ただ、何をするのでも、「今、自分ができること」からスタートするしかない。
「今、自分が大切にできるもの」を大切にするしかないのです。
夢が叶わないのは、「大切にするもの」が間違っているんです
以前、私の知り合いのお金持ちのところへ、若者が勉強しに来ていたことがありました。
知り合いは最初、若者に「お金持ちになれるよ」「なれるよ」って励ましていたらしいのですが、ある時、ふと思ったことがあって、「お金持ちになる前に、彼女、作ればいいじゃん」と言ったそうです。
そしたら、その若者がすごく喜んだ。
なぜ喜んだのかと言うと、お金持ちになりたい理由が「彼女が欲しいから」なんですよ。
「彼女作ればいいよ」と言われて喜んだということは、当人にとってそれが「できそうなこと」だったんでしょうね。
何を言いたいのかと言うと、夢を思い描くのはいいことなんですよ。
ただ、何をするのでも、「今、自分ができること」からスタートするしかない。
「今、自分が大切にできるもの」を大切にするしかないのです。
例えば、いくらベンツに乗りたくても、予算が足りなければ国産車にするとか、自分の手が届く範囲というのがあるでしょ?
国産車だって努力がいるんだよ。
買うのにも、それを維持するのにもお金がいるんだから。
でしょ?
それを、「あの人がベンツに乗っていたから」とか、「国産車なんかじゃ嫌だ」と言ってるだけで何も始まらないの。
それより、国産車を買える人間になることです。
今できる努力をするんです。
彼女が欲しいのならば、「顔はこうで、外見がこうで」とか注文をつける前に、まず自分が魅力的な人間になることです。
そして、彼女ができたら、その人を大事にするんです。
全てのものは『今ここ』から始まると言いたいのです。
1階を立てていないのに、いきなり2階を建てるなんて、荒唐無稽なことは無理なんです。
遠くを見る
今、この目が見ている世界は、『見えない世界』と連動しているんです。
何か問題が起きて困った時は、「遠くを見るといいですよ」ということを言うんです。
それは、「あの人がこうしてくれない」とか、」「あの人はいつも、どうでこうで」とか、自分が困っていることに囚われていると、視野が狭くなって、解決できる問題も解決できなくなっちゃう。
だから、「遠くを見る」のです。
囚われた心をふわっと開いて視野を広げるために。
私も、困っている人に「遠くを見るといいですよ」ということがあるんです。
ただし、一人さんの「遠くを見る」は、心の世界の一番遠くなんです。
つまり、自分がなくなり、光の国で生まれて、神様に会う時をイメージするのです。
人は生まれてくる前に、神様と2つの約束をしてきます。
1つは、この人生を楽しんできます。
もう1つは、人に親切にしてきます。
そして、再び光の国に戻ってきた時に、神様に聞かれるんです。
「楽しんできましたか? 人に親切にしてきましたか?」
その時、自分はどういう人生を神様に報告したいのか。
神様に「成長して帰ってきたね」と褒めてもらいたいのか、どうか。
そういうことを考えるのです。
現実の世界で自分が今、直面している問題は一旦、横に置いて、光の国で神様と再会した時のことを考えるのです。
すると、それまで見えていなかった問題の本質が見え、問題解決に向けて自分がやるべきことが見えてきます。
たとえ、それが見えてこなくても、大丈夫。
なぜなら、神様との約束を思い出せば、展開が変わり、現実が変わっていくからです。
これを「見えている世界は、見えていない世界と連動する」と言います。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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