こんにちは、アシスタントのメロンです。私は、自己啓発セミナーに通っているんですが、なかなか現実が上手く回ってくれないですね。
メロンちゃん、自己啓発セミナーに通っている動機は何ですか?
人から、賞賛を得るためです。
こんにちは、Greenです。今回は劣等感を手放すヒントということでお話をしてみたいと思います。
自己実現
自分に自信がある人は、自己実現による幸福感みたいなものを、これまでの人生の中で、大なり小なり、何度か経験しているということが、すごく多いと感じています。
自己実現とはどういうことかと言うと、他の人から命令された、例えば親とか兄弟とか、先生とか、他の人から命令されたり、押し付けられたりして仕方なくした。
そういうものではなくて、自分軸でこれは大切だ。
自分自身にはこれには価値があると思っているような夢とか目標を、叶えるということです。
ここでは、自己実現と言っています。
自分軸の目標を達成したときの喜びの大きさというのは、他の人から賞賛を得るとか、尊敬されるとか、そういうことによる喜びの大きさよりも、格段に大きいです。
それは大きくて深くて、心底から嬉しいんです。
そういうことを五感で感じることを知っているんですね。
偽りの自分、自分を偽ってでも、他の人から尊厳を得ようとか、他の人から賞賛を得ようとか、そういう事は面倒なので、やらないんですね。
他の人から尊厳や賞賛を得るために、本当に偽った状態で何かを得られたとしても、実際に何かを得られたとしても、心の底から満たされるということはありません。
そういうことを知っているんです。
知ってるからこそ、ありのままの自分としっかりと向き合う必要性、そういうこともちゃんと知っています。
ありのままの自分と、しっかりと向き合ってるからこそ、どんどん自分に自信が持てるようになんて行ったりするわけです。
劣等感
例えば自分に自信がない方の特徴の一つとして、自己紹介がものすごく苦手なんです。
そういうことを面接をしていると、すごく気づかされたりするんです。
どうして自己紹介が苦手になるかと言うと、自分の劣等感的なものを隠して、ウィークポイントを隠して、自分が他の人から賞賛される様な部分ばかりを、相手に伝えようとするんです。
パニック
自分は何を紹介すればいいんだろう。
それを考えるだけで、パニックみたいになったりしていくんです。
色々考えるんですね。
こういうことを言えば、笑いを取れるのではないかとか、色々なことを考えるんです。
考えてるそばから、そもそも自分に自信ないので、こんなこと言っても、絶対に笑ってくれないよなとか、こんなこと言っても、すごいと言ってくれないよとかです。
すごいと言ってくれなければ、どうしようみたいな風になって、頭が混乱して、パニックになってしまうんです。
それで真っ白になるんです。
このように、自分の価値、自分自身の存在自体を過剰に高く見てもらおう、他の人からすごいですねと言われるように、見てもらおうとするんです。
実はそういう時は、周りをほとんど見えてないんですね。
実は周りが見えていなくて、周りのことを客観的に考える余裕が、全然なかったりするんです。
自分のことを、よく見てるだけで、精一杯なんです。
賞賛獲得欲求
ちなみに、周りのことを考える余裕がないということは、相手の立場に立つということが、全然できてません。
相手の立場に立つことが、できていないということは、相手のことを思いやったり、気遣ったりすることも、全くできていないんです。
むしろうっかりすると、自分の価値を高めるためであれば、むしろですよ、相手のことを、こき下ろしてしまうんです。
そのことにも、夢中になったりすることが、結構多かったりします。
例えば誰かに「あなたこんなことも知らないの」「こんなこともできないの」というような、相手を小馬鹿にするような発言をするんです。
それは相手の方を、小馬鹿にしてるというよりも、小馬鹿にしたいという感情が、あるかもしれませんが、案外、「どうだ、こんなことを知っている自分は凄いだろう」
「どうだ、こんなことをできる自分は凄いだろう」
もっと私を、崇め奉れみたいな感じです。
そんな風に相手に、褒め称えて欲しいみたいな、実はどろっとした欲求が、隠れていたりするんです。
そういう風に私は思っています。
自分を賞賛してもらうという賞賛欲求、そういうことを満たすことに夢中になっているせいで、うっかりすると、他の人を傷つけてしまうんです。
下に見下してしまう発言ばっかりするせいで、人間関係がうまくいかないんです。
しかし自分では、見下しているということに、案外気づいてません。
でも何か言ってしまって、相手の方から、「どうしてそんなにひどいことを言うんですか」と言われて、そんなつもりで言ったつもりはないんですね。
何かとコミュニケーション上で、誤解されてしまうんです。
何かと後悔してしまうんです。
もしそういう人がいらっしゃるのであれば、もしかすると、ご自身でも気づかないまま、相手の方に相当、自分のポジションを高めるために、相手のことを下げてしまうんです。
そういうコミュニケーションを、無自覚にしてるからではないかと思うんですね。
視点
そこを客観的にチェックしてみるのが、良いと思います。
そして客観的にチェックするだけではなくて、自分の尊厳ばかりを満たすことに、夢中にならないことですね。
あるいは、自分の尊厳を満たしてくれという風に、過剰に相手に要求しないんです。
これを客観的に一度、普段ご自身がどういう風にコミュニケーションをとっているのかということを、客観的に見てみると良いのではないかと思っています。
悩まれている方は、ポケットにICレコーダーを入れて、人と面白おかしく喋っている時に、自分はどういうことを言っているのか、本当に相手の立場になって、自分が発言した発言を、相手の立場になって考えてみた時、傷つくみたいなことを、言っていないかどうかをチェックして欲しいんですね。
どうしてもですよ、劣等感に悩んだり、苦しんだりして、何とかしたいと思って頑張っている時は、その劣等感が周りの人にバレないか、ちゃんと隠せているかなんです。
そういうことばかりに意識が向いているんです。
私は、それゆえに、周りが見えなくなるんです。
エンドレスな頑張り地獄
私は見下されているのではないかとか、誰かから悪口を言われてるのではないかとか、誰かから嫌われてないかとか、誰かに迷惑をかけていないか、自分は本当に高く評価されているのか、そういう事ばかり気になってくるんです。
普通に楽しいこととか、普通に嬉しいこと、感動すること、そういうことを感じられなくなるということが、意識に引っかかってこなくなったりするんです。
振り返った時に、何も楽しいことがありませんでした。
そういうことが起きたりするんです。
劣等感がばれるのではないか、内心ではびくびくおどおどしている時は、やはり、自分はどうしてこんなに臆病なんだろう。
自分ことを責めたり、自分に対してイライラしたり、あるいは、自分に対してびくびくおどおどさせるような環境に対して、さらにイライラするんです。
こうしてネガティブな嫌なサイクルが、回りだすんですね。
いかにして自分のことを、周りより優位に立たせるか。
いかにして自分のことを、周りより優れているかを伝えるか。
そういうことを人生最大のテーマ、人生の目的にしてしまうと、エンドレスな頑張り地獄になるんです。
本当にイライラの世界から抜け出せませんし、すごく苦しくなってしまうのではないかと思っています。
自己啓発
少し話がそれますが、自己啓発系のセミナーに行ってたり、自己啓発系の本を読んでいたりして、一生懸命に勉強されてる方、しかし、一生懸命に自己啓発とかしているのに、何かうまくいかないという方は、一度チェックしてみるといいと思うんです。
自己啓発する際の目的が、自分自身のためとかではなくて、周りから良い評価、周りから「すごいですね」と言ってももらう。
あるいは、周りを自分の価値観通りにコントロールする。
人のことを蔑んだような、そういう目的でやってませんか。
人を見下すための自己啓発とか、自分の尊厳を高めるだけための自己啓発になっていませんかということです。
これ、伝わりますか?
自己啓発の目的が、本当は自分の価値観に沿ったような自己実現みたいなことであれば、多分結構なスピードで、成長していくと思うんです。
そうではなくて、周りから称賛されるためだけ、逆に周りを見下すためだけ、そっちの方が目的になっていると、いくら良い本を読んでも、いくら良いセミナーに行っても、なかなか現実はうまく回ってくれません。
罪悪感
せっかくお金を払って勉強しているのに、何かうまくいかないな、何かうまく変化しないなと思っている方は、一度ご自身を、自己啓発自体の目的、動機といってもいいですが、それを自分の劣等感を隠すためにしていないか。
自分の罪悪感みたいなものを隠すために、していないか。
私が、隠していることに、今、気がつきました。
そういうことはぜひチェックしてみると、良いのではないかと思っています。
最初の話と終わりの話がずれてますが、今日は何についてお話ししたかと言うと、自信がないという時には、劣等感との関係性が切り離せないんです。
最後に
自分に自信がないといった時に、自分の自信がないといいったことを隠すために、他人から賞賛を得るみたいな方向に頑張ってしまうと、余計に自信がなくなるんです。
逆に自分に自信がある方は、他人が自分のことをどう評価しようと、お構いなしで、自分で決めた、自分軸による目標。
その目標を達成するために、毎日、毎日、どんどん行動をして達成の喜び、他人宿の目標を達成するよりも、自分軸の目標を達成することの方が、ものすごく嬉しいことなんです。
ものすごく充実することなんだなと。
いかがでしたでしょうか、今回はこういう話でした。少しややこしい話で申し訳ないんですが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
皆様、いつもご精読ありがとう御座います。
お手数ですが、遠慮なさらずに押して欲しいんです。