周囲の人たちはその人を放っておけません。
動かざるを得ません。
ということで、病人を核にして、彼(彼女)を取り巻く二重、三重、四重の犠牲者は必ず出ます。
絶対に足を引っ張ります。
介護が必要な人が出たら、家庭は崩壊するってよく言われますよね。
身内だったら人情ですから、結局、面倒を見ることになります。
それをやりたくてやっているとしても、自分のやりたいことを置き去りにしてやらなければならず、介護している方もものすごいストレスを感じるわけだし、受けている方もストレスを感じることもあるでしょう。
要するに、全体の「気」がマイナスになるわけです。
よほどしっかりした人がそばにいないと、全体が崩れてしまいます。
それまで着々と気づいてきたビジネスや信用も一緒のうちにガタガタになる恐れがあります。
病気とはそれほどまでに凄まじい勢いで、私たちからエネルギーを奪い取っていくものなのです。
健康と信用の共倒れは最悪です。
ただ、人間であるからには誰もが病気になる可能性を持っています。
だから、健康か病気かといった白黒的な考え方をするよりは、病気にかかる可能性を減らす、または病気にかかっていてもいかに軽く済ますかが大切だというのは言うまでもありません。
病気になった状態にしても、病気の重さの幅があるということです。
例えば同じ風邪をひいても、10日も寝込むこともあるし、2日で職場復帰することもあります。
前もって対処しておけば絶対に病気にならないとは言いませんが、少なくとも何も気を使っていないよりは絶対に軽く済むはずです。
そう考えると、健康に投資する意味を少し理解してもらえるかもしれません。
病気は自分も周囲もマイナスの「気」にしてしまう
斎藤一人さんの話を纏めました。
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