私、忘れたいことがあるんですけど、パッと思い浮かんで、嫌なことが頭の中でフラッシュバックするんです!!
こんにちは、Greenです。忘れたい記憶には光と闇の両面があります、光の面にフォーカスして上書き保存するメソッドを紹介します。
仕事での失敗や失恋、思わぬトラブルなど…人生に嫌なことはつきものです。「時間が解決してくれる」なんてよく言いますが、実際に嫌なことは早く忘れてしまいたいものです。
人は皆誰でもある嫌な記憶
忘れようとすればするほど、むしろ鮮明に思い出してしまうものです。
嫌な記憶とは、たとえば次のようなものです。
- 大失敗
- 大恥をかいた出来事
- 恋人にひどい振られ方をした
- いじめられていた
- 病気・うつ病の経験
- 事故の衝撃
- コンプレックス
- トラウマ
私にはたくさんありますよ。
なぜこれらの出来事をいつまでも覚えているのでしょうか?
防衛本能
人間の中には動物の本能が幾つか残ってると思いますが、その中の一つに危険を回避するための説明の付かない感覚があると思います。これを不要残留本能といいます。
「何となく嫌な予感がする。」などと言いますが、説明ができないあの感覚です。
これは、本能的に身を守ろうとするために、無意識のうちに体験の中から蓄積した、危険(危ない事=嫌なこと)を最重要事項として潜在的に記憶の深い所にしまっておくようになっているのではないかと思うのです。
野生動物が人に慣れないことや、逆に人と接触したことのない無人島の鳥は、人が近付いても逃げないとかいうのを聞くと、動物である人間も、一度経験した危ない事、嫌なことを潜在的に強く記憶して、二度と危険な目に合わないようにしているのではないかと想像しています。
嫌な出来事に納得していない
衝撃的な出来事については覚えているものの、その出来事で何を感じ、どのような傷を負ったのかが整理できていないんです。
例えば
- 恥ずかしさ
- 怒り
- 恐怖
- 不安
- 後悔
- 懺悔
- 相手の気持ちを知りたい
納得していないことというのは、失敗した後も何度も何度も脳内で反復しながら考えてしまいます。この何度も思い返すことで記憶として定着してしまうのです。自分で納得した嫌な記憶よりも、理不尽な出来事や身に覚えがない出来事などの方が嫌な記憶として定着しやすいのは、そのためです。
病気である
嫌な記憶を忘れられないのは、次のような病気が関係しているケースもあります。
- 超記憶症候群:全ての出来事を記憶してしまうこと
- サヴァン症候群:知的障害や発達障害の人が持つ優れた能力
- 発達障害:自閉症、アスペルガー症候群、注意欠如・多動性障害(ADHD)など
うつ病や発達障害などの精神疾患になる人は、一般的なレベルよりも感受性が鋭敏だと言われており、他の人がすぐに忘れるようなことも記憶する傾向にあります。
また、「超記憶症候群」という珍しい病気は、アメリカに実在します。
忘れたい記憶を消す方法はダメ!嫌な記憶を上書き保存します
トラウマになっている嫌な記憶を消すには、脳を手術でいじるなどの荒療治をしないかぎり無理です。だからこそ、今すぐ発想を逆転してください。記憶を消すのではなく「記憶の上書き保存」をするのです。
トラウマになっている「嫌な記憶」を紙に書きだす
まず、あなたが忘れたい嫌な記憶を紙に書き、トラウマの原因をご自身で客観視してください。正直、とっても苦しいワークだと思います。
しかしながら、人間が最も恐怖を感じる時って、原因が分からない、見えない「暗闇の時」です。原因を見て見ぬふりしているときも恐怖が膨らみます。
原因を明らかにすることで「光」がさしはじめ、苦しみから解放される入り口に立てます。
ただし、心が苦しいときは、このワークは無理にやらないでOKです。
体調の良いときや、今なら大丈夫かなぁと思えたとき等、ご自身のペースを一番大切にしてください。
「嫌な出来事」の体験があったから学べたことを書きだす
あなたは、嫌な出来事を体験したことで、多くを学び、人として強くなり、成長して、他人の気持ちが分かる優しい心を育てました。
これは間違いないと、私が保証します。
ただ、今までのあなたは、そんな「光の面」にフォーカスをしなかった。
だからこそ今から、光の面だけを見て生きるための『愛と光の地図』を作っていきましょう。
過去の嫌な出来事から「愛と光の地図」を作る質問
・ 私は○○のおかげで○○が学べた。
・私は○○のおかげで○○になった。(強くなった、優しくなった、~の才能やスキルを得た etc)
どんなに小さな学びや得たことでもOK!
数をいっぱい書き出すことを意識してください。
少なくとも、このワークをしている間は嫌な記憶を「嫌な記憶」として認識できません。このワークをしている間は、前向きな感情にしかなれないんです。
「愛と光の地図」を眺める
大切なので繰り返します。トラウマの原因は『闇の地図』ばかりをず~っと眺めてきた結果でしたよね。
それでは、トラウマの解消には逆をやればOK!つまり『愛と光の地図』ばかりを眺める癖に変えるだけです。
私たちは「1日に約6万回の思考」をします。それは、その思考の大半は「ネガティブ思考」と言われています。
なので、コンディションが優れないときなどは、過去の嫌な記憶を思い出すこともあるでしょう。人間にとってマイナス思考は「平常運転」だから仕方ないんです。
しかし、そのままネガティブ思考に浸っちゃうとトラウマが悪化する危険性があります。
そんなときは『愛と光の地図』を開いてボーっと眺めましょう。
これを習慣にすればするほど、トラウマの原因だった嫌な記憶がどんどん「どーでも良い記憶」になっていきます。「そういえば過去に囚われる時間が減ったかも」そんな実感を持ったらチャンス!トラウマ解消の兆しです。
ポイントは「執着」をしないこと!
嫌な記憶を思い出しても全然OK、それが普通だって思って気楽に構えてください。ただ、それにプラスして『愛と光の地図』をちょっと眺めようかな~って思うだけで良いんです。無理せず気楽に取り組むことがトラウマを最短で克服する秘訣です。
気軽に『愛と光の地図』を使って下さい
皆様、いつもご精読ありがとう御座います。