自分が考えついた方法で持って、その壁を乗り越えることがどうしてもできないのだとしたら、それは「越えるべき壁」ではないの。
その時は、横道に行ったりすればいいんだよ。
「幸せのなり方には、その道に行かない、という方法もあるんだよ」
私は一人さんの話を聞きながら、考えていました。
(一人さんは私に何を伝えようとしているんだろう)
すると、一人さんは、
「今日、裕子ちゃんをドライブに誘ったのには理由があるの。
裕子ちゃんにとって『いいお知らせ』があったんだよ。
今から話すから、聞いててくれるかい」
「はい」
人間、生きてると、いろんなことがあるよね。
楽しいことばかりじゃなくて、嫌なこともある。
だけど、私は、こういうの。
「あなたに乗り越えられない壁はないよ」って。
これはどういうことかと言うと、例えば、今、自分の目の前に立ちはだかる壁がある。
その時、この壁をよじ登ろうとする人がいる、壁を壊そうとする人もいる。
だけど、壁の越え方って、壁には一切触れず「横に曲がる」という手段もあるし、「穴を掘って下に行く」ということもできるんだよね。
だから、私が言う「あなたに乗り越えられる」というのは、壁が出てきたらよじ登りなさい、壁を壊しなさい、と言っているわけではないの。
落ち着いて周りを見てみたら、壁の横に入り口があるかもしれない。
穴を掘るといいかもわかんない。
はしごをかけたら超えられるかもわかんない。
壁を超える方法はいくつもあるのだから、まずは自分が考えつく方法を全部出してごらん、ということなの。
そして、自分が考えついた方法でもって、その壁を乗り越えることがどうしてもできないのだとしたら、それは「乗り越えるべき壁」ではないの。
その時は、横道に行ったりすればいいんだよ。
「超えるべきではない壁」を何とか征服しよう、よじ登ろうとするのをやめるの。
その道は、行ってはいけない道なんだよ。
あのね、幸せのなり方には、「その道に行かない」という方法もあるの。
道を歩いてきたら、そこに壁があって、どうしても超えられない壁なんだとしたら、「そちらに行ってはなりません」と神様が教えてくれているんだよ。
横に行くか、後ろへ戻りなさいと言っているの。
人間はね、皆、神様の子供なの。
裕子ちゃんもそうなんだよ。
親は、我が子を見捨てたりはしないの。
だから、「神は我を絶対に見捨てるわけがない」って。
壁が出てきたのは「そっちに行っちゃいけない」という、神の愛なんだ。
そう思った時から、人はいろんなものが見えてくる。
もっと楽しく生きられるんだよ。
「私、会社を辞めて良かったのかも」
私がそう言うと、一人さんは、
「自分がそう思ったのなら、正解だよ。
『超えるべきではない壁』だったんだよ」
「神様が教えてくれたんだ、『そっちに行っちゃいけない』って」
「そうだよ、神様が見つけるわけがないじゃないか。
神様に愛されているんだよ、君は」
斎藤一人さんの話を纏めました。
皆様、いつもご精読ありがとうございます。
お世話になっております。
Youtubeのチャンネル登録よろしくお願いします。
我が儘勝手で申し開きもございません。
上記の赤色のボタンを押してくださいね。
お手数ですが、遠慮なさらずに押して欲しいんです。