車内の汚れや散らかりはその人の心を反映していて、その心の状態が事故に結びついたのだと言えるかもしれません。
事故を起こす人の車は汚い!?
自分が生活をしている空間を汚すことが、どれだけ人の運気を下げるかということを、私はこんな体験から知りました。
それは一人さんと出会う以前のことです。
私が社会人として最初についた仕事は、自動車の販売でした。
もちろんその仕事の中には車を売るだけではなく、様々なアフターサービスがあります。
その中の1つに、事故を起こして動かなくなった車を、警察に引き取りに行くということもありました。
私は以前、自分が車を売ったお客様を事故でなくすという経験をして以来、「この世の中から自動車事故をなくしたい」と強く願うようになりました。
そんなある日、事故を起こしたお客様の車を警察に取りに行った時、前から一度聞いてみたいと思っていたことを、その警察の事故車を担当する係の方に尋ねてみました。
それは、「事故を起こす車に、何か共通することはあるか?」ということです。
すると係の方は、私が予想もしなかったことを教えてくれました。
それは、事故を起こした車の80%は、「車内がとても汚い」ということです。
もちろん、それは事故で車内が汚れたり散らかったということではありません。
明らかに、事故以前から車内が汚く、不必要なものが散乱していた形跡があるというのです。
お掃除本の中には、「部屋の状態は自分の心を反映した、写し鏡のようなものだ」と言ったことが書かれているものもあります。
それと同じで、車内の汚れや散らかりはその人の心を反映していて、その心の状態が事故に結びついたのだと言えるかもしれません。
また、車内が汚れたり散らかったりした状態がマイナスの波動を出し、人気を下げたことが事故につながったという風にも考えられます。
人が幸せに暮らすための構成要素の中でも、とても重要なことなんだと私は思うのです。
それともう一つ、先日、一人さんにとてもいいことを教わりました。
それは、常に「ゆっくり、ゆっくり、お先にどうぞ」という気持ちでいるということです。
イライラしていると体にも悪いし、ミスも多くなります。
だからそんな時にはゆっくりと深呼吸をして、「お先にどうぞ」という気持ちでいるのです。
そうすれば心にゆとりができて車の事故を防げるだけではなく、生活全般にも心のゆとりが生まれるようになります。
生まれ持っての構成要素
よく、「私は生まれつき、こうなんです」っていう人がいますよね。
確かに生まれ持った性格とか、育った環境なんかも人の人生に大きく影響します。
しかしこうした、生まれ持った構成要素も、努力次第でいくらでも変わるんだって、一人さんは言います。
「世間の人って、自分の親がこうで、生まれがこうでって、それが自分を構成してるって思っているんだよね。
でも、その構成要素は今までの構成要素なの。
大人になると、自分で作った構成要素があるんです。
親が貧乏でもお金持ちになっちゃう人とかもいるよね。
だから、生まれ持った物って全ての構成要素ではないんだよ。
両親が不幸でも幸せになっちゃう人もいるの。
何が言いたいのかって言うと、あなたがこの人生で作り上げた構成要素もあるよね。
たとえあなたの生まれが貧乏だとしても、今は明るく生きてるって言うと、それが構成要素になっちゃうんだよね。
だから全然違ってきちゃうの。
貧乏でいじけちゃった人と、そうでない人と電話、全然違う人が育っちゃうってことなの。
家が貧乏で苦しければ苦しいほど、それでも笑顔で生きてる人ってすごく立派な人になっちゃうの。
だからそれは立派に生きるための構成要素になったんだよね。
どんな構成要素でも、それは自分自身の生き様なんです」
環境という構成要素
水が環境という構成要請で変わることで氷に、雪に、雨に、雲に変化するように、人間にとっても環境は非常に大切な要素です。
ただ、多くの人は環境と言うと住んでいる地域の自然や利便性、治安や文化といった大きなことを考えがちですが、まず自分が生活している部屋や職場の環境がどうなっているかを考えることが一番大切です。
自分が生活している部屋か職場の環境を変える上で、一番手軽で効果があるのが掃除です。
近年、片付けはお掃除本がベストセラーになるなど、多くの人がこのテーマに関心を寄せていることが伺えますが、それだけ片付けや掃除ができない人が増えている証拠ではないでしょうか。
部屋をきれいにするということは、健康を考える上でも重要です。
汚い部屋は衛生上、よくありません。
人が綺麗なところを好むのは、そうした本能が人間に備わっているからです。
また、部屋が片付いていないと機能的にもよくありません。
必要なものがすぐに使えなかったり、忘れ物やなくしものが増える原因にもなります。
一人さんは掃除をする時の重要なポイントとして、「片付けること」よりも、「捨てること」が大切なんだと言います。
不必要なものは使わないものがたくさんあると、そこからマイナスの波動が出て、運気を下げるのだそうです。
だから、必要のないものは捨てる。
どうしようか迷ったものも捨てる。
いつ使うかもしれないと言ったものも捨てるのです。
そうすることで部屋が片付いて運気が上がるだけではなく、無駄なものを買わなくなるまで、結果的には経済的にも良いのです。
以前、一人さんが「トイレをきれいにすると金運が良くなるよ」と言ったことを聞いて、トイレだけは綺麗にしたものの、玄関や他の部屋が汚いままの人がいました。
もちろん、これでは運気は上がりません。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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