誰にでも「この人にすべての良きことが雪崩のごとく起きます」と言えるかどうか、今、試されるんだな、って思ったんですね。
神様のお試し
私が、まるかんの仕事を始めた頃の話です。
うちの事務所の前に車が停まると、決まって、
「邪魔だから車をどかせ!」
怒鳴り込んでくる男性がいました。
私は「わぁっ、きたっ」て思ったんです。
というのは、ちょうど、その時、私は、出会う人、出会う人、全員の幸せを願うと心に決めて、毎日、毎日「この人にすべての良きことが雪崩のごとく起きます」という練習をしていました。
「覚悟すると試される」といいますが、実際、出会う人、出会う人、全員の幸せ願い始めたら、例の男性が怒鳴り込んできた。
ということは、誰にでも「この人にすべての良きことが雪崩のごとく起きます」と言えるかどうか、今、試されるんだな、って思ったんですね。
でも────。
自分の部下を、いわれなきことで怒鳴りつけている男性の幸せを願うなんて。
言葉だけでも言えばいいんだ、って、何度も自分に言い聞かせても、その男性に「この人にすべての良きことが雪崩のごとく起きます」とは言いたくない。
けれど、全員にやるって決めたのに、この男性にだけ言えないのか、と思うと、悔しいんですよ。
じゃあ、どうやったら言えるかな?
ひとりさんに相談したら、
「まず、『この人の中の真の魂に申し上げます』と前振りをして、それから、
『この人に、すべての良きことが雪崩のごとく起きます』って言えばいいじゃん」って。
今この男性はまだ気が付いてないけど、この人の心の中の奥の奥に、綺麗な神の魂があるから、その本当の、「真の魂に申し上げます」と言ってね。
そして、真の魂に向かって、
「この人にすべての良きことが雪崩のごとく起きます」と。
そんな風にして、その男性の幸せを願っていたら、何日かして、その人、うちの事務所に来なくなりました。
自分っていいやつじゃん
他人の幸せを願う。
今まで、通りすがりの人の幸せを願ったことありますか?
おそらく、ほとんどの方はないと思います。
私も私、ひとりさんから教わるまで、そんなこと、考えたこともありませんでした。
そんな自分が、出会う人、出会う人の、幸せを願うんですよ。
知らない人にもやるわけでしょう。
なんかね、自然と心が豊かに、すっごい心が豊かになるのね。
そうするとお顔が、ものすごく人相学的に豊かな、お顔になってくるんです。
それともう一つ。
自分のことはあんまり好きじゃない、と言ってた人も、
「この人に、すべての良きことが、雪崩のごとく起きます」
って、やってるうちに、
「あぁ、自分っていいやつじゃん」
と思えてくるんですね。
大体、「自分って、ダメじゃん」と思ってるから、好きじゃないんですよ、自分のことが。
はたからみれば、あれもできるし、これもできるのに、どうしてダメなの?
と思うけど、勝手に本人は「自分はダメだ」と思っちゃってる。
それって、自分が何か、もっと、できるようになりたい、と思うから。
もっと上を望んで、望み通りにならなかったからって、勝手に自分のこと貶してる、というのかな。
そういう人が多いんですね。
でも、本当に、他人の幸せを願ったり、いろんなことをやってる自分を、客観的にね、見た時に、
「あ、自分ってまんざらじゃないじゃん、いいやつじゃん」
って、思えてくるんですね。
ひとりさんの詩「人生は波動」
ひとりさんからもらった詩で、「人生は波動」というのがあるんです。
人は愛と光
曼荼羅は無限の宇宙
成功はやすらぎ
人生は波動
私のために、この詩を作ったんじゃないですよ、ひとりさんは。
もう、何年も前に、ひとりさんが「こういう詩を創ったんだ」って、見せてくれたんです。
その時、私、ひとりさんにお願いしたんです。
「お願いだから、この詩を私にください」って。
なぜかと言うと、この4行に人生のすべて、宇宙の摂理が凝縮されているから。
絶対、この詩を超える詩はないと思ったから、「私にください」って。
ひとりさんは、「そこまで、この詩の意味が分かってくれるなら」って、この詩を私にくれた。
「はなゑちゃんの詩にしていいよ」って。
だから、無理やり、私の詩にしたんですね。
だって、本当に、人生は波動だから。
波動って何ですかって?
波動とは、人の想いが醸し出すムード、と言うか。
ほら、よく「あの人とは波長が合う」とかって言うじゃないですか。
あの人と波長が合う、合わない、と言った時の波長が、波動です。
ひとりさんからもらったあの詩の中に、幸せだとか、人生の成功、全部、入っているんです。
人生の成功とか、幸せというのは、経済的に豊かになったり、社会的に成功した結果、えられるものではありません。
まず、波動が先なんです、あなたが何を想い、どんな波動を出しているか。
波動通りの人生を引き寄せるんです。
ですから、豊かな波動を出している人に、豊かさが来る。
だから、幸せになりたいなら、「この人に、すべての良きことが、雪崩のごとく起きます」と言うといいよ、って。
あれの最大の目的は、自分の心を豊かにする、ということなんです。
他人の幸せを祈る、豊かな波動になっちゃうと、その波動通りの人生が来るから、実は自分が一番豊かになる、というわけ。
だから、ひとりさんが教えてくれていることは、結果、あなたがそうすることによって、あなたが本当に幸せを手に入れるようなことを、教えてくれているんですね。
ひとりさんが教えてくれた「人生のルール」
皆さん、人生のターニング・ポイントがいくつかあると思うんですけど。
私の人生で、最大のターニング・ポイントは、やっぱり、喫茶店をやっている時に、ひとりさんに出会った事なんですね。
昔からあるじゃないですか、宿命論とか、運命論とか言われている考え方、「この世に生まれたら、人生が決まってるんだ」という考え方が。
私は元々、そういう考え方が、大嫌いなんです。
もし、決まってるんだとしたら、生まれてくる意味ないじゃん、って。
自分の人生を切り拓いていく人生の方がいいわ、と思ってて。
でも、現実に切り拓いていけるのかどうか、私には確証がなかったんですね。
そしたら、ひとりさんが、私がやっていた喫茶店に現れて、教えてくれたんです、「宇宙の摂理」とか、「人生のルール」を。
結論から先に言っちゃうと、今よりちょっとでも自分を高めていこうという人間は、人生を切り拓いて行ける、って。
「定め」は変えられる、って。
自分は、前世に、こういうろくでもないことをしたから、今世、こういう人生でもしょうがないって、自分の人生を諦めている人がいるとしたら、そんなバカな考えは、もう、改めるべき。
なぜって、その考え方だと、人生って罰なんですよね。
前世、自分がしてたしたことの罰を受けるために、今世、生まれてきたと生まれてきた、あなたは思ってるんですよね、って。
でも、ひとりさんは「それは違うよ」って。
自分が前世でこんなことをやったから、因果応報で、自分は今世でこういう経験をして、罰を受けてるではないんです。
そんなことは決してない、神は人に罰を与えないんです。
神様は、そんな意地悪のことをしないんですよ。
確かに、私たち、前世に間違いをしています。
私もしています。
みんな、しているはず。
人というのは、何度も何度も生まれ変わりながら、自分の魂を成長させていくんです。
前の自分は、今の自分より未熟だったんだから、誰かに辛い思いをさせた時もあるし、ね。
人を殺してしまったこともあると思うし、殴ったこともあると思います。
でも、自分がこんなことをして、どんなに相手がつらかっただろうなとか、人の痛みがわかった時、
「もう、そのことは卒業」
って、神様は見てくれるんです。
言い方を換えると、人間らしい、やさしい気持ちを、愛を、目の前の人に出していくことを学ぶために、人は何度も生まれてくるんですけれど。
その中で、「人を許せる」ということが、最大の修行なんです。
どんな事情があろうと、人を許すことができるようになった時に、いろんな因果が消えるんですよね。
そして、人を許せる人間になるよう、魂の成長を促してくれるのが、他人の幸せを願うことや天国言葉とか、ひとりさんが教えてくれていることなんです。
斎藤一人さんの話を纏めました。
皆様、いつもご精読ありがとうございます。
お世話になっております。
Youtubeのチャンネル登録よろしくお願いします。
我が儘勝手で申し開きもございません。
上記の赤色のボタンを押してくださいね。
お手数ですが、遠慮なさらずに押して欲しいんです。