それは、相手に良くて、自分にも良くて、さらには世間にもいいことを考える。
そして、そのことを神様が見た時に丸をくれるとしたら、それは必ずうまくいくんです。
絶対、失敗しない考え方
「まるかん」の仕事をしていて何がすごいと思うかと言うと、一人さんの開発した商品は失敗したことが一度もないということです。
全て、成功か大成功なのです。
普通、企業では100に一つでもヒット商品が出れば大成功だと言われています。
それなのに一人さんが開発した商品は百発百中でヒット商品になります。
さらに本を出せば必ずベストセラー。
この秘訣は一体、どこにあるのでしょうか。
そのことを聞いたところ、一人さんはこう話してくれました。
「あのね、この世の中では人から相談された時でも、仕事をする時でも、自分に良くて、相手にも良いことを考えるようにするの。
その上さらに、世間にも良いことを考えるの。
そうすれば大抵のことはうまくいくんだよ。
これは近江商人が実践していた『三方よし』っていう考え方なんだよね。
それで俺に言わせれば、さらにその上があるんだよ。
それは、相手に良くて、自分にも良くて、さらには世間にもいいことを考える。
そして、そのことを神様が見た時にマルをくれるとしたら、それは必ずうまくいくんです。
つまり、相手にも、自分にも、世間にも良くて、神様がマルをくれる『四方よし』を考えればいいんだよ。
さらにもう1つ言えば、『まるかん』の商品を売っている人たちが、俺と同じ気持ちで売ってくれているって事なんだよ。
例えば『まるかん』の人達って、電話に出ても『感謝してます』って言うし、人と会っても『感謝してます』って言うよね。
普段から『感謝してます』って言ってる会社と、そうじゃない会社では、構成要素が全く違うの。
すると、お客さんに与える印象も違うし、その会社の波動も違ってくるの。
だから当然、結果も違ってくるよね」
実はこの講演会をする前にも、一人さんに「どんな内容の話をすればいいですか?」と質問しました。
すると一人さんは、「忠夫ちゃんに良くて、話を聞いてくれた人にも良くて、それで実践したら世間にもいい。
それを神様が見ていてマルをくれる本ができたらいいよね」と言ってくれました。
私が話した内容に神様がマルをくれるかどうか分かりませんが、ただただ、今この話を聞いてくれている皆様方のの幸せを願うばかりです。
不幸の原因はあなたが作っている
アメリカのサブプライムローン問題に端を発した世界同時不況とか、ヨーロッパの国の金融不安とか、個人レベルでは簡単に解決できない問題がたくさんあります。
しかし、だからと言って、国が悪い、政治が悪いと言っているだけでは問題解決になりません。
私たち一人ひとりができることってたくさんあるんです。
そして、それはそんなに難しいことではありません。
一人さんはそれを、こんな風に話してくれました。
「あなたの不幸を作っているのは国家の問題ではないんです。
日本はいい国なんです。
国が悪い、あれが悪いって、それもあるかもしれません。
ただ、国家を良くすることは、俺たちにはなかなかできないよね。
だけど、俺たちの構成要素を変えることはできるよね。
だから、それをやろうよってことなの。
会社でも何でも、それをやろうよって。
まず自分でできることを精一杯やってみて、それで文句を言いたいなら、それは言ってもいいんです。
俺にしてみれば、これって常識なの。
ご飯を食べないで『腹減った』って言ってると、『ご飯食べな』って言われるよね。
だからそれと同じで、言葉を変えたらって。
顔変えたらって。
なぜかって言うと、あなたは、自分がされても嫌なことをしてんだよね。
『人に傷つけられた』とか言っておいて、あなただって『あの人嫌い』とか人を傷つける言葉を言うだろって。
ブスっとしてる人がいたら「何、あの人!」って言うだろうって。
あなたは自分でも許せないことを人にもやってるんだよね。
それで幸せになろうって無理だと思わない?
あなたにとって一番、感じのいい人って誰?って聞くと、怒った顔の人じゃなくて、笑顔の人って言うんだよね。
『斉藤さん、おはようございます』って言われて、『ああ、おはよう』って言うと気分いいじゃん。
気分いい事って昔から決まってるんだよね。
その分かりきったことをしない人生って、どんな人生ですかって。
全てのものには構成要素があるんだから、その構成要素を変えたらこうなりました。
ああなりましたって言うのが俺たちの集団で、それって面白いことだよね。
辛いことでも何でもなく、面白いことなんだって。
それがなかなかできないんだったら、仲間内だけでもやった方がいいよね。
それだけでも人生、随分違うよ」
世の中は不公平
世の中には、自分の思い通りにいかないことがたくさんあります。
例えば、自分が間違っていたために失敗したなら納得もします。
でも、生まれながらに貧乏だとか、身体が弱いとか、自分自身では決められないことが原因で不幸の場合はどうでしょうか。
多くの人はそれを、「不公平だ」と考えるのではないでしょうか。
確かにその通りです。
世の中は不公平なんです。
でも、だからこそ修行は面白いんだって、一人さんは言います。
「例えば兄弟が2人いて、弟が『お兄ちゃんばっかり可愛がって不公平だ』って言うけど、この世の中はもともと不公平なんだよね。
口でみんな平等って言うけど、それは建前なんだよ。
世の中は建前通りじゃないんだよ。
学校の先生だって好きな生徒と嫌いな生徒がいるんだよ。
俺なんかは可愛がられたことなんかは1回もなかったんだよな。
なぜかって言うと、可愛くないから。
それって問題ですかって、何の問題もないんだよ。
だから、『兄貴は可愛がられてるのに、俺は可愛がられなくて損だ』じゃなくて、俺は可愛がられなくても生きられるんだって思えばいいの。
兄貴は可愛がられなきゃ生きられない人なんだよ。
可愛がられてたやつの方がだいたい、頼りないんだよ。
さらに言えば、親は可愛がらなかった方に世話になって死んでいくって法則があるんだよ。
だから、お前はつべこべ言わないで働けって。
なぜかって言うと、親の面倒を見なければならないからなんだよ。
それを、『兄貴ばかり可愛がって、自分を可愛がってくれなかった』って言うからダメなんだよ。
『お母さんは兄貴を可愛がってあげて、俺はがんばるから』と言って、優しい弟になればいいんだよ。
幸せとは「可愛がられる」ことじゃないの。
「面倒を見ることができる」ことなんだよ。
面倒を見られているやつと見ているやつでは全然違うんです。
幸せの観念が違うし、構成要素も全然違うんだよ。
自分が可愛いからねなかったとしたら、可愛がられなくても生きていける人間なんだよ。
だから、『親も兄貴も自分が面倒見なきゃいけないんだから働くんだ』って言った時、人生が全然、変わってきちゃうの。
よく、『僕は成功者になりたいんです』って言う人がいるけど、普通の人と同じように考えて行動してたら、普通のことしか起きないんだよ。
普通じゃないことをして、初めて普通じゃない現象が起きるんだよ。
要するに、あなたは更生しているものは何ですかってこと。
『妹ばかり可愛がって両親は私を恨んでる』って言うより、『うちの親は妹みたいなのが好きだから』って、思っておけばいいの。
それって、犬を飼ってたり、猫を飼ってたりするのと同じなの。
可愛がられない人間はせっせと働くの。
それで兄弟の面倒も親の面倒も見るの。
それを得だと思うか、損だと思うかで構成要素が変わってくるの。
そこが大きいんだよ」
斎藤一人さんの話を纏めました。
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