こんにちは、アシスタントのメロンです。私はネガティブな思い込みを取り除きたいんですが、良い方法はありますか?
ネガティブな思い込みとは、具体的にどういう事ですか?
人に対して自分の意見があっても、従順に振る舞うことです。そうしないと嫌われると思うんです。
こんにちは、Greenです。今回はネガティブな思い込みを手放すセルフワークを、少し簡単にお話ししてみます。
リミティングビリーフ
ネガティブな思い込みは、ビリーフと言ったりもします。
リミティングビリーフと言う時もあります。
例えばどういうことがあるかといえば、良い子にしなければ叱られる。
良い子にしなければ嫌われる。
良い子にしなければ見捨てられるとか、そういったものです。
信じていることをビリーフとと呼ぶんですね。
自分は良い子にしていないと、周りに見捨てられてしまう。
そんな風に信じたりしていると、当たり前ですが、親に対して従順に振る舞うんです。
親の言いつけを守って、親の言う通りにするんです。
何とかして、好かれようとして振る舞うんです。
良い子になろうと頑張るんですね。
頑張って、頑張ってきたりすると、大人になってからも、人に対して従順に振る舞っていれば、自分が嫌われずに済むんです。
従順にさえ振る舞っていれば、自分を認められるんです。
そんなふうにして、1回信じたものはどこまでも信じるんですね。
本当はこういうことが言いたいのに、本当はこういうことがしたいのにという場面があったとしても、とにかく従順になろうとするんです。
被害者意識
なかなか自分のことを素直に表現できないでいるんです。
それによって、すごく悩みを抱えてしまうんです。
こういうことが結構起きるんです。
あるいは場合によっては、自分ばかりが犠牲になるんです。
どうして自分はこうなんだろう。
どんどん自分で自分を責めてしまって、落ち込んでいくんです。
それはやはり疲れることですよね。
そういうところを変えていくための自分一人でできるセルフワークを、これからお話ししてみます。
人に従順に振る舞っていれば、嫌われずに済む。
そういうことを信じている人は、結構多いんですね。
それは視点を変えれば、すごくいいことなんですよ。
例えば、この人はどういうことを考えているんだろうか?
嫌われたくないとか、見捨てられたくないとか、そういうのを持っていたりすれば、先回りして、相手の気持ちに寄り添うんです。
相手の気持ちを察知することが、ものすごく磨かれているのです。
視点を変えれば本当にいいんです。
それがいつも、いつも過剰に、人の顔色ばかり伺っていると、やはり、かなり疲れるんです。
ビリーフ、自分を制限してしまうビリーフを、取り扱うときは是非注意して欲しいんです。
メリットがあるということを、認識しておいてくださいね。
こういうことを信じているから、一切ダメなんだ。
そうではなくて、自分にはよく役立つ側面もあるということを、認識してほしいんですね。
その上で、これからはこんなことを信じたいとか、それを少し考えてもらいたいんです。
どんなふうにワークしていくんかですが?
シンプルなワーク
非常にシンプルなことなんです。
1.信じていること(ビリーフ)
↓ (主観)
2.行動したこと
↓ (客観)
3.結果
(客観)
何を失ったか?
何を奪われたか?
何を手に入れられなかったか?
このまま信じ続けるデメリットは?
今回は、自分を制限してしまうようなネガティブ系のビリーフです。
どうせ私は嫌われるんだ。
自分の意見を言ったら、人から嫌われてしまうんだ。
つまり自分が信じていることです。
とりあえずは、自分が信じていることを、10個ぐらい書いてみてください。
それもネガティブ系のものですね。
信じたものを行動する場面があると思うんです。
例えば自分はこういうことをしたいんだと、意見を言う場面があった時、信じていることを素直に言ってはダメなんだ。
素直に言ってはダメなんだと、そういうことを信じているせいで、本当は言いたいことがあるのに黙っていた。
そういう行動とったんです。
これが自分が実際にしたことです。
最後はその結果です。
その結果何が起きましたかということです。
本当は反対だったのに、何も言えなかったので、賛成側に入れられてしまった。
自分が何も言えなかったおかげで、本当はやりたくないことを無理やりにさせられたんです。
1の自分の信じていることは主観です。
2と3は客観です。
事実なんです。
どんなことが起きたかを書いてください。
信じていることを10個かいたのであれば、最低でもエピソードが10個出てくるんですね。
ここまでをまず整理してください。
ここからが今回の本題に入らせていただきます。
その結果、よろしくない結果になっていると思うんです。
私は何を失ったんだろうということを、是非考えて欲しいんです。
或いは私は何を奪われてしまったんだろう。
あるいは私は何を手に入れられなかったんだろう。
あるいは私が信じていることを、信じ続けることの他のデメリットはなんだろう。
答えをいくつも考えて欲しいんですね。
今回はあえてデメリットだけを考えてもらうんですが、信じているおかげで、よろしくない結果になっていると思うんです。
何を失ったというか、何を手放したでも構いません。
自分の自信を失っただとか、尊厳を失ったとかですね。
自分の権利を奪われたんだとかです。
勇気を手に入れられないとか、そういうものをどんどんご自身で整理整頓してみて、書き出してみてください。
結構嫌な作業なんですが、こんなにも失ってるものがあるのかということで、デメリットに気づけるだけでも、リミティングビリーフ、これが世界だと信じていたんですね。
その世界が緩まってくるんですね。
アファメーション
さらに緩めるためには、何をするかというと、結果を踏まえた上で、次は何を信じますかということです。
これを是非考えて欲しいんですね。
意識だけではダメで、必ず行動が伴うものです。
信じたことを、その通り行動するんです。
先ほどの例だと、自分の意見を言ってはダメなんですね。
嫌われてしまうんだというのを、信じているのであれば、私は私の意見を言っても大丈夫。
意見を言っても、大丈夫なんだということを信じたとします。
もし何かの場面で意見が求められるようであれば、とりあえず自分の意見を言ってみてください。
言ったならば、どんな結果になるか分かりませんが、とりあえず言えたんです。
すごいと思って、自分自身を労ってあげて下さい。
これは地道に、このサイクルをやっておかれると、新しいビリーフが自分に定着してきます。
例えばアファメーションだけやって、つまり信じるということだけをして、何の行動も起こさないというのが、自己啓発系で結構あるんですね。
自己実現
必ず行動も伴って欲しいんですよ。
行動が動機を強化していくんです。
行動すればするほど動機が強化されていくんです。
早めに刷り込むためには、この行動をたくさんして行かれると、良いのではないかと思っています。
非常にシンプルなんですが、やはり自己実現に向かうためには、自分を見つめなおしてみるんです。
私の経験では、避けて通れないんですね。
だからこういうワークをしてみると良いとは思っています。
1から3までのワークだけですと、単なるダメ出しになるんですね。
やっぱり自分はダメなんだということになるだけなんです。
だから新しく信じることを考えて、行動をするということです。
3の結果まで出すと、1に戻って新しく自分の信じることを考えて、行動をするということです。
目的は新しく信じることなんですね。
信じていることは単なる手段です。
手段と目的を履き違えないようにして欲しいんです。
特に被害者意識の強い方は、ダメだし材料を見つけて、これで結構満足されるんです。
新しく信じるという目的のために、1から3までのワークがあるんですね。
ここがポイントなので、ぜひお忘れなきようにお願いしたいです。
それを分かった上で、ワークをやってみられるとよいと思います。
最初の1で10個書き出すのが大変な方は、5、6個ぐらいから始められると良いですね。
ちなみに親子で行っても、非常に良いと思います。
お子様に対して、お子様がよろしくない体験をしている時に、どんな行動をしたからこういう結果になったのか、聞いてみてあげてください。
何を信じているからそういう行動を取ったのかも聞いてください。
全部3から逆算して聞いてあげてください。
3から2、2から1と聞いてあげてください。
こういうことを信じているから、こういう行動をして、こういう結果になったんだということを、子供さんに対して整理整頓してあげるんです。
こういうことを信じていて、今回は何を失ったのか?
こういう結果になったけど、結局あなたは何を失ったの?
3の内容ですが、お子様の年齢に合わせて、表現方法を変えてあげてみてください。
最後に
あなたは何を手に入れられなかったのか?
あなたがもしこういうことを信じていて、同じ通り行動して、この先どういう結果が起きるかを考えてあげて、こういうことを信じてはだめなんだ。
そういう風にお子様が思ったところで、その次に新しく信じることは何ですか?
そんなふうにしてみられると、ショートコーチングにも役立つと思います。
いかがでしたでしょうか、今回も最後まで記事を読んでいただいてありがとうございました。是非試してみてください。
皆様、いつもご精読ありがとう御座います。
お手数ですが、遠慮なさらずに押して欲しいんです。