斎藤一人さんのお弟子さんの知り合いは、「部長の小言も給料のうち」と毎日明るく会社に通っているそうです。
- 質問1 威張っちゃいけない、なめられちゃいけない
- 質問2 枕詞
- 質問3 「部長の小言も給料のうち」
- 質問4 やらなくていい
- 質問5 やる気を起こす方法
- 質問6 気持ちの持ち方
- 質問7 魅力を引き出す方法
- 質問8 なめられています
質問1 威張っちゃいけない、なめられちゃいけない
上司に何もしていないのに怒鳴りつけられています。
その上司は、自分より役職が上の人にはペコペコしているのに、立場の弱い人や、つまり部下や、下請けの人には、意味もなく威張り散らしています。
対処する方法があれば、お教えいただければ幸いです。
斎藤一人さん
偉くなると、すぐに威張る人っているよね。
部下に命令口調で話をしたり、頭ごなしに怒鳴ったり。
斎藤一人さんは、そういう人と関わりたくないね。
いいかい。
本当に偉い人はね、絶対威張ったりしないんだよ。
部下や同僚にだけじゃない。
コンビニの店員さんにも、どんな人にも分け隔てなく、優しいの。
どんな立場の人にも平等に接していると、見ている人が見ているの。
「あの人は誰にでも同じように優しいね」って。
多くの人が評価してくれるんだよ。
偉くなっても、威張っちゃいけない。
もちろん、偉くない人も威張っちゃいけないよ。
人は誰でも平等で、尊いものだということを忘れないことです。
そして、もう一つ、伝えておきたいのは、どんなに立場が下であっても、相手からなめられちゃいけないということ。
下請けだから、新入社員だから、と泣き寝入りしちゃいけないんです。
優しい人って自分の気持ちを迎えてしまうんだけど、これじゃいけないんだよね。
あるとき、居酒屋さんに行ってね、こんな場面に出くわした。
「お前、何やってんだよ。橋が足りないんだよ」
「早く水、持って来いよ。とろいな」
と、立て続けに命令口調で文句を言う、中年のサラリーマンがいたの。
あまりに威張った言い方に、そのお店のアルバイトの子は頭にきたんだろうね。
「箸を持ってきてほしいということですね」
「水を持っていけばいいんですね」
と聞き返していた。
冷静だなって感心していたら、サラリーマンが、
「お前、馬鹿じゃないのか? 生意気だよ」
って大声で怒鳴った。
すると、アルバイトの子は、
「私は馬鹿じゃありません。謝ってください」
と静かに返したんだよね。
文句を言ったサラリーマンは、黙っちゃった。
自分のことをバカにされたら、怒ってもいいんです。
ただ、反論するにしても暴力や暴言ではなく、この子のように、感情的にならず言いたいことだけ伝える。
自分を守れるのは、自分しかいないんだから、こういうプライドを持つべきです。
威張っちゃいけない、なめられちゃいけない。
この気持ちを持っていれば、どんな相手でも、堂々と仕事ができる。
弱気になったら、この言葉を思い出すことだよ。
世の中、思った通りにならないこともある。
そういう時、「威張っちゃいけない、なめられちゃいけない」を踏まえて答えを出すと、不思議とうまくいくんだよ。
普段こう思ってると、だんだんとなめられないで対処できるようになる。
威張っちゃいけないと思っていれば、威張らない人になる。
練習なんだよね。
自分を守れるのは自分だけ。
馬鹿にされたら、時には怒ってもいいんだよ。
質問2 枕詞
斎藤一人先生は、作家でもあり、もちろん実業家でもあります。
実業家としての先生にお聞きしたいのですが、部下を注意する時には、どういう風に注意をして、どういう心構えでいれば良いのでしょうか?
教えていただければ幸いです。
斎藤一人さん
部下や同僚がミスをした時、あなたならどう注意するかな?
「何やってるんだ、馬鹿野郎」
「あ~あ、なんてことをしてくれたんだ」
「だから、やめろって言っただろ?」
注意する前に、こんな風に感情をむき出しするような「枕」をつけていないかな?
感情をそのまま言葉にしてはいけないよ。
怒られた人は、先に枕詞だけを受け取ってしまう。
すると、次に来る注意した内容なんて頭に入ってこないんだよね。
だからね、部下の間違いを見つけたら、すぐに注意をしないこと。
間違いを直す為に、どう伝えたらいいか、よく考えるべきなんです。
そして、その場では注意しない。
注意したい相手には「いい話があるよ」って、後で呼び出すの。
大勢の前で注意をして、その人に恥ずかしい思いをさせないようにね。
人前で怒られるって、プライドがズタズタにされるからね。
それに、アドバイスするんだから、「いい話」に違いないよね。
なるべくいい話になるように、話を持っていくんです。
例えば、お客様に商品を渡す時、無雑作に袋を渡したとするよね。
「なんで、きちんと商品を渡せないんだ! この前教えただろ!」ではなくて、「紙袋の取っ手が取りやすいように渡したほうが、お客さんも取りやすいよね。今度、やってごらん。お客様も喜ぶよ」って伝える。
上司は、言い方に配慮すべきなんです。
注意するのにも「愛」が必要なの。
一度、怒鳴られると、また怒鳴られるかもと思って、萎縮してしまう。
すると、いい仕事をする余裕が持てなくなるからね。
でも、愛のある言い方をすれば、部下だって「次は直そう」「もっとお客様のことを考えよう」って気持ちになるでしょ?
率直にアドバイスだけを受け取れるようにしてあげるのも、上司の役割だよ。
愛のある言い方は、子供に対しても、パートナーに対しても一緒だよ。
「いい話があるよ」と言って、アドバイスする。
それだけで、言いたいことが率直に相手に伝わるからね。
怒りの感情ではなく愛情ある言葉を投げかけると、
相手はアドバイスを受け取れる。
これが、お説教をアドバイスに進化させる法です。
質問3 「部長の小言も給料のうち」
上司から、話し声が聞きにくいと注意されています。
もとより、小さな声で話す方なんです。
大きな声で話すのが恥ずかしいんです。
その声の大きさを、度々上司から、嫌味を言われています。
話をするとなると、萎縮してしまうのです。
仕事は一生懸命にして、それなりに結果は出しています。
上司からは、評価はされていません。
しかし私も人間ですから、こう度々注意されると、やる気がなくなってしまいます。
どうすれば良いのかを、斎藤一人さんの忌憚のないご意見を聞かせていただきたく存じます。
よろしくお願いいたします。
斎藤一人さん
精神修養をするために滝に打たれる人がいます。
あの滝が会社にあると思えばいい。
滝に部長の名前をつけて、
「今日もあの〇〇の滝に打たれに行こう」
と思えば、楽しくなります。
部長に怒鳴られたら、
「ありがとうございます。修行になります」
と心の中でつぶやけば、部長の小言さえありがたく聞こえてきます。
斎藤一人さんのお弟子さんの知り合いは、
「部長の小言も給料のうち」
と毎日明るく会社に通っているそうです。
そうしたら、本当に会社が楽しくなったと言っていました。
不平不満は自分の心の中でいくらでも処理ができるんですから、愚痴や泣き言でわざわざ心を暗くしないで、仕事を続けると決めたのなら、楽しく続けましょう。
評価されない時は声を大きく、
「ソ」の音程で話してみる。
一生懸命、顔晴ってるのに、評価されないとやる気がなくなってしまいます。
これも仕事に行きたくなくなる原因の一つです。
世の中は公平ではないから、一生懸命やってもなかなか評価されない人もいますよね。
そういう人でも、神様はちゃんと見ていてくれてるので、別のところで評価してもらえるんですが、少なくとも会社ではなかなか評価が得られない。
そうするとだんだんやる気がなくなってくるんですね。
そういう人に私は今すぐ効果が出る方法を教えています。
それは声を大きくすることです。
出世した人を見てごらんなさい。
大抵声が大きいですよ。
挨拶だってなんだって、大きな声を出しています。
反対に目立たない人や、なぜかいつも怒られてしまう人は声が小さい。
学校でいじめられる子も、大抵声が小さいんです。
人って面白いんです。
挨拶する時小さな声で「おはようございます」と言うのと、大きな声で「おはようございますっ!!」では印象が全然違う。
でっかい声で挨拶する人は、
「こいつに何か言うと反撃される」
と無意識に思われるので、あまり怒られない。
自分が評価されていないと感じるなら、まずは大きな声で話すこと。
低い声だと聞こえにくいから、できるだけ声を高くした方がいい。
斎藤一人さんの経験から言うと、「ドレミファソ」の「ソ」の音程がいいんです。
大きな声で、ちょっと声を高くして「ソ」の音程で話せば、それだけで印象が全然違ってきます。
本当ですよ。
こんな小さなことでも、自分を変えることができるんです。
やってみる価値はありますね。
斎藤一人さんの感覚では変わる人は、だいたい10年単位で大きく変わる感じがします。
斎藤一人さんのお弟子さんに、小さい時からずっといじめられてきた人がいました。
周りから「ダメな子」と言われ続け、斎藤一人さんの会社の代理店になる時も、「この人が社長になんかなれるわけがない」と反対されました。
この人は声が小さくて蚊の鳴くような声でしゃべるから、
「もっと大きな声でしゃべるんだよ」
と斎藤一人さんがいつも教えていたんです。
このお弟子さんも変わりましたよ。
10年単位で変わっていって、今はたくさん売上を上げて、億万長者です。
この間驚いたのは、この人がみんなの前で講演をしたことです。
蚊の鳴くような声でしか話せなくて、
「私、人前で話すのが苦手なんです」
何て言ってた人が、大きな声で、大勢の前で堂々と講演をしているんですからね。
これは立場が変わって、この人が社長になって、人前で話さなくっちゃいけない状況になったからなんです。
つまりは出来なきゃいけない立場になった時に、その時までにできるように神様がちゃんとしてくれているんです。
この人はここまで来るのに20年くらいかかった。
でも変れた。
だからたった今、評価されなくてもいいんです。
自分にできることを続けて、どんなに小さくてもいいから自分が変わるための一歩を踏み出し続ける。
少し大きな声で挨拶するということでもいいから続けていれば、いつかは私のお弟子さんみたいに評価してもらえる日がやってきます。
評価されない時は声を大きく、
「ソ」の音程で話してみる。
質問4 やらなくていい
お金を貯められる体質になるには、年明けには今年こそお金を貯めよう。
目標50万円と威勢のいい決意をするのですが、春頃にはすっかり熱も冷めて挫折してしまうことの繰り返しです。
お金を貯められるようになるにはどのような心がけを保てば良いのでしょうか?
そのために役立つ口癖はありますでしょうか?
斎藤一人先生のお知恵をお教えいただければ幸いです。
斎藤一人さん
はい、じゃあ答えますが、あなたは貯めた方が良いと思ってるんですよね。
それでするんですよね、途中で忘れちゃうんですね。
ところでやらなくて良いんです。
それより楽しく生きることを考えてください。
無理して貯めて、苦しくなるよりは、良いことを知っていて、途中で出来ない人はやらなくて良いんです。
やらなくても困らないですから、大丈夫ですから、それより元気で明るく働きに行ってください、体を健康にしてた方が良いです。
質問5 やる気を起こす方法
働くのは大好きですが、たまにめげてしまって、顔晴るのが辛い時に、すぐに気合が入って、また頑張れる方法がありますでしょうか?
斎藤一人さん
自分以外の人のために役に立ってるんだとか、会社の役に立ってるんだとか、同僚の役に立ってるんだとか、社会の役に立ってるんだとかそういう気持ちになると、やる気が出てきます。
質問6 気持ちの持ち方
頑張っていますが、なかなか仕事で成果が上がらない場合は頑張る方法や頑張る方向性が間違っているのでしょうか?
どのようにすれば良いかヒントをいただければ幸いです。
斎藤一人さん
これは本当に社会の役に立っているのか、会社の役に立ってるのか、同僚の役に立っているのか、そういう風に周りが良くなることを考えると上手くいきますから、やってみてください。
人間は働きながらでも、いつも奉仕の気持ちを忘れないで、そうすると上手くいくもんです。
質問7 魅力を引き出す方法
リーダーや経営者が周囲の人の頑張る力を引き出したい時に、おすすめの方法があれば、教えていただければ幸いです。
斎藤一人さん
自分の中に神様がいる。
相手の中にも神様がいる。
お互いの中に神様がいてると理解した時に、斎藤一人さんがよく、自分を愛して他人を愛しますという話をしますが、自分を愛するということは、自分の中に神様がいてるということです。
自分の中に神様がいてるということがわかります。
相手の中に神様がいるということがわかります。
そうすればお互いが魅力のある人間なんです。
魅力がない人間だと思うと、何をしてもうまくいかないんです。
もともと私たちの中には「分け御霊」というう神様がいてるんだ。
そういうつもりで相手に接すると、良いところが見えてきますから、魅力を引き出せると思うんです。
なんか分かりづらい話で申し訳ないんですけども、そういうことです。
質問8 なめられています
嫌いで攻撃的な人に感謝できないのですが、私のことを嫌いで、些細なことでも突っかかってくる人間に感謝は出来ません。
そういう人との会話も給料の一部だとして、仕事だと割り切りますが、その人の存在そのものを感謝することが出来ません。
どうすれば良いでしょうか。
斎藤一人さん
簡単に言うとになめられてるんです。
なめられてる人の特徴はいつもオドオドビクビクしてるんです。
これを止めてください。
「威張っちゃいけない、なめられちゃいけない」と1日何回も繰り返して言ってください。
自然に対処ができるようになります。
まずはやってみてください。
斉藤一人さんのお話を纏めました。
皆様、いつもご精読ありがとう御座います。
www.youtube.com https://youtu.be/rkWJawvcEqg
お世話になっております。
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